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かこぶろ。

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

ポスター撮りショットではなく
終盤のとてもグッとくるシーンのショットだったのですねぇ。
西島さん、いい表情です。





先週29日、公開後すぐのレディースデーに観賞。
男性客も多かったです。

美しき野獣」のキム・ソンスが監督&脚本。
CGにあまり頼らずアクションはほぼ本人が演じるというし、
西島秀俊さんもやってみたかったアクションもの、ガラス屋根をのぼっていくシーンやカーチェイスなど
「OK!。。。でももう一回!」を何度も監督が言って追い込んでいくんですよね、とインタビューで話してて、
そう思うとなおハラハラしながら見入ることが出来ました。



役に合わせて鍛えている体つきを魅せるかのようにシャワーシーンのサービスカットもあったりして。ククク
(イラストレーターでマッチョっているのかなとも思いつつ
韓国人だとしたら兵役もあるし、などと妄想してみたり。ククク)
女優もスレンダー揃いですが一切セクシーなシーンはありませんでした。フフフ
(ストーリー上必要もないけれど)

自分自身とは違う言動を始める、
記憶が曖昧になる、覚えていられない、
焦りと恐怖と何が何やらのスリリングな様を見守っていく感じがあって見ごたえありました。


司城志朗「ゲノムハザード (小学館文庫)
 第15回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞


[コピー] 「彼は記憶を上書きされた。
 誰もが僕を 騙している――!」

[あらすじ]
ある日、帰宅した石神武人は自宅で妻の死体を発見する。
呆然としながら突然鳴った電話に出ると、
受話器から聞こえたのは、傍らで冷たくなっているその妻の声だった。。

この日を境に彼には別の記憶が混在するようになる。
そして辿り着いた事実、それは--本当の彼は韓国人の科学者オ・ジヌ。
彼の記憶は“上書き”されていたのだ。

なぜか彼を捕らえようとする警察を騙る男たちから逃れながら、
偶然出会ったの女性記者と真実を追ううちに、
彼は自分の妻を装う女と出会い。。

誰が、何のために記憶を奪ったのか? なぜ、追われているのか?
--5日後、すべての記憶は消える。


西島秀俊 ・・・・・・石神武人/オ・ジヌ
キム・ヒョジン ・・・カン・ジウォン
真木よう子 ・・・・・美由紀
浜田学 ・・・・・・・伊吹克彦
中村ゆり ・・・・・・・ハン・ユリ
パク・トンハ ・・・・警察を騙る男
イ・ギョンヨン
伊武雅刀 ・・・・・・佐藤英輔博士
■HP「http://genomehazard.asmik-ace.co.jp/




日本の原作ですが、韓国人の監督の作品だし象徴的な音楽があったり
日本では撮れないようなカーアクションも韓国なら有り得るし、
演出などやはり韓国映画を見ているようでした、日本人や日本を主に舞台にしているだけで。
こういう台詞は日本人はなかなか口にしないんじゃないの、とかね。
原作を変えているとのことで、神戸ロケも多いしし東京設定じゃなく神戸まんまで良かったような気もします。
タイトルがそのままネタばれですが、
時々スクリーンの左下にカウントダウンが表示されます。

左利きでイラストレーターの石神武人ですが、
妻からの贈り物に添えられた写真の下に書かれた
知る由もない韓国語をスラリと訳してみせたり、
突然追い詰められ逃げ込んだ先で無心に科学用品を持ち出し即効武器にしたり
右手でスラスラと書いてみせたり、記憶が曖昧になるのですが、
それをオ・ジヌという韓国人にしたことで
一人の体で二人という表現がわかりやすくなっていたと思います。

人間の記憶遺伝子を吸収するウィルスという
認知症治療のために始めた研究が、
佐藤博士が起こした石神との事故の隠蔽にオ・ジヌ巻き込まれたことによって
オ・ジヌの体に石神の記憶が上書きされ、人体実験のように佐藤博士に監視されていたとは。。
韓国の製薬会社も目をつけていて、
このウィルスによって永遠の命が手に入るとやっきになっていたり。
でもまだ研究中ということで有効期限があることもわかり、上書きされた記憶も消え始め
先のカウントダウンは完全に効力が失われるまでの時間、5日間でした。

年をとりボケてきたとして、吸収させてある記憶遺伝子を若い肉体に感染させ続けていけば
永遠に生き続けることが可能になるけれど、
このようなウィルスを、自分は果たして利用するだろうか?




キム・ヒョジンさんといえば今やユ・ジテの奥さま。
最近のニュースだと妊娠したとありました。
メリは外泊中」ムギョル(チャン・グンソク)の元恋人役や、
誰にでも秘密がある」三女ジャズバーのボーカリスト役などが思い出されます。
WOWOW韓中日合作 「ストレンジャー6」もありましたね~。

日本語の台詞も多いけれど聞き取りづらくはなかったし良かったです。
ラストのシーンに繋がるところもロマンチックでした。




パク・トンハさんは、
劇団四季出身でハングル講座以来久々に見た気がします。
石神の記憶を失いつつあるオ・ジヌを、これが仕事だと無表情で執拗に追い
黒スーツの下はパンパンな筋肉があるんだろうなと想像できるほど
体格が良かったです。




真木よう子さんは
石神の妻・美由紀役ですが、もっと出番のある役だと思い込んでいました。
TBS・WOWOWドラマでも西島さんと共演なので楽しみだし、
今回はこのくらいの方がイメージが自分ではごっちゃにならずに済むかな、なんて。フフフ


中村ゆりさんは、
オ・ジヌの妻ハン・ユリ役。
突然夫が失踪したので探偵を雇い探し当ててみると
石神となって妻もいるということに「夫を帰して」と迫る、そして悲劇が起こる。。
線の細い女性で韓国人女性にもいそうな雰囲気~。




浜田学さんは、
石神の友人・伊吹役で、佐藤博士から美由紀と共に石神の監視役を依頼されていた。
石神に頼まれ初めて石神の部屋へ行った時の話に、あれ?という台詞があったのですが
やはりそうでした。
このあたり「金田一の事件簿」っぽいなーと思いながら見ていたので。フフフ
でも吃音のふりをする必要があったのかな。
浜田学さんって眼力があって体格もいいし存在感あってタイプな役者さんです。ポ


2014年1月29日(水)TOHOシネマズ日劇
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