柿上猿麻呂の「花、菜園、旅」の週刊フォトニュース

自宅や菜園で栽培している花や、植物園などで撮影した花の写真を週単位で紹介

346号 八重サクラ。筑波実験植物園。小石川植物園。ハイドンキング。オオバナノエンレイソウ。他

2013年04月26日 09時59分22秒 | 花、写真、家庭菜園

 4月22日(月)。野草の撮影に笠間市にある天神の里に出かけてみました。残念ながらめぼしい野草はありませんでしたが、近くの池畔に植えてある八重ザクラの並木が空が見えないほど満開でした。天神の里は辺鄙な所にあり、サクラを見る人はおらず、ややさびしげでした。

 空を覆いつくし、艶やかに咲く天神の里の八重ザクラ。

 4月23日(火)は筑波実験植物園に出かけました。丁度、サクラソウ展が開催されていました。木材や竹などで作られた展示設備は雰囲気がありました。

 

 

 雰囲気があるサクラソウ展示場。一見の価値があります。

 中央広場にある西洋シャクナゲ‘太陽’が満開でした。まれに見る大きな木で赤い花を毎年豪勢に見せてくれます。今回はツツジ類を中心に「画面いっぱいに撮る。」をテーマーにしました。

 

堂々と咲き誇る西洋シャクナゲ‘太陽’。

 ウンゼンツツジ。

 シバザクラ。

 4月25日(木)は小石川植物園に出かけました。フジは盛りを過ぎていましたが、ツツジ類が満開で丁度見頃でした。

 ヒラドツツジ。

 

 ヒラドツツジ‘曙’。

  

 キリシマツツジ‘八重キリシマ’。

 キリシマツツジ‘日の出霧島’。

 オオヤマツツジ。

 オオヤマツツジ‘錦の司’。

 モチツツジ‘花車’。

 オオアマナ「オニソガラム ウンベラタム」。園内には自然繁殖をした群落があります。

 長い間つぼみのままだったベトナムツバキの‘ハイドンキング’が咲きました。

  

ややボッテリとした花の‘ハイドンキング’。日本のツバキとは雰囲気が異なる花姿。

 園芸店で買ったオオバナノエンレイソウ。この花は北海道大学の校章になっています。

 オオバナノエンレイソウ。この固体には花弁に緑の筋が入っています。

 

 

 

 

 

 

 

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345号 晴海トリトン。花壇。ダリアの植え付け。チューリップのウイルス病。霜枯れ。新刊の出版。他

2013年04月18日 20時27分31秒 | 花、写真、家庭菜園

4月12日(金) 息子の一(はじめ)が晴海トリトンに撮影に行くというので一緒に出かけました。私は晴海トリトンに行くのは初めてで地下鉄有楽町線月島駅から10分ほどの所にありました。私は月島は下町のイメージがあり、江東区か江戸川区とばかり思っていましたが中央区でした。晴海トリトンは正式には「晴海アイランドトリトンスクエア」と言い、オフィスビル、商業施設、住居が集まった広いところです。隣には朝潮運河があり、施設の周辺は住環境が良く考えられ、緑道があり、色々な草木の植栽が良く管理され、ヨーロッパのどこかの国の都市のような雰囲気があります。

 朝潮運河。大都市に見られる水と空に抜ける空間に心が開かれる。

 明るく清潔な晴海トリトンの施設。

  

 木漏れ日が降りそそぎ、緑が目に優しい憩いの緑道。都会人にとっては心安らぐひと時を過ごせる空間です。

 満開のグレビレア。異国情緒のある花。

 これも満開の西洋シャクナゲ。咲き誇ると言った感じ。

 白い花のハナミズキ。

 フェンスを覆うモッコウバラ。

 珍しい葉が緑色のドドナエア「ポップブッシュ」の大きな木。

  帰りに空腹になったので月島名物「もんじゃ焼き」を食べようと、とある店に入りました。「もんじゃ焼き」はこの年になってはじめての経験でした。出てきたもんじゃ焼きの材料を見て、関西の「お好み焼き」で育った私は食べ物としては、失礼ながらかなり貧しいものだと思いました。頼んだのは750円のものでしたから、仕方がないかも知れませんが、薄くといたメリケン粉に野菜があるだけで、肉無し、卵無し、鰹節無し、空腹とは言え、あまり食欲が進むものではありませんでした。「二度と食べない」とは言わないけれど、電車賃を払ってまで食べに来るものではないと思いました。(もんじゃファンも多いと思います。これは私個人の感想で、悪しからず)。 子供の頃、叔母に連れられ、梅田の阪急百貨店でよく分厚く、大きな「お好み焼き」を食べたのが懐かしく思い出されました。

