kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

展覧会 呉市立美術館特別展「くらしを彩るアール・ヌーヴォーの画家 アルフォンス・ミュシャ」

2016年12月20日 | 展覧会
呉市立美術館特別展「くらしを彩るアール・ヌーヴォーの画家 アルフォンス・ミュシャ」
会期:2016年12月11日〜2017年2月12日

アルフォンス・ミュシャ、ワタシも好きだが、人気があるので日本中で定期的に展覧会が開催されるのはありがたい。

今回は呉市立美術館での開催。

まずは定番のパリ時代の劇場ポスターや室内用絵画なのだが、正直、今回出展されている作品はあまり保存状態が良くない。
ミュシャの作品はリソグラフが多いので、世界各国にコレクションがあるのだが、もう少し発色が良い物を見てきたと思う。
それでも数々の代表作の現物を鑑賞できるのは喜びであり、ふくよかな女性のラインは時代を超えて、エロい。

次は珍しく装飾図案集を1コーナーかけて展示している。
繰り返しの図案など今ならコピペの連続で出来ちゃうから感動が薄れるのだが、当然、当時は全て手書き。繰り返された図案が全て微妙に違う。

今回、多く出展されているのが、書籍の挿絵や表紙といった印刷物関係。
時系列に整理されていないのが難だが、作風の変化が手に取るようにわかって面白い。
こういった作品はなかなかまとまった数で見ることができないが、中でもアメリカの雑誌の表紙の星条旗をまとう女性という珍しい図柄にもお目にかかれる。

同様に多くの作品が展示されているのが、ミュシャが手掛けたパッケージデザインなど。
見ているうちに微妙だったのが、どこまでがミュシャの作品かという定義付け。
例えば、現代においてミュシャの絵をあしらったトートバックなどは当然、ミュシャの作品とは言えないのだが、ミュシャが存命だった頃、パッケージデザインほかにどこまでミュシャが関わっていたのか不明な点も多いのではなかろうか。本人の承諾なく、デザインとして使われたものがあったとしても不思議ではないと思う。陶器のプレートやブロンズのレリーフなど、ミュシャの手による作品にしてはいささか粗いような気がしないでもない。
(どうでもいいことだけど、ミュシャの絵を看板に使っていた広島市内のラブホテル、オリエンタルもなくなってしまった。)

その一環として、ミュシャがデザインした切手や紙幣も展示されており、コレクターズアイテムとしての面白さも垣間見えたりするのだが、ミュシャがデザインした切手に紛れて1988年のミュシャがデザインされた切手を展示しているのは、やはり美術館として違うと思う。

後期の大作、スラブ叙事詩は写真での展示となっている。今度、国立新美術館で展示されるが、行けるかどうかは微妙。

それにしても、プラハに行きたいなあ・・・。
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