kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

マグニフィセント・セブン

2017年02月13日 | ★★★★☆
日時:2月12日
映画館:109シネマ広島
パンフレット:残念ながら売り切れ

海外出張と重なってしまい、なかなか劇場に行けずじまいだったが、出張時の機内上映のプログラムにあるじゃないか・・・
って、そんなご馳走を前にインスタントラーメンで事を済ますようなことするかあ!!

帰国後、劇場を探したら、三週目ですでに上映回数が激減。西部劇には風当たりの強い世の中よ。

「荒野の七人」のリブートとして、公開前は不安視する声もあったが、公開後はまずまず評価が良い。
ワタシの感想は、21世紀の西部劇。(←ヒネリのない答え)

まず、監督のアントン・フークワといえば、生真面目に荒唐無稽な話を演出できるという印象があるのだが、今回もそれが功を奏したように思う。
話の発端となる悪党の暴虐ぶりなど、マカロニならまだしも、今では冗談みたいなのだが、まずそれがないとそれ以降の話が盛り上がらない。話がシラケない、適度なさじ加減。

7人もののキモの1つは各人のキャラクターと集め方なのだが、本作では手短。しかし、7人の人種・国籍が黒人、アイリッシュ、フランス系、メキシコ人、東洋人、インディアン(西部劇ならインディアンだろ!)、デブでジジイとひと目で分かる構成になっており、今のハリウッド映画スタイルである一方で、すでに行間でキャラクター説明をしている点が上手い。(みんなアングロサクソンの白人だったら、ゼロから説明せんとイカンもんなあ。)逆にステレオ・タイプな展開が読めてしまいますが。

七人参集後は悪い連中と撃ちあうというお決まりの展開となるが、実にいいですね、悪い連中。
ヒゲ面で薄汚く、口にはタバコ、ちゃんと「悪いガンマンの制服」ロングコートを着用(含むアイパッチ)。「どうやって生計たてているんだろう?」とか「誰が給料出してんねん。」とか「そもそも何人おんねん?」という良識ある疑念を掻き立ててくれる連中。殺りがいがありそうだわ。

本作の素晴らしいのは、ほぼ考えられる西部劇の戦いを全て見せてくれるという点。
ファニング、ライフル、ショットガン、ランダル、弓矢、ナイフ、斧、ロングショット、カウボーイシューティング、ダイナマイト殺法、即席大砲、大通りでの決闘、そして我らのガトリングガン!!(ただし、予告編でこれを見せたのは大失敗。この銃の崇高性(?)が薄れてしまった。)

映画の後半はほぼほぼ殺しのカタログ化し、町なかでの立体的な戦いを楽しませてくれる。もちろん、七人ものの必須条件として身内に被害も出れば、市民も容赦ナシ。登場人物の死亡率と映画の評価が正比例するワタシの評価は悪くなるはずもない。

ただ、痛快な一方で、映画表現としての西部劇のガンファイトも出尽くしてしまった感が否めない。寂しいなあ。

エンディング・クレジットは当然、「荒野の七人」のテーマでシメ。時代を超えてカッコええわ。

ところで、今度の土日は第17回マカロニ大会。たぶん、本作の話だけでも時間足らんのだろうなあ。






題名:マグニフィセント・セブン
原題:The Magnificent Seven
監督:アントン・フークワ
出演:ディンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ビンセント・ドノフリオ
ジャンル:
ウェブログ
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