夢みるアンドロイド

アンドロイドは電気羊の夢をみるか?
膨大な情報を蓄積し相互にリンクするインターネットはやがて知性を持つかもしれない。

ソフトバンク 新30年ビジョン ~ビッグウェーブが来るゾっと~ (BN)

2010年06月27日 14時03分48秒 | ブロガーズネットワーク翼■ネットの未来記
ネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼 2010年6月27日掲載記事。
翼のブロガー、mugendai氏のブログに関連して書いたもの。



『ソフトバンクの300年後を想像してみる ~夢幻∞大のドリーミングメディア~』 より
<引用開始>
 孫正義氏のソフトバンク新30年ビジョンを見た。さすがに、2時間以上は、パソコンでは無理。30年ビジョンといいながら、なぜか話が300年ビジョンに。ソフトバンクは、将来、脳型コンピュータを売りたいと思っているらしい。
<引用終了>
via mugendai.bloggers-network283.com
 
 
上に引用したmugendai氏のブログを読んでみた。で、興味を引かれて孫社長プレゼンの動画をみてみた。便利な時代になったものだ。見逃した映像を、自分の都合のいい時に追体験することができる。長い動画とわかっていたので、PS3でアクセスしてテレビの画面で映し出してみた。ながら見にはいいぞこれ。

という訳で以下、その個人的感想です。

 

 
 ソフトバンク孫正義社長の「新30年ビジョン」の動画をみた。

6月25日のUSTREMでも中継されたプレゼンだ。
その内容の書き起こしはこちら↓
ソフトバンク孫正義社長による「新30年ビジョン」発表会 書き起こし

長い。約2時間。そんなに時間をかけて何を伝えたかったのか。
わからなかった。(笑)

これから世の中、変わるよ~。コンピュータがめっちゃ、賢くなるよ~。
ソフトバンクはその変化をプッシュしてくよ~。

そんな感じか?

なにしろこの長時間のスピーチの中で、ソフトバンクが主語でこれをやるという言葉があんまりなかったような気がする。300年後の未来まで語り、コンピュータが情報処理能力で人間を超える。身体装着したコンピュータチップを、脳波で直接制御してインターフェースをとる。そのチップ同士が無線で通信することにより、人と人との間でテレパシーライクなコミュニケーションが実現する。
 
とかとか、テクノロジーが世の中に変化を、それも大きな変化を生み出していく。というストーリーをSFチックに、歴史ネタも交えて様々なネタを詰め込んで語っていた。ネタというかトピックが多くて、「今、最先端ではこんなことが起こってますよ~」的な、例えていえば「ネットの最先端!」みたいな時事ネタの新書のような内容だった。情報量は多いが、ビジョンとしての内容は薄い。
  
「変わるよ~」しか言っていない。
 
恐らく伝えたいメッセージは、ない。あるとすれば、「情報革命を通じてひとを幸せにしたい」という抽象的なワンセンテンスだけだろう。
 
あとふたつ、具体的だったのは、30年後にソフトバンクグループの株式時価総額を、今の2.7兆円から200兆円にしたいということ。今、800のパートナー会社を5,000社にしたいということ。
 
それもちらっと触れただけだった。どうやって?
 
その方法論についての言及はなかった。
 
プレゼンの大半は、ソフトバンクとは無関係な、ビジネスにとっての外的環境の変化についての説明であったような印象。主語がソフトバンクではない。
 
「ビッグウェーブが来るぞ!ソフトバンクはその波にのってビッグになるぞ!」という。そんなプレゼン。
 
普通、プレゼンというものは内容をそぎ落とす方向で構成する。伝えたいメッセージを明確にし、それをシンプルに、適確に伝えられるように構成を考える。今回の孫社長のプレゼンは、そういう風にはつくられていない。
 
言いたいことを、山ほどぶちこんで、その大量のネタをどんな順番で披露するかについて、流れを構成した。そんな感じのプレゼンだ。だから、終わった後に、何が言いたかったのかわからない。それはつまり、伝えたいメッセージというものがないからだ。「世の中、これから変わるよ~」以外に。
 
