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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年4月撮影 服喪(ふくも)~三条大宮の死~

2015年08月08日 00時00分00秒 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

産養~明石の女御若宮誕生の寿ぎ~ その2 に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東廂では
『源氏物語』<藤袴>より
「服喪(ふくも)~三条大宮の死~」
場面が展示されていました。

舞台は、六條院夏の御殿 西の対に見立てられています。



玉鬘に仕える女房たち。


服喪の御帳台

<博物館レジュメ>より
源氏37歳の8月、六條院夏の御殿の西の対では玉鬘が祖母三条大宮の喪に服していた。
喪に服す玉鬘の住まいは、室礼(しつらい)の調度品をはじめ、装束に至るまですべて鈍色に改められていた。


三条大宮の孫同士である玉鬘と夕霧は
御簾に几帳を添えての対面をしました。

夕霧は藤袴の花を御簾の端より差し入れます。
藤袴の花を手に取ろうとした玉鬘の袖を引っ張り
夕霧は玉鬘に対して思いを訴えるのでした。


 玉鬘に思いを訴える夕霧







夕霧が詠んだ和歌

 同じ野の露にやつるる藤袴 あはれはかけよかことばかりも

 (訳:あなたと同じ野の露に濡れて萎れている藤袴です
  やさしい言葉をかけて下さい、ほんの申し訳にでも




 進退窮まる玉鬘





玉鬘が詠んだ和歌

 尋ぬるにはるけき野辺の露ならば 薄紫やかことならまし

 (訳:尋ねてみて遥かに遠い野辺の露だったならば
  薄紫のご縁とは言いがかりでしょう



※和歌と訳は「源氏物語の世界」より引用させていただきました。







 局~女房の日常・伏籠と夜の冊子作り~ へ続きます。





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