チャールズ・カラディモスさんの最新作「Orao オラオ」をご紹介します。 4月に開かれたザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションで初登場しました。 7個の限定版作品です。

ご覧のとおり、黒と白でまとめられた姿がお洒落です。 両面のそれぞれで、黒と白を逆に配置しています。
黒と白を組み合わせたパターンで棒状のガラスを創り、それをスライスしてアレンジしたものを窯で焼き、さらにスランピングという技法でカーブをつけた1面を形づくります。 2つを合わせてこのスタイルが出来上がります。 それぞれ手の込んだ作業が必要とされることでしょう。

タイトルのOrao(オラオ) とは、ギリシャ語で「美」を意味する言葉だそうです。 家族のルーツをギリシャに持つカラディモスさんなので、なるほどという感じですが、それに加えて、今年で100年目をお祝いした(?)アメリカのクッキー、オレオ(黒っぽいクッキーに白いクリームを挟んだ、日本でも売られている"あれ"です)のイメージもかけているとのこと。 こちらもなるほど・・・ですね。
やはり素晴らしいのは、中の映像です。 外観のイメージ通り、黒と白でまとめた映像表現は、彼だからこそ可能になると言えるほど、見ごたえがあります。

ランプワークによるオブジェクトは、黒と透明なガラスが中心で、黒いビーズの入ったドライアンプルも見えます。

黒いオブジェクトの使い方には定評のあるカラディモスさんだけに、見せますね。 ほんの少しの色味がアクセントになっています。

コージー・ベーカーさんが活躍なさっていたころは、その仕事をずっと支えてきたカラディモスさん。コージーさんが引退なさってからは、ザ・ブリュースターソサエティーのリーダーとして万華鏡界に大きく貢献してきましたが、このコンベンションで多忙なリーダーの役は引退し、これからは会員のひとりとして、このソサエティーを支えながら、さらなる作品の製作と、万華鏡がアートとしてもっと認められるよう、展覧会の企画などもやっていきたいとのこと。 これも実績のあるカラディモスさんだからこそできることです。

万華鏡が好きになると、誰もが憧れるカラディモスさんの作品。 この作品は、高さが25cmほどで、しっかりとしたガラスの厚みがあり、日本人には少し重すぎる感はありますが、多少腕が疲れても、次の映像が見たいと思わせる力があります。

































