 庭の花々がようやくにぎやかになってきました。以前はササが生えていた痩せ地なので、中々草花が上手く育ちません。

 チューリップとパンジーが咲いています。いま一つボリューム感がありません。

 チューリップの中に赤に白が混じった花が咲きました。やや怪しげな美しさですが心引かれるものがあります。どうもウイルス病にかかっているようです。このウイルス病にかかったチューリップに巨万の資金を投じ、チューリップの高騰とバブル崩壊の歴史「オランダチューリップ事件」を思いおこされます。

 4月13日(土) 茨城に帰り、裏の林の植栽を見ていたところ、エビネのつぼみや葉、シモバシラの若葉が黒くなっているのに仰天しました。どうも前日の夜に遅霜にやられたようです。シモバシラはともかく、この状態ではエビネは来年も十分な花が見られないだろうとガッカリです。今年はなんとも意地の悪い天候です。

 黒く変色したシモバシラの若葉。

 つぼみと若葉が黒くなったエビネ。

 4月16日(火)。ダリアの球根を15種植えつけました。植え溝に球根を並べ、芽が出る先に予め支柱を立てました。

 植え溝に球根を並べる。

  球根の先に支柱を立てておく。これは芽が出てから支柱を立てると球根や地下の茎を痛めることがあるから予防の為、予め支柱を立てておく。

 今春、原稿や写真に携わった本が出版されました。

  西東社刊 「野草・雑草の事典530種」(文) 金田初代。(写真) 金田洋一郎

 日本文芸社刊 「散歩道で見かける四季の花」 (文、写真) 金田一

主婦の友社刊 『「園芸店で買った花」をすぐ枯らさない知恵とコツ』。写真 (株)アルス フォト 企画 金田洋一郎

   ご好評いただければ幸いです。

 

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344号 ツクシシャクナゲ。ツツジ‘春一番’。スイセン。庭のスミレ。ホトトギス類の新芽。他

2013年04月12日 08時07分35秒 | 花、写真、家庭菜園

 裏の林では植栽した花木や野草がいっせいに芽吹き、花を咲かせています。今、見ごろの花木はツツジの‘春一番’、ツクシシャクナゲ、モクレン‘エリザベス’。園芸草花はスイセン。野草はスミレ類、ハシリドコロ、ヒメウズなどです。他にホトトギス類が芽を出しました。

 ツツジ‘春一番’。この花を最初に見た時は写真より大きな株でした。「きれいな花だな」と思い、庭に欲しいと思いました。3年ほど前、小苗を買い求め植えましたが思いのほか生長が遅いです。‘春一番’と言う名があるとおり早咲きの品種ですが、今年は近所のミツバツツジより遅く咲きました。

  ツクシシャクナゲ。長い間鉢で育てていたものですが、地植えにしたところ大きくきれいな花を咲かせてくれました。花はきれいなだけでなく気品があります。アズマシャクナゲとの違いはアズマシャクナゲは花の先が5裂し、ツクシシャクナゲは7裂します。

 マグノリア‘エリザベス’。遅咲きの黄花のモクレン。黄色い花が珍しい。土日の強風で花びらが少し痛んでしまったのが残念。

 バナナアケビ。やや黄味を帯びた白い花。今年初めて雌花がつきました。果実はバナナのように黄色く色付くそうです。実が成るが待ち遠しい。

 スイセン‘フラワーレコード’。花筒の先が赤く口紅のように縁取られてチャーミング。

 スイセン‘フライヤー’。黄色の八重咲き品種。やや重たげ。

 スイセン‘プリンセス ザイデ’。やや緑を帯びた白い花。慎ましやかな感じ。

 マルバスミレ。裏の林で自生しているもの。今、いっせいに咲いています。遠目に見ると雪がうっすらと積もったよう。

 ツクシスミレ。10年ほど前、練馬区の仕事をしていた時に牧野植物園でもらってきたもの。雑草のように増えすぎて処分していたものです。牧野富太郎博士が九州で採取したと言われています。庭の所々に生えています。

 アリアケスミレ。これも10年ほど前、大津市の田んぼの土手で採取したもの。鉢植えにしていたものが種が飛び、畑の隅などに増えています。

 アカネスミレ。日当たりの良い所に元から自生しているスミレ。花つきがよくきれい。観賞価値があります。

 スミレの名の元になったと言われる大工道具の墨入れ。

 ハシリドコロ。茶褐色の渋味のある花。毒草だが茶花にいかが?

 ヒメウズ。ウズは毒草トリカブトのこと。小さな花だがよく見ると複雑な構造の花でかわいい。これも毒草かな?

