kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

シンクロナイズド・モンスター

2018年01月06日 | ★★☆☆☆
日時:12月30日
映画館:バルト11
いつもキュートなアン・ハサウェイ。お利口さんな役が多いけど、今回はダメOL役で映画のエグゼクティブプロデューサー、そして怪獣役も兼ねています。(笑)

ニューヨークに住む休職中ライターのアン・ハサウェイは酒癖が悪く、二日酔い・記憶喪失の常習者。同棲中の彼氏にもとうとう愛想をつかされ、マンションから追い出されてしまう。
故郷に帰り、幼馴染のバーを手伝うことになるが、時同じくしてソウルに巨大怪獣が出現。なぜか分からないが、特定の時間・場所での自分の動きがシンクロされることに気づいた彼女の運命は・・・

信じられないくらいのバカ設定で、大暴れする怪獣映画を期待したのだが、そこはアン・ハサウェイ。ソウルの被害に心痛めた彼女は幼馴染ほか友人に相談し、原因究明と事態の打開を図る。せっかく怪獣になったのなら、ウルトラQの大怪獣マーチみたいに街中破壊しろよ。

【以下ネタバレあり】

その代わり、幼馴染の彼が巨大ロボットとしてソウルに出現。他にも色々あって、こじらせ女子のアン・ハサウェイと彼の間に痴話喧嘩が勃発し、これが延々と続く。
気候のすぐれない寒々とした街で、酒癖の悪いOLとバーオーナーの揉め事・・・。他の女優が主役だったら、完全に別テーマの映画だろう。

最初は気立てがいいと思われた幼馴染は、嫉妬心から徐々に常軌を逸した行動に走り、その本性が表れるに従い、二人の溝が決定的となり・・・

この幼馴染の行動は腹立たしいことこの上ないのだが、そのダメさ加減が他人事ではなく自分のダークサイドを見るかのようで悲しいかな共感してしまう。

最後は時空を超えた大オチでハッピーエンドとなるが、怪獣にも巨大ロボットにももうひと暴れして欲しかったところ。

【評価】
★★☆☆☆

ところで、アン・ハサウェイの顔立ちが好きなので、お天気キャスターの太田景子さんも好みです。いつもカミカミだけど。








題名:シンクロナイズド・モンスター
原題:COLOSSAL
監督:ナチョ・ビガロンド
出演:アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス

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