俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月27日(日)

2016-11-27 21:37:50 | ネット句会
★ストーブの出されしばかりが炎の清し  正子

○今日の俳句
しなやかに同じ向きして枯れ芒/古田敬二
枯れ芒は、風になびいた形のまま枯れている。枯れているとは言え、「しなやかさ」がある。枯れ芒に「しなやかさ」をよい。見たところがよい。(高橋正子)

●しゃりしゃりと霙降るなり今がすぎ   正子       
この冬芽辛夷と知って銀まぶし     正子
この道の伸びきり銀杏黄葉立つ     正子
キャンパスの丘がうずもる銀杏黄葉   正子

○実葛(サネカズラ)

[実葛/東京白金台・自然教育園(2014年11月19日)]_[実葛/東京白金台・自然教育園(2012年11月21日)]

★葉がくれに現れし実のさねかづら/高浜虚子
★境内か否かを知らずさねかづら/森田 峠
★木洩日や美男葛の葉がくれに/山下渓水
★行きすぎて戻りて美男葛の実/川崎展宏
★悔い多し美男葛の実を数え/小堤香珠
★下心ありやに美男葛の実/阿部寿雄
★人恋し美男葛に風吹けば/大野温子
★雨脚のときをり烈し実葛 しじみ

★真っ赤なる実に驚けば実蔓/高橋正子

 実葛(サネカズラ、学名:Kadsura japonica)は、マツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本。別名、ビナンカズラ(美男葛)。葉は長さ数cmでつやがあり互生する。ふつう雌雄異株で、8月頃開く花は径1cmほど、10枚前後の白い花被に包まれ、中央におしべ、めしべがそれぞれ多数らせん状に集まる。雌花の花床は結実とともにふくらみ、キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果をつくる。花は葉の陰に咲くが、果実の柄は伸びて7cmになることもあり、より目につくようになる。単果は径1cmほどで、全体では5cmほどになる。果実は個々に落ちてあとにはやはり真っ赤なふくらんだ花床が残り、冬までよく目立つ。関東地方以西、西日本から中国南部までの照葉樹林によく見られる。庭園に植えることもある。ビナンカズラともいうが、これは昔つるから粘液をとって整髪料に使ったためである。盆栽として栽培もされる。果実を漢方薬の五味子(チョウセンゴミシ)の代わりに使うこともある。
 古歌にもしばしば「さねかづら」「さなかづら」として詠まれ、「さ寝」の掛詞として使われる。
名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな (藤原定方、百人一首25/後撰和歌集)


◇生活する花たち「山茶花・初嵐・花八つ手」(横浜日吉本町)
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