 ホトトギスの新芽。

 ヤマホトトギスの新芽。

 ヤマジノホトトギスの新芽。

林にはタラが20数本自生しています。芽が見る見る大きくなり、5芽ほどを天ぷらにして食べました。

 タラの芽。天ぷらは期待したほど美味くはありませんでした。コシアブラの方が上位の味がするように思います。

 ようやく4月10日(水)ジャガイモを植えつけました。昨年より2週間ほど遅くなってしまいました・

 シャガイモの植え付け。

 先日、近所の人の紹介で牛牧場の堆肥をもらいました。今、牧場でも堆肥が無い時期だそうです。堆肥置き場の隅に残っていたものを軽トラ1台分いただきました。

 もらった堆肥。「代金を払う」と言ったのですが、「取りに来たので無料」と言う事でいただきました。ようやく畑に野菜の植え付けができます。ありがとうございました。

 農機具を置いてあるビニールハウスに入るとやたらに狭いなと思い、上を見るとビニールハウスの屋根部が凹み、大量の雨水が溜まりコブのように垂れ下がっていました。どうも以前に屋根に雪が積もり、重みで凹んだところに雨水が溜まったようです。「やれやれ、忙しい時に余計な仕事が出来た」とうんざりしました。

 雨水が溜まり、凹んだビニールハウスの農道具小屋。水をかい出すために、脚立を上がったり降りたり、疲れました。修復はまだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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343号 都立木場公園。富岡八幡宮。深川不動。カルメ焼き。トウキョウサンショウウオの卵。

2013年04月04日 14時01分46秒 | 花、写真、家庭菜園

 3月29日(金)は穏やかな花曇の日でした。都立木場公園の近くに古材や西欧ガラクタを売っている店があるのを知り、木場公園の撮影の帰りに寄ってみようと思い出かけました。

 木場公園ではサクラが満開で空はピンクの天井になっていました。他にユキヤナギ、ハナカイドウ「スイシカイドウ」などが満開で見ごろでした。

 満開でピンクの天井のようなサクラ。下では沢山の親子が花見弁当を楽しんでいました。

 ユキヤナギも満開で見頃。

 ハナカイドウ「スイシカイドウ」。下の緑はボックス ウッド「西洋ツゲ」。ピンクと緑の色合いが美しい。 

    

 ハナカイドウも満開。やさしい乙女色。私はサクラよりこの花が好ましく思います。

 園内にある帰化植物栽培コーナーでグンバイナズナを撮影しました。この草は以前はよく見かけたように思いますが、近頃は全く見かけなくなりました。最近はマメグンバイナズナばかりです。

  このような保護されている所でしか見られなくなった貴重な帰化植物。グンバイナズナ。

 木場公園の帰りに古材屋に寄ったのですが、思いの他高価で、購入をあきらめました。店の前の川の向こうに公園のようなものがあるので寄ってみると富岡八幡宮でした。

 富岡八幡宮 本殿。

 参道にある伊能忠敬の銅像。

 境内に面した小さなレストランでオムハヤシ(900円)の昼食を食べ、地下鉄門前中町駅に向かうと駅の入り口から参道がありるので奥に行くと深川不動でした。このあたりは全くの不案内で、富岡八幡宮と深川不動が直ぐ近くであることを知りませんでした。

 深川不動。

 ワラジの願かけ。大きなワラジに小さなワラジがいっぱい。

 深川不動の参道脇で「カルメ焼き」を焼きながら売っている屋台がありました。あまりきれいとは言えませんがおじいさんが熱心に「カルメ焼」きを作っていました。許可を得て撮影しました。

 カルメ焼き。私は色からしてキャラメルをイメージしてカルメル焼きと覚えていました。1個200円で材料費にしては中々の値段だと思いました。しかし、これを作るのは中々難しいそうで沢山の失敗作が出来るようです。割れカルメ焼きと言う失敗作が100円なので5個買いました。割ると中は小さな泡の空洞が沢山あり、名のように「軽め」でした。

 

 カルメ焼きを作っているところ。

 ひと欠けを口に入れると、甘さの中にかすかに泡を立たせるための重曹の香りが広がり、懐かしい昭和の味がしました。

 4月1日(月)天気が良いので笠間市にある北山公園に出かけました。写真に撮るような花はあまりありませんでしたが、出会った人が湧き水にトウキョウサンショウウオの卵があると教えてくれました。トウキョウサンショウウオの卵を見るのは久しぶりです。今まで東京都武蔵村山市で1箇所。埼玉県越生市で1箇所見た程度です。

 トウキョウサンショウウオの卵。三日月形の卵2個が1対で1匹のメスが産むそうです。

 4月3日(水)は朝からの暴風雨で荒れた日でした。畑仕事が出来ないので、トマト、ナス、カボチャ、ヘチマなどの種まきをしました。風は見境なく荒れ狂いました。この頃の風はほどほどと言うことを知りません。庭に今、満開に咲いているモモの花を吹き飛ばしてしまいました。「花に嵐」のたとえもありますが、これは現実です。無粋な風です。

 

 吹き飛ばされて池に散ったモモの花。 夕方には風雨も収まり、東京に向かう折、石岡駅でツバメが鳴いて飛んでいました。今年初めてのツバメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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