絲の魔法
2016-11-05 | 日記
篠ノ井線にコトコト揺られて
明子さんと
長野の「マゼコゼ」まで行ってきました。
入り口で出迎えてくれたのはマゼコゼのご主人の手作り、ロケットストーブ。
進化して、ますます芸術的になっていました。
ここは一階のカフェ&図書室
二階のギャラリーは、今日から四辻藍美さんのアイヌ刺繍の展示です。
藍美さんとも、この美しい手仕事とも、
一年ぶりの再会。
梁がむき出しになった薄暗い空間に掛けられた布から
アイヌの文様が浮きあがって、今にも動きだしそう。
藍美さんがコツコツと仕上げた手仕事だけれど
わたしはこの模様が、寒い朝にガラス窓にチリチリと浮きあがってできる氷紋のように
自分から布の上を這ってできた絲たちの魔法みたいに思えます。
うまく写真が撮れなかったけれど、
フクロウの刺繍をした袋がとてもとても素敵でした。