タクシー人生

東京のタクシー人生について語ります。よくある話です。

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2016-12-13 17:40:50 | 日記
私は20年以上 ある製造メーカーの営業職として働いた。

営業には当然、競合相手がいる。取り扱う品目も「画期的な新製品」
などはない。他社もそうだが、同じような商品を「物が溢れて売れない
時代」に営業をかけるのだから大変だ。

「もう十分間に合っているから、要らないよ」という顧客に対して
「そこをなんとか」と売り込むのが営業であり、そういう業界にいた。

そもそも「あまり買う気がない客」を「買う気にさせる」のが大変で
「買う気にさせれば」後はそんなに大変ではなかった。

タクシーの場合はどうか。まずその会社、加盟グループが行っている
「営業」がある。冒頭でも書いたが、それは専用乗り場であり、専用チケット
であり、企業イメージを上げる活動であり、内部では乗務員のスキルを上げる
ための施策などが、それに当たる。加えて、各乗務員は個人個人でどこを
走れば、どこに着け待ちすれば、効率のよい乗車ができるかを日々考え、
行動している。これらが、「乗客にたどり着けるまでの営業努力」なのだが、
そんなことに関係なく、ただ流しているだけでも お客はいる。

ただ流しているだけでは「効率のよい乗務」にはならないし、実際の営収
に違いがでてくるのだが、繰り返すが、ただ流していてもお客はいる。

そのお客は手を上げて「乗りますよ」と言っている。

はじめから「買う気」がある「顧客」ということになる。

手を上げた時点で、商談はすでに成立しているようなものだ。

「買う気になっているお客と出会った時点で仕事が始まる」のだから、
これは簡単だ、と思った。


今まで私がしてきた「営業」を タクシー業界で表現するならば、
「バスに乗るため、バス停で待っている人になんとかタクシーに
乗ってくれ、と訴える」ようなものになる。

タクシーセンターではそのようなお客の勧誘は禁止とされている。

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