詰め込まれた個々のネタについては、私はアグリーだ。同意する。大きな流れとして、コンピュータは進化する。それは社会の変化をもたらす。それはその通りだと思う。(私個人としては、その変化は個々の人間のあり方を変えていくと考えている。私の関心は、もっと人間サイドにある。)
 
西暦2000年に、革命と呼ばれたインターネットは、しかしまだその変化の始まりでしかない。本当の変化はこれからだ。これから、更に大きな変化が始まるだろう。そのことについては私は同意する。
 
しかしその大きな変化の波の中で、ソフトバンクがどんな役割を演じようとしているのか、このプレゼンでは伝わらなかった。
 
主語がない、ということは、それが一般論であるということだ。
 
何をするのか、具体論がなかった。まあそれはいいだろう。いち民間企業の将来ビジョンの説明会だ。こういう方向にいきたいという、方向性を語ったということだ。方向性を語ったのであって、方法論ではない。
 
「大波が来るぞ!」と少年は叫んだ。その大きなビッグウェーブに対して、推進派にまわるのか、抵抗勢力になるのか、ある意味、その選択肢をつきつけたとは言えるかもしれない。
 
30年に一度の大法螺と、自ら語った孫正義社長のプレゼンは概ねこんな印象を残しました。
 


しかし、ムーアの法則というものは、根拠のあるものではなくて、単なる経験則なんだけどね・・・
理論的仮説ですらない。


 
プレゼンの終盤、突然、孫社長はおばあちゃんの話しを涙目で始める。あ、暴走始めちゃったよ。そう思った。お涙頂戴の浪花節かよ。そしたら最後の最後に、「名も知らぬ少女の幸せのために尽くしたい」という言葉とともにひとりの少女の写真で締めくくった。
 
暴走じゃなかったね。ちゃんと構成があるんだね。余計な演出だったよね。
やらなきゃいいのに。






ブレイクスルー (BN)

2010年06月27日 01時25分34秒 | ブロガーズネットワーク翼■ネットの未来記
ネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼の2010年6月27日掲載記事。


ブレイクスルー


いつだってそれを求めている。

全部とっかえたい。何もかもあらゆるものをぶっ壊したい。すべてをつくり直したい。

おそらくそれは、理屈ではなくもっと本能に近いところの願望なのだ。

私にとってそれは、おそらくは自由でありたいという願いなのだ。自由でそしてオリジナルでありたいという思い。

なぜか。我々は始まりにおいてコピーから始まっているから。

遺伝子は親のコピーであり、言葉もまたコピーであるから。我々は起源においてコピーから始まっている。

コピーから始まりオリジナルに至る。それが創造のプロセス。

序破急というもの。

ブレイクスルーしたい。突破したい。しがらみから抜け出したい。創造の領域に至りたい。定められたレールの上から逸脱し、自由に走り回りたい。

人真似から抜け出したい。

壊してしまいたいという願望は、そんなところから始まっている。

誰かの物真似はいやなのだ。

それが、ブレイクスルーを求める心の根っこにあるもの。

すべてを叩き壊してつくりかえたい。

縛り付けるルールから自由になりたい。

それはそういう願いなのだ。

創ることは壊すこと。それはそれ程の破壊力を秘めた力なのだ。

その意味においては、創造とは世界を創り直すことに等しい。

コピーからオリジナルへ。

 

 




実況中継 ~メディアの将来を考える会~ 角川の会長角川歴彦氏の講演を津田さんがtsudaる (BN)

2010年06月23日 20時02分17秒 | ブロガーズネットワーク翼■ネットの未来記
ネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼 2010年6月23日掲載記事。


