うっTと植物たち。

珍しい樹種の観察会

本日は周南緑地西緑地(山口県)へ。



メタセコイアの並木。
冬のソナタ。

森林インストラクターのみなさんと樹木観察会 ^-^。
西緑地はもともと京大の演習林で
当時は南方系の樹種約1500種が(約50年前!?)植栽されたようです。
しかし南方系ですから、定着(繁殖)することなく
現在は生き残った種類、もともと自生していた種類
あわせて200種類が確認されています。
ただ、大先生でも?な樹種や、こんなのあった?という種類が
未だに出てきたりするそうです。
27haもの広大な森ですから、まだまだ発見がありそうですね。



アメリカキササゲ



ケグワ

もうね、、とにかく珍しい樹種のオンパレードですわ ( ゚Д゚);
沖縄に100株ほどしか残っていない絶滅危惧種1Aの
「リュウキュウチシャノキ」が爆殖しているし(汗)。
自生地以上に居心地が良いのかもしれませんね ^-^;





カンレンボクの実生。
よほど好きな人でないと聞いたことない樹種と思います ^-^;



カンレンボクの果実。バナナみたい。

そしてそして!超珍しい木がこれ



「クスノハカエデ」です。
カエデには見えない(汗)。



カエデなのに常緑です ^-^;
常緑性のカエデは本種のみ。
葉脈(三行脈)といい、葉の質感といい
確かにクスの葉に似ています。



コーカサスシナノキ


本日一番面白かったもの ^-^。



どじゃい!

・・・
あ、カキノミタケ(キノコ)です(笑)。



動物のフンに混じっている柿のタネからよく生えますが
落下したマメガキの果実(中のタネ)からニョキニョキ生えていました ^-^;

他にも、ブログにUPしてはいけない希少種などもみつかっているので
また時間があるときにゆっくり散策したいなあ・・と。

コメント一覧

うっT
Yamamonさん、こんばんは ^-^。
Yamamonさん、こんばんは ^-^。

な、なんと!カンレンボクにそんな薬効が期待されていたなんて!
それは知らなかったです ^-^;
集められた多くの樹種のうち
自分(木)の力で繁殖しているものは、わずか数種に過ぎないようですが
シマトネリコとカンレンボクはやたら増え広がっているようです(汗)。
カンレンボクの実生があちらこちらにみられましたよ。
ところが、樹形が整わないようで、この辺りが植物園等で使い難いのかなあと。
萌芽はとてもよいそうですが、とにかく大きくなるので
再々剪定する必要があるらしいです(汗)。

元大学の森ってことで、さまざまな樹種がテストされていたのでしょうね、、
しかしチョイスが謎!?
その殆どが残っていないところをみると
冬越し等が困難な樹種も相当数あったんだろうな~って思います ^-^;
Yamamon
にゃるほど~
カンレンボク、植物園でもあまり植わってないですね。
カンレンボクといえば、ずいぶん前に「がんに効く成分が見つかった」って
話題になった記憶があるのですが、その後どうなったんでしょう?

なんでも、中国ではカンレンボクを植林するために、
もともとある野生の貴重種を伐採している地域があるとかで、
そのスジの方が嘆いていましたけど。
収まったのならとりあえず安泰かな。

それにしても、林学は結果が出るのに時間がかかるとはいえ、
50年以上も前に、絶滅危惧種(あ、当時はそうでもなかったのかも)を植えるなんてスゴイ。
昔から大学はいろんなことをしてたのですね。

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