私の記憶を辿りながら

私にとって、今年は一つの区切りになると考え
過去から現在までを辿りながら、自分史として綴るブログです。

毒牙

2017-07-14 14:57:31 | 日記

 

一応家庭教師としての面接は受けたけれど、何故か奥さんの視線がちょっと色気が有り過ぎると言うか、なんか試されているような気がしてなりませんでした。まぁ~何とか家庭教師として雇って貰う事になりましたが、一抹の不安は払拭く出来ませんでした。

翌日、今度はその某家の娘さんと顔合わせするために再び私は足を運び、女子高生の娘さんと顔合わせをしました。挨拶もきっちりできて、とても素直ないい子じゃないかと安心しました。で、早速彼女の部屋と入り、取り敢えず、どの学科に焦点を定めるか打つ合わせをして、数学と現国それに英語の三点を勉強する事にしました。それで瀬席表を見せて貰うと、確かにこの三科目の成績は良くありませんでした。

それから、週三日、家庭教師として教える時間帯は午後六時から九時までの三時間と決める事にしました。そうこうしている内にご主人が帰って来て、軽く挨拶を交わすと無言で奥の部屋と消えてい行きました。ご主人の印象はとても地味で暗い感じでした。それでも税理士として自分で会計事務所を経営しているとの事。

さて、家庭教師としての仕事が始まると、彼女は数学に関しては、ちょっと嫌悪感が有るのか教えるのに苦労しました。まっ、一度理解すれば、その後は私が出題した問題を苦しみながらも正解を導き出してくれました。彼女は、鼻から数学は苦手と言う潜入感が有るみたいで、私は数学を如何にして屈服させるかその対処の仕方を教えました。

そうやって一ヶ月が過ぎた頃でした、娘さんの成績も上がり、一応娘さんの信頼を得たし事は順調に進むかと思えました。いつものように午後九時になると私は帰る準備をして、帰りの挨拶をして玄関を出ようとした時に奥さんが私の耳元で、明日は午後二時くらいに来て欲しいと囁いてきました。えっと思いましたけれど、午後二時に伺う事を承知してしまいました。

翌日、約束の時間の午後二時に伺い、インターフォンを押すと奥さんが玄関を開けるとその姿に驚きました。上半身はタンクトップしかも奥さんは、まぁ~いわゆるその巨乳でして、胸元の谷間がクッキリと分かるほどでした。それに下半身はちょっとしゃがんだりすると、アンダーウェアが見えてしまうそんな格好をしていました。

家の中に入ると、直ぐにリビングへ案内され私はソファーに座りました。奥さんは冷たい飲み物を持ってきて、私の真横に腰掛けてきました。私は奥さんを見ないようにと心の悪魔と戦っていましたが、奥さんが突然キスをしてきたのです。なんとか奥さんを引き離そうとしましたけれど、私の心の中の悪魔の部分が勝ってしまい、遂に最後まで行ってしまったのです。

一度心に隙を作ってしまうと、後は惰性のようなもので、外で会ったり、二人で一泊旅行に行ったり、私達の関係はどんどん深みにハマって行くようでした。奥さんは四十前半位でしたが、とても美人でスタイルも抜群、この人ともう離れたくないと思え、まるで毒牙に掛かったように奥さんの事で頭の中はいっぱいでした。とにかく、一日中二人でいればベッドから出る事は有りませんでした。

そんな日々を送っている私の行動に美咲ちゃんがおかしいと感じて、樋浦君に私の事を相談したらしく、樋浦君は私の行動を密かに調べ上げ、私が不倫している事を突き止められたのです。

樋浦君に呼び出された私はいきなり彼に殴られました。”このままでは大学も美咲さんも失うぞ” と、胸ぐらを掴まれて怒鳴られると、もう一発彼の拳が私の左頬に飛んできました。

その後の樋浦君の行動は素早く、奥さんとそのご主人の前で全てをぶちまけて、今後私に絶対近ずくなと釘を刺して来たそうです。私は、余計なお世話だと思っていましたが、冷静に考えてみれば、全く生産性の無い行動で、何もかも失ってからでは遅すぎると気が付いた私は二度と奥さんに近ずくことは有りませんでした。こうして私の黒歴史は終わりを告げたのです。

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