晴れのち平安

webサイト『花橘亭』の更新記録。
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石山寺~紫式部による「源氏物語」誕生~

2010年10月20日 18時00分02秒 | 近江路・歴女ブロガー旅紀行
石山寺

■住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1
■交通:京阪「石山寺」駅下車
公式サイト⇒http://www.ishiyamadera.or.jp/

※京阪「石山寺」駅下車すぐ、道路の向かい側にある「紫式部の泉」もどうぞ!!(←リンク先は私の旅行記です)



石山寺は、747年(天平19年)に聖武天皇の勅願で良弁(ろうべん)僧正を開基として開かれた寺院です。
源頼朝、足利尊氏、淀殿(茶々=豊臣秀吉の側室)といった各時代の有力者などの後援を受け、西国三十三所観音霊場 第13番札所としても信仰されています。


昨年、2009年秋に福岡県の北九州市立美術館で開催された源氏物語千年紀「石山寺の美 観音・紫式部・源氏物語」展を見に行った私としては、石山寺参詣も外せません!
私が趣味でまったり作成しているwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』もよろしくお願いしまーす♪(ちゃっかり宣伝。)


■硅灰石と多宝塔を見上げる





石山寺の「石山」という名称はこのゴツゴツした硅灰石(けいかいせき)に由来するそうです。
本当に“山”です!
「多宝塔」は、鎌倉時代、源頼朝によって寄進されました。日本最古の多宝塔。


■本堂「紫式部 源氏之間」 『紫式部』人形とロボット「MURASAKI」





『源氏物語』は、紫式部が石山寺に参籠しているときに構想が浮かび、書き始められたという伝説があります。
紫式部が石山寺に参籠中、八月十五夜の満月が琵琶湖<瀬田川?>の水面に映るのを見て、光源氏が須磨に流され都を想う場面を書き綴ったのがきっかけだとか。

これにより、『源氏物語』全54帖の内、「須磨」「明石」の帖から書き始められたとも言われています。
『源氏物語』作中でも、石山寺を信仰する登場人物が数名でてきますよ。

この石山寺での『源氏物語』起筆伝説は長く愛され、石山寺は観音信仰の古刹としてだけでなく、紫式部と『源氏物語」ゆかりの寺としても崇敬を集めました。

※今回の旅で、亀屋廣房さんで“源氏之間”ゆかりの銘菓「源氏窓」も買っちゃいました。



2008年秋に私が参詣した時、『源氏物語千年紀in湖都大津』の会場だった「源氏夢回廊」の密蔵院でロボット“MURASAKI”に会ったのですが、現在は本堂「源氏之間」に移ったのですね♪

今回は、本堂で絵馬を書いて、「紫式部開運おみくじ」をひきました。



↑経蔵へ向かう階段から撮影した本堂
紅葉シーズンは素敵でしょうね。

本堂のご本尊は、如意輪観世音菩薩。33年に一度しか御開扉されません。
通常は、如意輪観世音菩薩の前に安置されている「お前立ち」と呼ばれるご本尊の姿をうつして作られた像を拝観できます。
「お前立ち」の像も拝みたくなるような優美な姿なんです!

本堂の礼堂<外陣=通常お参りする場所>は、浅井三姉妹の長女・淀殿(茶々=豊臣秀吉の側室)によって改築されました。


■経蔵の隣りにある「紫式部供養塔」と「松尾芭蕉句碑」


左:紫式部供養塔 / 右:松尾芭蕉句碑

「松尾芭蕉句碑」より 芭蕉が源氏之間を詠んだ歌

 あけぼのはまだ
    むらさきに
      ほととぎす


平安時代と江戸時代の文化人が仲良く(?)並んでいるのも素敵だと思います。


■多宝塔・源頼朝供養塔・若宮社



多宝塔のご本尊は、快慶による大日如来。



多宝塔の近くにある
源頼朝と亀谷禅尼<頼朝の乳母(めのと)>の供養塔、
弘文天皇<天智天皇の皇子・大友皇子>を祀る若宮社もお見逃しなく。

 
左:源頼朝と亀谷禅尼供養塔<宝篋印塔 二基> / 右:若宮社





私、石山寺の豊浄館で開催中だった秋季「石山寺と紫式部展」(~11月30日まで)を見ることができませんでした。
※入館時間は、午後3時45分までです。時計をチェックしていなくてうっかり。
※石山寺の源氏苑にある紫式部像(リンク先は2008年に撮影したもの)も今回は見に行けませんでした。

その代わり(?)、石山寺の「月見亭」あたりから、ぼーっと瀬田川を眺めていました。(笑)


■月見亭



月見亭は、平安末期、後白河天皇の行幸に際して作られたのだそうです。
以後、再建・修理を重ねられたのだとか。




月見亭横から見た瀬田川。

瀬田川は琵琶湖から流れ出る唯一の川です。
瀬田川→宇治川→淀川と名前を変えながら大阪湾へと注ぎます。




夕方、こんな誰もいないシーンを撮ることができました。
「おおつ光ルくん」が左右に写っています。





こののち、石山寺港に停泊中の外輪汽船「一番丸」を見つつ、京阪「石山寺」駅へ。

京阪「石山寺」駅から京阪電車に乗って、「唐橋前」駅下車。
駅からすぐ近くの瀬田の唐橋へ向かいます。



瀬田唐橋(せたのからはし)へ続く!


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