西日本新聞より(9月12日付)
東京・日本橋の百貨店、高島屋。
宮崎物産展の会場の一角に早稲田大3年、田島慶士(けいし)さん(21)の姿があった。
「ありがとうございます」。
黄色の法被を羽織って買い物客に頭を下げる。
宮崎を襲った家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」。
復興を目指す古里のために何かできないか。懸命に考え、走った暑い夏だった。
4月に発覚した口蹄疫の猛威はすさまじかった。
宮崎県内の各地に広がり、家畜が次々と殺された。古里が壊されてしまう。
宮崎市出身の田島さんはいてもたってもいられなかった。
「とにかく動こう」。
早大の宮崎県出身者に声を掛けた。「ツイッター」でも訴えた。
各大学から集まった同郷の学生約40人で結成したのが「学生による口蹄疫撲滅応援プロジェクト」。
「経済問題だからまず募金を」と思い立った。
100円ショップで買った400個の箱を募金箱に仕立て、大学周辺の飲食店を回って置いてくれるように頼んだ。
なじみの定食屋の主人が「おまえら、がんばれよ」と定食をただにしてくれた。
街頭募金では多くの人が足を止めてくれた。
ボランティア活動は初めてだったが「宮崎を応援してくれる人がこんなにいる」ことに驚いた。
ただありがたかった。
今月8日に始まった宮崎物産展を手伝うようになったのは、活動を知った高島屋側から
「一緒に復興に役立つことをやりましょう」と誘われたから。
時間を見つけては、宮崎牛の試食の会場整理や地場野菜のチャリティー販売を手伝う。
会場の一角には夏休みに帰省したプロジェクトの仲間たちが集めた古里の声を張り出した。
「毎日聞こえよった近所の豚の声がまったくせんなったよ」。実家が畜産を営む女子学生は両親の言葉をつづった。
精いっぱい育てた家畜の処分を見届けるつらさ、家財道具を売っても足りない再建資金…。
終息宣言が8月に出たとはいえ復興への歩みは始まったばかりだ。
8月までの募金約55万円は宮崎県に寄付した。
義援金総額約32億8千万円からすれば、ささやかな支援かもしれないが、古里とつながった思いはあった。
そしてもう一つの財産は仲間たちだ。
プロジェクトは今月末に終えるが同郷の輪は保ち続けたいと思っている。
「将来、古里のために、また何かできるかもって思うと、つながっておきたいんです」
◇ ◇ ◇
頑張ってもらってますね~
とてもうれしいし、自慢です。
ちなみに、今日まで宮崎物産展をやっていますので、
お仕事のお帰りにちょこっと寄り道していただけるとうれしいです。
最終日は、お安くなること請け合いです。
金額の問題でなく 行動力ですね
高島屋も洒落たことしますね
僕が面接官だったら、即採用でしょうね 学力も大事だが 人としての大事な何かを持っていそうですもんね
この情報見たときはうれしかったですよ。
若いってすばらしい。
絶対、就活、うまくいきますって。
人生って卒業してからが勝負ですよねーー
正直、学業、あんまり役に立ってないような^^^
因数分解っていつ使うの?
明日から暑さ、和らぐみたいです。