俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

8月5日(土)

2017-08-05 13:50:45 | 日記
★胸うちに今日の夏野を棲まわせる  正子

○今日の俳句
うす紅も編まれし母の夏帽子/川名ますみ
母にまだある若さと可愛さをほほえましく、ある意味母親的まなざしで思う娘である。明るいうす紅が涼しさを呼んでくれる。(高橋正子)

●2日に、生まれて初めて整骨院に。毎日通って今日が4日目。頭痛、不眠が解消。眼の不調もやや改善。前屈で床に手の半分が着くようになる。
整骨院に『午後は女王陛下の紅茶を』(出口保夫著)があり、読む。イギリスの紅茶にまつわる英文学者のエッセイ。なんでこの本がここにあるのかと聞くと、みんなが本棚の開いているすき間に置いていくのだ、そうだ。結構いろんなジャンルの本がある。つまり、いろんな人が来院しているということ、になる。

○藻の花

[藻の花/鎌倉・宝戒寺]

★藻の花やこれも金銀瑠璃の水 重頼
★藻の花や金魚にかかる伊予簾 其角
★藻の花をはなれよ鷺は鷺の白 北枝
★渡りかけて藻の花のぞく流れかな 凡兆
★藻の花のとぎれとぎれや渦の上 桃隣
★藻の花や雲しののめの水やそら   蕪村
★川越えし女の脛に花藻かな 几董
★藻の花や引つかけて行く濡れ鐙 暁台
★引き汐やうき藻の花のさわぎ立つ 蝶夢
★藻の花の重なりあうて咲きにけり 正岡子規
★藻の花の揺れゐる風のつぶやきに/大橋敦子
★急流に凛と花藻の五弁かな/岸本久栄
★川底へ日矢突き抜けて花藻かな/中島玉五郎
★藻の花の咲くや寺苑の昼しんと/高橋信之

 鎌倉の宝戒寺を信之先生と訪ねた。本堂にお参りしようとすると、左手の水鉢に睡蓮が数花、空や寺の梁を映す水に涼しそうに咲いている。右手も睡蓮かと思いきや、思いかげずも藻の花が数花咲いている。金魚藻の花であるが、これは年数を経ないと咲かないということであった。その鉢にはメダカが泳いでいる。「水はどのように管理されていますか」と尋ねると、雨の水と、水が少なくなると注ぎ足すだけだそうだ。藻の花は咲きだすとどんどん咲くそうである。

 ★藻の花の咲くや寺苑の昼しんと/高橋信之
★藻の花の白さ浮き立つ仏の前/高橋正子

 藻の花は、花藻とも言い、湖沼や小川などに生えるさまざまな藻類、金魚藻、フサ藻、柳藻、松藻などの花。一般に小さく、白や黄緑色で目立たないものが多い。また海藻が赤・黄・緑など原色の美しい色をして花のようであるために、この美称として用いられることもある。海草と海藻の違いは、前者は根・茎・葉などが区別できるが、後者は区別できない特徴がある。俳句歳時記では夏の季語。


◇生活する花たち「蛍袋・時計草・木槿(むくげ)」(横浜日吉本町)
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