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赤表紙本「指輪物語」と、その他愛する本たちの読書記録とあれこれ

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ピアノ・楽譜・鍵盤

2006年06月03日 | 音楽
双子がお腹にいるときから、ほとんどピアノにさわれなかった。
双子の妊娠中は、流産&早産の危険が高かったため、妊娠期間中を通して寝たきり。
双子が生まれてからは、育児で忙しく、ピアノにさわれても単発的だった。
ほぼ4年半、ピアノから離れていたことになる。

昨年秋に双子が幼稚園に入り、少しは落ち着いてピアノに向かえるようになった。

・・・
指が動かない。
譜面が読めない。
鍵盤の位置がわからない。

それまでだって、決して上手くなかった。ヘタクソだった。
これだけブランクがあれば、指が動かないのも、ある程度予測がついた。
でも、譜面が読めないのにはへこんだ。


ある程度の演奏力がついてくると、
初めての楽譜を目にして、とりあえずその曲の雰囲気を楽譜から知りたい場合、
音をひとつひとつ読むことはない。
もちろん、それが必要な場合もあるが、
大抵は、音のかたまりやフレーズの流れなどで読んでいる。
その後で音を細かく見ていくことになる。

それができなかった。

音符が流れやかたまりでなく、つぶとして見えるのだ。
しかも、簡単なフレーズなのに、頭の中でわずかに遅れて音に聴こえてくるような気がする。
音をイメージするのに、音符を見ると同時ではなく、一瞬考えてしまうのだ。
おまけに指がその音に行かない。
動かないのはもちろんだが、跳躍ではない簡単な音の流れですら、指に重りを着けたかのように、指が鍵盤にあたらないのだ。
そして、指使い。
何番の指で弾いたらいいのか、一瞬考えてしまうのだ。スケール(音階)が指から抜け落ちている。

例えば、
「お山の穴の中に、一人のホビットが住んでいました。」
と言う一文があったら、言葉のまとまりごとにパッととらえ、最後の「いました。」なんかは読むというよりむしろ感覚でとらえる。
「ホビット?いったいなんだろう?」と、単語によっては読み返したり心に留めたりすることもある。
文章ってこんな感じで読んでいると思う。
ある程度弾けるようになってくると、手の出そうな曲の楽譜は、こんな風に読めるのだ。

それが、
「お 山 の 穴 の 中 に」
と言った感じに見え、しかも「お」の発音をするのに一瞬考えなければできない気がする。

再開したピアノの楽譜はそんな風に見えたのだ。



愕然としたが、よく考えてみれば、私の人生で2番目に長くピアノにさわらなかったのだ(一番目は生まれてからピアノを習い始めるまで)。
それにこの、

楽譜→目→頭→指

と、ごくわずかずつ遅れて認識が進む感覚も、考えようによっては面白い。
中学生に戻ったつもりで、もう一度やってみよう。
実際に中学生の頃おけいこした楽譜を出し、心の中でひそかに(これはピアノのリハビリ)と考えながら、
実を言えばかなり楽しくピアノに向かったのだ。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ビアンコ&ロッソ)
2006-06-10 23:03:42
20歳前後に私も経験しました。

楽譜が読めなくなったことに愕然とした記憶があります。

なんと言っていいか分からない、焦燥感を感じました。

そこで、逃げてはいけないのですが・・・私は逃げちゃいました・・・



そうならないように
Unknown (kali)
2006-06-14 10:25:33
ビアンコ&ロッソさん



エールありがとうございます



手と目と頭と耳がわずかづつずれているような感覚は、それはそれで結構面白かったです。

今はもう、なくなりましたが。

相変わらず下手ですが、ボチボチおけいこを続けています。



今は月光の第3楽章を練習しているのですが、これを弾いているとピタとゴラに扉を閉められてしまいます(苦笑。暑いのに~~)。

逆に、モーツァルトのニ長調のロンドK.485を弾いていると、怪しいステップで踊りだします(笑)。

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