いやなんか。タイトルつけたらそのまんまなんですが。
津田大介さんのTwilog 2010年6月23日

↑ このサイトの2010年6月23日のところ。

本当はこの津田さんのツイートを全部コピペしようかと思ったんですが。でも著作権的にどうかな?ってのがちょいと疑問だったので、リンクだけにしとくことにしました。

しかし、なんにしても、ネットってもんは面白いな。このフラット感は過激ですらある。或いは感激でもある。

情報を届ける手段は、実に多様化し、いつでもどこでもユビキタス化もかなりに進んでいる。こんな世の中にあって、情報を編集するエディターの役割は、今後ますます重要になるという角川会長の意見には賛成。

情報量は爆発的に増えている。その中から、重要な情報を選んで組み合わせてプレゼンしてくれるならば、それは役にたつ。それはメディアとしての付加価値だ。

情報としてのトピックを単体で出すのではなく、その背景や周辺に与える影響、その情報から読み取れる今後の変化。それらを組み合わせて、解釈を加え、加工した上で提供する。それが編集。

情報の重要性についての評価基準は、当然ながら個人としての重要性ではない。それが多くの人にとって共通することかどうか。普遍性だ。重要な情報を選び出してそれを上位表示する。それは編集というプロセスの最初の工程。

世の中で今、どんな情報が関心をもたれているかを知るためには、様々な手段がある。例えば、ツイッターのタイムラインをながめていると、たくさんの人が取り上げるネタがあり、話題になっていることがわかる。検索ワードランキングやふぁぼったー、TweetBuzzやRT助ったーのようなサービスもある。これらは一次情報に対するリアクションとしての二次情報の数を拾うもの。

重要な情報のピックアップについて、ログの解析や統計処理も活用して、何が大事で何がそうでないか区別をし、効率よく教えてくれるようなサービスだったら、それは役に立つものだろう。

そんな世界が果たして、全自動なものなのか、人手を介するものなのか。

まあどんな形にせよ、情報評価のプロセスには人間によるジャッジはどこかで必要な気がする。

それを、編集者という名の個人が特権的な立場で行うのか、多くの人がそのネタを引用したかどうかの統計処理として行うのか。そこには一次情報と二次情報での違いもある。

ソーシャルメディアに関する統計データと、個人の主観的な評価基準とをうまくミックスする方法が求められるのかもしれない。

ま。いずれにしても、これから我々が直面する世界がどのようなものであれ、ジェネレーションギャップがこの先どこまでも進むにせよ、これまでやってきたやり方を、無批判に続けようとする考え方は決定的に間違っている。従来のやり方を疑え。それは批判に晒されなければならない。

今は世界の底が抜けている状態だ。なにもかも全てがひっくり返っていく時代だ。これまでの常識は、全て通じないものだと仮定してこれから先は進むべき時代だ。過去にとらわれていては生き残ることすらできない。

新しい時代の新しい常識を捜し求めなければいけないそんな時代なのだと思う。

誰もが、そしてなにもかもが生まれ変わらなければいけない時代なのだ。変化の時代。

次のステージへ進むべき時が、今なのだ。

 



2010 年6月24日07:25 加筆修正しました。



 

孫氏の理想と夏野氏の悲嘆(孫正義VS池田信夫「光の道」対談(夏野剛司会)を読む) (BN)

2010年06月20日 15時20分36秒 | ブロガーズネットワーク翼■ネットの未来記
ネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼の2010年6月20日掲載記事。
翼のブロガー、mugendai氏のブログに関連して書いたもの。


引用開始
ソフトバンクの孫正義氏の「光の道」対談シリーズ第二弾、前回のITジャーナリストの佐々木俊尚氏に続き、経済学者の池田信夫氏だった。なお、佐々木氏との対談については、ジョブズ氏と孫氏の2015年・クラウド革命の違いはどこにあるか(ホームサーバの戦い・第62章) で触れている。今回は、リアルタイムで視聴できなかったので、書き起こし文章をざっと流し読みしただけである。
引用終了

