日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事 188
『わびさび庵』
ブログ186の画像を引いて部屋全体を入れて撮ったものです。
ところで訂正を一つ。
前回のブログで建て主が壁の仕上げを行ったわけですが
このようにうまく塗れるには、わけがあり
それをお伝えするのを忘れていました。
白壁の下地は石膏ボードには違いないのですが
その上にすでにkobauコバウという塗下地用の壁紙
が張ってありました。
だから素人が塗っても、こうもうまくゆくわけです。
なにせ、現場監理の最中
この壁紙を貼ったときは、
もうこれで十分! 汚れさえ気にしなければ、
と思うくらいきれいでしたから。
クロスを張った方も職人そのもの。
腕の良さは技能グランプリ入賞で実証済みです。
ところで窓の外には屋根が見えます。
部屋の天井はそのまま屋根(軒)となって外部に現れています。
室内にある要素が外にもあること。
これによって
外も内に取り入れた広がりが出てくる、
内外の一体感を出すテクニックです。