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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年10月撮影 春秋優劣論

2015年05月24日 12時00分00秒 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「蛍火の垣間見~兵部卿宮と玉鬘~」に引き続き、
2004年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿 北廂では
『源氏物語』<少女>より
「紫の上と梅壺中宮の春秋優劣論」
展示されていました。

源氏三十五歳の九月、
その年の八月に完成した六條院に移り住んだ御殿において、
春の御殿に住まう紫の上と秋の御殿を里邸とする梅壺中宮(のちの秋好中宮)の
間で春秋の優劣をめぐる歌の応酬がありました。



六條院 春の御殿 寝殿と見立てています。



梅壺中宮からの使いで、夕暮れに春の御殿にやってきた美しい女童。
濃き衵(あこめ)、紫苑の織物重ねて、赤朽葉の薄物の汗衫を着ています。



若い女房たちが使者である女童をもてなしています。



紫の上と源氏。




梅壺中宮から贈られた
さまざまな色の花や紅葉を混ぜ合わせて箱の蓋の上に置かれたものを
紫の上がご覧になっています。



梅壺中宮から贈られた歌を読む源氏。

 中宮からの和歌
 “心から春まつ苑はわが宿の 紅葉を風の伝てにだに見よ

秋の町の素晴らしさを詠っています。
秋の優位を誇ったものとも受け止められます。



 素晴らしい作り物を用意する女房たち。


箱の蓋に苔を敷いて岩などのような趣向にしています。


完成した作り物。

岩根の松の五葉の枝に紫の上からの和歌を添えてお返事を贈るのでした。



 紫の上からの和歌
 “風に散る紅葉は軽し春の色を 岩根の松にかけてこそ見め

紫の上は秋より春が素晴らしいと応酬しました。






 「局~女房の日常~」へ続きます。





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