孫氏の理想と夏野氏の悲嘆(孫正義VS池田信夫「光の道」対談(夏野剛司会)を読む)
夢幻∞大のドリーミングメディア by mugendai


ちょっと初めてリブログというやつを使ってみます。そもそもリブログって何?引用とは違うの?という状態なのですがとりあえず試してみる。

 

さてさて、上でリンクした、mugendai氏のブログですが、約3時間近くの対談のポイントをうまく要約されています。私も同じくリアルタイムでみておらず、対談の書き起こしを読んだ訳ですが。これ無茶苦茶長いです。

 

もとドコモ取締役で現 慶応大教授の夏野剛氏が司会をつとめた、ソフトバンク社長の孫正義氏と経済学者池田信夫氏のこの対談、2010年6月17日にニコニコ動画やUstreamで生中継されました。ノーカットで生中継かつ時間無制限(前回の孫正義氏とジャーナリスト佐々木俊尚氏の対談は5時間やったらしい)ということで画期的な対談であります。

 

孫正義氏の主張は、日本経済再生のためには産業構造をITで活性化することが必要。

 

iPhoneやiPadなどネット接続端末の普及やアプリのクラウド化によりケータイのデータ通信量が急速に拡大しており通信能力の千倍、万倍規模での拡大が今後必要。

 

無線帯域には物理的限界があるため、利用者の屋内までは光ファイバーで通信し、屋内に無線LAN装置を設置することで通信量を光に振り向けないと増大する通信需要に対応できない。

 

そのためには現在約30%の普及率にすぎない光ファイバーを全ての家庭にひくことが必要。

 

現在、NTTは古いメタル回線の設備と光ファイバーの両方を提供しており特に保守費の点でコスト高になっている。国策としてメタル回線を全て光に置き換えれば、2重コストの解消によるコストダウンで光化の費用は充分まかなえる。税金の投入は不要。

 

メタル回線を全て廃止すればコストダウンによってNTTの利益は拡大するため、公平競争のためにNTTは回線をひく会社と交換機やネット接続をする会社に分社・資本分離すべき。

 

日本のIT活用を進めるために電子教科書と電子カルテのしくみをクラウドでつくり必要な端末を無料配布するべき。それによりITを使いこなすリテラシーを育成。また医療費もコストダウンできるはず。

 

なにしろ3時間近い対談のうちの大半を孫正義氏がしゃべり続けているのですごいボリュームですが大雑把に要約するとこんな感じ。

 

まあ要するには小泉改革以上の産業構造改革がこれからの日本の発展のためには必要だとぶち上げた訳です。

 

それが新たな税金の投入をせずにNTTが今の料金体系の中でメタルさえやめれば実現できるといっている。(これに対しては、だったらソフトバンクがNTTを買収して自分でやれよ、と池田氏からツッコミがはいっています)

 

mugendai氏も指摘のとおり、対談の結果は、天下国家を語り日本のこれからのあるべき姿、方向性についての理想論を語る孫正義氏に対して、大枠としてのITによる産業構造変革の必要性については、池田信夫氏、夏野剛氏、両名とも賛同するものの、それに必要なコストや時間についての孫正義氏の試算については関係者による検証が必要であること。またその試算が概ね正しいと仮定しても、その実現には、政府や関係省庁による大規模な牽引が必要であり、総務大臣のみならず、総理大臣の主導による厚生労働省や文部科学省をはじめとする行政を巻き込んだ改革が必要だ。という、壮大なものとなりました。←誰がやるのかね?

