☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『舟を編む』(2013)

2014年03月05日 | 邦画(1990年以降)
『舟を編む』(2013)

監督:石井裕也
馬締光也: 松田龍平
林香具矢:宮崎あおい
西岡正志:オダギリジョー
黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛


【作品概要】
2012年度の本屋大賞で第1位に輝いた、三浦しをんの同名ベストセラーを松田龍平&宮崎あおいの主演で映画化したヒューマンドラマ。15年の歳月をかけて、24万語収録の一冊の辞書を作り上げていく主人公と、老若男女揃った個性豊かな辞書編集部の仲間たちの姿を丁寧に描き出す。(Movie Walkerより)
【感想レビュー】
改めて、言葉っていいなぁ…、日本語って繊細だなぁ…、と染み入る作品でした

133分。最近、淡々とした作品で2時間を越えた上、面白くないと観ながらにして、意気消沈してしまう傾向にあるのですが…(イカンイカン…)。
この作品は楽しかったです

90年代の半ば、ポケットベル→PHS→携帯電話へと目まぐるしく変化した時代。
コギャルを中心に、新しい言葉がどんどん生まれた時代。
そんな中、時代に常に寄り添い、言葉集めをし、アナログな辞書作りに誇りを持ち邁進していく姿には胸が熱くなりました。
時代の流れの中で生じる誤用も受け入れ、新しい言葉に敏感である。さらには、10年後、20年後の言葉の未来にさえ思いを馳せる。
こんな柔軟な人種が、辞書を作っていたとは…!!

松田龍平さんは、色んな作品を観ても、どうしても何かある一定のイメージの範囲を外れないように思っていたのですが、この作品ではとても魅力的でした。
オダギリジョーさん、小林薫さんや加藤剛も素晴らしかったです

そして、黒木華さんといえば、 先日のベルリン国際映画祭の『小さいおうち』で、最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した記憶が新しいですけども、確かに!存在感がありました




最新の画像もっと見る

コメントを投稿