ミッドナイト・イン・パリ Midnight In Paris

2011-05-13 21:54:50 | コメディ
ウディ・アレン監督、2011年の作品。パリを舞台に、アメリカ人作家ギルにおきた夢のような不思議な出来事を綴る。

少し前からパリの街にもちょいと良い感じのポスターが貼られ出し、
パリが舞台だし、主演がオーエン・ウィルソンということもあり、
ずいぶん楽しみにしてました。

ちなみにこの作品は、ちょうどいま開催中のカンヌ映画祭のオープニングだったらしいですね。
確かに、芸術の都パリへの愛が込められた作品だから、内容的にぴったり。
一度カンヌ映画祭には行ってみたいけれど、パリからは少ーし遠いねー。
でも映画祭中、パリではどの映画館でも3.5ユーロで映画が見れます。
まぁ僕はUGCのillimité Carte持ってるから関係ないけどね(笑)


さて、パリという街はかなり汚いという現実を
僕はよく知っている訳なのですが、
しかし監督、よく撮ったもので、
ほんと、観客にため息をつかせるべく、街をきれいに美しく切り取りフィルムに収めています。
(でも、つい、じーっと見て、ゴミとか落書きとか探してしまう、、笑)

婚約者とともに、パリにやってきた作家のギル。
彼にとっては、パリとはかつて名だたる文豪たちの交流の場となった芸術に洗練された街である。
でもフィアンセのイネズ(レイチェル・マクアダムス)にとっては、パリと言えば観光とショッピング。
彼が「雨が降ったパリは本当に美しい」なんて言っても、理解してくれる由もなかった。

そんなある夜、
イネズが友人たちとダンスに行ってしまい、
一人ホテルに帰る途中、道に迷ってしまう。
疲れて教会の階段に座りこむと、ゴーンゴーンと鐘が鳴り響く。
すると、一台の古めかしい車が彼の前で止まった。
中からはパーティーに行きませんかと誘う、
これまた古めかしい衣装の男女たち。

手を取られて車に乗り込み、とある邸宅へ。
すると、どうもおかしい。
紹介される人物は名だたる芸術家ばかり。
アーネスト・ヘミングウェイ、スコット・フィッツジェラルド、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ……。
彼はなんと、1900年代初頭のパリに紛れ込んでいた!


設定がちょっと面白いです。
ストーリーや展開は、ほんと期待通り
いつもーのウディ・アレン監督作品といった感じなのですが、
やっぱり笑ってしまいますねー。

オーウェン・ウィルソンのビックリした顔ってスゴい好きです。(笑)

いつもどおり、しっかりオチもつき、
すべてそれぞれ収まるところに収まって、
パリの夜は、今宵も更けてゆくのでございます。


Midnight in Paris Trailer 2011


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みさ)
2011-05-19 23:26:18
はじめまして。
たった今、パリの友人と電話をしてて
カンヌの話をしていまして、彼は映画監督で
カンヌに行っていたらしく、私がパリを大好き
なのを知っているので、冒頭は素敵にパリが
描かれてるから、君は絶対東京で上映されるなら観るべきと言われ、ネットでチェックしてたどりつきました~
パリに住んでいた事もあるので、汚いパリも勿論知ってますが、本当に大好きなパリの風景。
早く観たい~と思いました。
Unknown (トーテムさん)
2011-05-20 06:24:17
>みささん

僕はこの映画のおかげで、
ちょっとパリの街への愛着が生まれたようです(笑)

日本ではウディ・アレンの作品は
下手をすると、
1年後とかの公開だから、
気長に待つ必要があるかと思いますが、
確かに、パリ好きなら、絶対オススメですねー。

お楽しみに。

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