 

日本の将来のためには、国家レベルでクラウドを含めた情報テクノロジーの活用による産業構造転換を進めなければならないという壮大な話を持ち出さないと議論が収拾しないという、総論賛成、各論反対といったところ。単純化していっちゃうと、理想はわかるけど現実には無理だろ?というのが両名の孫正義氏に対する見解だったように私は受け止めました。

 

ま、池田信夫氏はテレビやケータイを巡る電波の割り当てを合理的なやり方に見直す必要がある。来年のテレビのアナログ地上波停波が、大胆に見直すラストチャンスだ、というそれだけをいいたかったようにも見えましたが。

 

さてここからが私の感想。

 

孫正義氏はメタルを廃止して全て光化しろといっている。彼らしくないことには自分がやる、とはいわない。

 

利害関係者としてのソフトバンクにどのような影響があるのかといえば、ケータイのデータ通信量の急激な増加への対応が可能になる。すべての回線が光化することでネット関係のビジネスチャンスが拡大する。ISPだけではないでしょう。出資したUstreamやストレージ、クラウド、電子書籍や映像コンテンツなどブロードバンドによる新たなサービスが可能になる。付加価値の低い回線管理をNTTに任せてそれを安い料金で借りられる。電子教科書や電子カルテの端末としてiPadが売れる。(孫正義氏は端末をタダで配るといっているけど、自社からタダで提供するとはいっていない)

 

まあビジネスなんで利害があるのは当然として、それが天下国家のためになるならば、全体最適化にそうならばやればいいと思います。ただしコストの問題はある。

 

孫正義氏の試算にはちょっとみただけで疑問もある。本人はきちんとデータに基づいて試算しているといっているけれど。例えば、電話しか使わない人の回線も光化する。電話の料金は従来と変えない。光を電話に変換するアダプタを貸し出す。といっているが、ぱっとみ、アダプタの料金は試算にはいっているのだろうか。光化の工事も2万6千人の工事担当者がいれば5年で 4,600万回線分の工事ができる、と計算しているが、今時、日中家にいない人は多い訳で、工事の人数だけいりゃいいってもんじゃないんじゃない?試算に間違いがあったら指摘してくれと孫氏はいってるのでその辺は誰かえらい人がやってくれるんだろうけど。

 

一番大変なのは、現状の全てのメタル回線を光に変える、という部分なんだろうな。メタルと光のコストの二重化を解消することで税金使わずに光化できるといってるので、全部を光にしないと計算が全壊する。今あるものを全部変えるとなると、こりゃあ法律でやらないと無理ですね。国家事業としてやるのか。電子政府だってずいぶんなおカネをかけて、一部しかできてないのにな。かなり大変だと思う。もしそれが必要なことならば、実現が難しいからといって諦めちゃあだめなんだ。どうすれば実現できるか本気で議論しなきゃいけない。そう、孫氏はおっしゃるけれど。

そして、夏野剛氏はインフラだけつくっても意味がないと指摘する。光による高速な通信を使って快適な生活と更に産業構造の転換を実現しなければ、無駄な設備になってしまう。これはこの対談の前に孫正義氏と対談した佐々木俊尚氏もほぼ同意見だと思う。夏野氏は電子カルテや電子教科書は5年では実現できないという。コストだけの問題ではない。行政や業界を巻き込んだ大きな改革を行わない限り実現しない。と。まあこれが現実的な意見なような気がします。医療関係は大変。

 

それが簡単ではないことも政治や行政を巻き込んだ大きな改革が必要であることも孫正義氏は認めています。でもやらにゃいかん。と、そんな感じ。

 

三者が同意したのは、ITをもっと政府が真剣に考えにゃいかんということと、「光の道」という構想が主として政治の課題であること。国の方向性としてのジャパンビジョンを立ち上げる必要がある。また、そのような国の方向性を定める議論が密室内で行われることはおかしなことであり、今回のこの対談のようにオープンな場で議論し、その決定には国民も参加する形で行うべきである。ニコニコ動画やUstreamやツイッターなどの手段でそれは可能である。

 

まあどうも、坂本龍馬の見すぎでなけりゃいいんだけど。政治は変わりますかね?本気で信じているのかしらね?

 

あ、白いお父さんの出馬で日本の政治は変わるのか!
 
