鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

笑う女。

2009-03-25 | 日々のこと。
仕事から帰宅し食事を終えると、
午前1時ごろまで梱包するのがこの1ヶ月の日課です。

先日もふだん使いの器たちをダンボール箱に収め、
一息つきかけたときのこと。
キッチンキャビネットの下段、薬箱などを仕舞っていたところに、
なぜかポツンと蓋付の小鉢が1客ありました。

「なんでこんな所にまだあるの~」
独り言を言いながらその蓋をあけると、
黒い皮の印鑑ケースがコロン、コロン。

「ぁ、あった~♪」


7~8年、ずっと探していました。
一人暮らしをはじめることになる前後、大枚はたいて作った印鑑でした。

ところがある日。
もし、万が一。空き巣にでも入られたときのためにと何故かアホな妄想をし、
隠してしまったのが運のツキ。

それから時間が流れ、その印鑑が必要になった時、
隠した胡桃の場所を忘れたリスのごとく、全く思い出せず、
あの印鑑はいったい、どこへと相成りました。

寝室のどこかに隠したと思い、箪笥、ドレッサー、押入れの中など、
ずいぶんと探しましたが見つからず、
今日まで。


その印鑑が、です。
思いも寄らなかった所から。

夜中に、手に小鉢と印鑑をもって、
ゲラゲラ笑う女、一人。

「日本全国かえる巡り」出版されました!

2009-03-22 | 本のこと。
以前「旅するカエル」というサイトを運営していたpennyさん。
この度、めでたく旅蛙のお名前で日本全国のカエル名所を訪ねるガイド本
「日本全国かえる巡り」を出版されました。

もともとサイト内で全国のカエル名所を
独自の視点で楽しく綴っていらっしゃいました。
その行脚の途中、雪の降る金沢にも立ち寄られ、
お会いしたこともあります。
外の気温とはうらはら、
熱いカエルトークに圧倒されましたっけ。

出版された「日本全国かえる巡り」はポケットサイズ。
カエル名所の旅のお供にぴったりです。
こんなにカエル名所が!という驚き、
こんなカエルグッズが!とニンマリする楽しい1冊。
カエルに注がれる日本人の思いや自然観も感じることができます。


ご希望の方は、河鍋暁斎記念美術館内「かえる友の会」事務局
一般800円、会員500円
kyosai-museum@wish.ocn.ne.jpまでどうぞ~♪



河井寛次郎記念館。

2009-03-17 | 日々のこと。
先週末、オークションの下見ででかけた京都。

帰りがけ、初めて河井寛次郎の記念館に行ってきました。

五条坂にある旧邸宅が記念館です。
昭和12年に、寛次郎自らが設計した家は
木がふんだんに使われて、心地いい。

イッチンの手法や独自の釉薬をもちいた作品が生まれた工房、
連房式の登窯もそのまま残され、窯自体も美しい作品のようでした。

母屋、工房、廻り廊下をめぐりながら、
寛次郎の陶芸、木工、金工の仕事、美意識を堪能してきました。

物足りなかったオークションの下見よりも、
ずっと満足!!


有志「お掃除し隊」、募ります。

2009-03-16 | 金沢大野湊 かたかご庵
4月7日の引越しまで1ヶ月をきりました。
その前に、引越し先の大々的な大掃除が待っております。

元お醤油屋さんを営んでおられた大きめの母屋。
そして離れ、苔の美しいお庭もありました。
が、3年間、残念ながら放置されておりました。
ご想像ください。
お掃除のしどころ、た~っぷりでございます。

という訳でお掃除好きな方はもちろん、
この家のこれからを一緒に楽しんでくださる方、
はたまたどんな家な~ん?というモノズキな方まで、
お手伝いくださる有志「お掃除し隊」を募集させていただきます。

予定では4月4日(土)・5日(日)の両日、
午前10時~午後4時ごろまで行います。
お好きな時間にお越しいただき、
お掃除をお手伝いくださると嬉しいです。
我こそはという奇特な方は、
hanakobako33★yahoo.co.jp まで★を@にかえて、
ご連絡をくださいませ。

当日は汚れてもかまわない服装で、
ハウスダストに弱い方はマスクをご持参を。

どうぞ宜しくお願いいたします。

*****************
日時  4月4日(土)・5日(日)
    10時~16時
集合  現地
場所  金沢市大野町
     (宝生寿し近く)



なごり雪。

2009-03-11 | 金沢大野湊 かたかご庵
今朝はうっすらこの冬のなごり雪。

3月ももう10日を過ぎてしまいましたね。

先週末から、引越業者さんが届けてくれた段ボール箱に、
荷物の詰め込みを開始。
まずは生活に支障のないところからと、本を箱詰め。

数年前、本は増やさないぞと誓い、
かなり処分したはずだったのに、
いつの間にやらまた増えて、
詰めてみれば段ボール箱35箱。

業者さんに運んでいただくとはいえ、ぞっとする数量。
これにまだまだ、まだまだ、あれこれ、あれこれ。

春が一歩近づくにつれ、
段ボールに圧され、
居住スペースが狭くなっていきます。