■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋信之

●十三夜ネット句会清記●

2016-10-16 11:07:50 | 日記

2016年10月16日

■十三夜ネット句会清記

16名48句

01.富士山が秋の車窓に影絵となる
02.大橋の上を流れるうろこ雲
03.木の実落つ音夕暮れの森に
04.虫の背に月影青き十三夜
05.十三夜ふと口ずさむ校歌かな
06.同窓の集いに一句十三夜
07.今朝の畦忽と消えたる蜻蛉かな
08.朝明けやどどっと畦の曼殊沙華
09.常よりも今朝の赤城山(あかぎ)や水澄めり
10.京なれや路地にゆかしき実むらさき

11.月代や今宵の空は特別ぞ
12.一枚を羽織り二夜の月を愛づ
13.万歳の歓喜の赤や十三夜
14.藤袴へアサギマダラは命継ぐ
15.緑なる榧(かや)の実拾ふ山路かな
16.ごんぎつね出てきそうなり彼岸花
17.秋の飛行機夕日にむかい落ちてゆく
18.正装し月ゆっくりと昇りゆく
19.線路際電車になびく尾花かな
20.木漏れ日に一つ照りたる烏瓜

21.背筋立てきっぱり歩く冬支度
22.電車待つホームにふたり十三夜
23.鉢巻を締めて応援運動会
24.ただいまと帰れば秋刀魚の晩ご飯
25.藤袴池の周囲で背を伸ばす
26.コスモスにうもれて子らの声がする
27.芙蓉花蜂は切り取り持ち去りぬ
28.いさぎよく切られ南瓜の内部の黄
29.さわやかに朝日射し込むわが書斎
30.さわやかな畳の上に寝転べる

31.おもたせの薄茶点て合う十三夜
32.枝垂れたるままびっしりと萩は実に
33.亀島の甲羅に乗りて松手入れ
34.夜半澄めば肌に染み入る後の月
35.寝入る児に童話本閉ず十三夜
36.日照り雨受けて真っ赤にみずきの実
37.天空の紺ひと色の十三夜
38.木の実落つる音に子の耳鋭くなれり
39.蝶ふたつ野菊をこぼれ地に遊ぶ
40.伊予小富士稜線丸き十三夜

41.抱きし子の鈴音響かせ秋祭り
42.ネオンの灯揺らぐ秋霖中也の碑
43.高原のベンチに剝ける林檎の香
44.鰯雲茜に染まりゆくかなた
45.田の闇を仰げば仄かに後の月
46.星月夜駅舎に隠れ遠い空
47.見上げるとすすき穂のみな銀色に
48.一面のどんぐり踏みしめ音鳴らす

※互選を開始してください。5句選をし、その中の一番好きな句にコメントしてください。
(選句期間:10月16日午後6時~午後9時)


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
選句 (河野啓一)
2016-10-16 18:01:42
01 14 16 24 29 37
01.富士山が秋の車窓に影絵となる
新幹線や東名高速で行き来していると。光の方角によっては富士山が影絵のように見えるときがあるのでしょうね。素晴らしい大景を描写されたものと思いました。
十三夜ネット句会選句 (小口泰與)
2016-10-16 18:16:05
NO5 10 36 37 42
NO5十三夜ふと口ずさむ校歌かな
最高の名月なので名残の月とも言われる十三夜を見て、ふと青春時代の懐かしいいろいろな事を思い出し校歌を口ずさむ作者の若かりし姿が鮮明に見えて来ます。
選句 (桑本栄太郎)
2016-10-16 18:24:51
05 15 20 22 32
05)十三夜ふと口ずさむ校歌かな
澄み切った夜空に輝く十三夜を愛で、眺めていれば、よって来たる遠い過去から今迄の長い年月を想い出します。何十年も会っていない学校時代の友人は、今頃どうしているのかな?など少し夜冷えもしている十三夜の感慨に、校歌を口ずさんでいます。
選句 (廣田洋一)
2016-10-16 18:29:32
No. 04 08 22 43 44

08 朝明けやどどっと畦の曼殊沙華
朝の空の茜色と地の赤い花の大きな景色を読み込んだ美しい句と思います。
選句 (満天星)
2016-10-16 18:48:16
10、20、22、31、35
35.寝入る児に童話本閉ず十三夜
子供さんに童話を聞かせて寝付かされた頃は9時ごろでしょうか。やっと空を見上げると、薄雲のベールに覆われた十三夜を見られたのではないでしょうか。私も広島でこの時間にこのような十三夜を見ました。
十三夜ネット句会選句 (小川和子)
2016-10-16 18:54:38
16 26 31 38 40

26. コスモスにうもれて子らの声がする
子どもの背丈を越えるほどに咲き群れているコスモス。
子ども達はコスモスの迷路に入りこんで楽しそう。うららかな秋のひと時が思われます。
十三夜ネット句会選句 (柳原美知子)
2016-10-16 19:34:48
22  34  39  42  48

34夜半澄めば肌に染み入る後の月
後の月の透明感のある美しさと清らかな月光は、本当に「肌に染み入る」ように心身を安らかにしてくれるような気
がします。
十三夜ネット句会選句 (佃 康水)
2016-10-16 19:47:06
選句 12、15、38、45、48

38.木の実落つる音に子の耳鋭くなれり
小さな子どもは何にでも素直にまた敏感に反応し興味を示します。
そういった時期に自然豊かな場所へご一緒され、益々感性も養われるのではと思います。素早く反応を示す子に作者の喜びも伝わって参ります。
選句 (井上治代)
2016-10-16 20:26:08
04,20,26,36,45

04.虫の背に月影青き十三夜
小さな虫の背にも、十三夜の月の光が降り注ぎ、静かに夜が更けてゆく様子が感じられます。細かな観察と流れるような五、七、五の調べがすばらしいと思いました。
十三夜ネット句会選句 (祝恵子)
2016-10-16 20:27:48
14 31 35 39 43

39.蝶ふたつ野菊をこぼれ地に遊ぶ
蝶が遊んでいる、ふたつで遊んでいる。野菊の後は地に下りた蝶たち。「野菊をこぼれ」とは、新鮮な思いです。
十三夜ネット句会選句 (多田有花)
2016-10-16 20:35:25
10.12.37.41.45.

12.一枚を羽織り二夜の月を愛づ
十五夜の頃はまだ暑いくらいでしたが、十月も半ばを過ぎ、朝晩は肌寒さを覚えるようになりました。
季節の移り変わりの微妙な感覚がさらりと詠まれていて好きです。
十三夜ネット句会選句 (藤田洋子)
2016-10-16 20:39:38
08.22.35.37.43

08.朝明けやどどっと畦の曼珠沙華
朝の澄んだ大気の中、「どどっ」と畦に咲き揃う曼珠沙華、ことさらさやかで澄明な秋の到来に、季節の喜びを感じさせてくれます。
選句 (高橋秀之)
2016-10-16 21:20:15
04.12.26.30.44
44.鰯雲茜に染まりゆくかなた
茜に染まる夕暮れのいわし雲が晴香彼方の遠い空にある。秋ならではのひとときを感じます。

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