 
 
 
 
  

A long story about the Bloggers Network283 (BN)

2010年06月18日 05時01分22秒 | ブロガーズネットワーク翼■ネットの未来記
前回ご紹介した新しいブログのポータルサイトのブロガーズネットワーク翼(もとCNET Japan 読者ブログ)での初投稿記事です。2010年6月18日にポストしたもの。なお、サイトの制限によりこのブログでのタイトルは短くしてあります。もともとのタイトルはこれ
A long story about beginning of the Bloggers Network283




おはようございます。当ブログへようこそいらっしゃいました。

「ネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼」というこのブログ、本日、新装開店リニューアルオープン再起動でございます。リニューアルなんだけど、ほとんど新規オープンでもあるという、その辺の事情について、「ブロガーズネットワーク翼」誕生秘話の物語を一席。リニューアルご挨拶も兼ねてお話しいたします。

 

 

A long long time ago in a galaxy far, far away ...

 

それは今よりも少し昔のこと。あるところにCNET Japanという王国がありました。亜米利加という国に本拠地を持つCNETは、Web世界のIT系ポータルサイトとして周辺諸国と限られたユーザアクセスを巡る激しい争いを繰り広げておりました。

 

その王国には読者ブロガーと呼ばれる選ばれたブロガーたちがおりました。彼らはユーザを味方につけるために王国によって選ばれた者たちであり、自らの志願に基づいて、自身のプロフィール、ブログのテーマ、サンプル記事、5つの投稿予定記事の概要等を王国に提出し、審査を受けた者たちでありました。その審査は時に1ヶ月から2ヶ月に及んだとも伝えられています。

 

そしてその数は100人とも200人とも、或いはそれ以上とも言われその真相は未だに明らかになっておりません。

 

生まれも育ちも年齢も、そして経験値も職業もスキルも体力値もレベルポイントもバラバラな彼らブロガーは、それぞれの見地に基づいて様々なテーマについてのブログを、王国領土内に借り受けた場所において書き連ねておりました。そのブログの数々は豊かな多様性に満ちていたといいます。王国の注目度に由来する自主的な規律と、各々のブロガーの自由奔放度及び個性との間にある種のバランスがあったためとも言われています。

 

ところがある日、彼ら読者ブロガーのもとに王国から一通のメールが届きます。

 

それは読者ブロガー制度の廃止についての通知でありました。

 

その通知から約1ヶ月の後に王国のサイト全面リニューアルにあわせて、彼ら読者ブロガーの王国からの追放と、彼らがこれまでに書き続けてきた過去のブログの完全消去を伝えるものでした。

 

突然の最終通告を受けた彼らは、ある者は感謝の言葉とともに静かに終焉を受け入れ、またある者はその唐突な解散宣言に戸惑いと過去の蓄積を抹殺することに対しての批判の声をあげ、またある者は新たなる土地への移転に向けての支援策として過去ログのバックアップデータ提供と公式な説明を求めました。

 

しかし彼らに対する王国からの理由の説明はなかったのです。

 

その後のおよそ1ヶ月に渡る混乱の時期の中で、王国が彼らブロガーの中から一部の者たちをピックア ップし、その彼らにリニューアル後の王国内でのブログの継続を約していたことが明らかになりました。ブログを残す者と消す者とに選別するというその計画は、双方のブロガーに対して更なる混乱を引き起こしたのでした。なぜなら消される者たちが様々な反発を示す中で、線引きの基準も知らされぬまま残されることになった者たちは、そのことについて他のブロガーたちへのシンパシーと選別への戸惑いを覚えたからです。

 

混乱の最中、ブロガーの中から過去のブログデータを記録として吸い上げる技を編み出し、仲間達にその技を用いてブログ移転の支援を申し出る者が現れました。そしてまた、沈黙を守り続けた王国はやがてその後、一度だけ読者ブロガーに対する通知を行い、同じような技により過去のデータを吸い上げる方法を読者ブロガーに伝えたのです。

 

これら2つの技により、彼らの刻み込んできた過去のブログの記録が完全消失することは免れることとなりました。

 

王国はついに一度もそのサイト内で読者ブログ廃止、そしてサイトリニューアルについて公式な発表を行うことなく沈黙を続ける中、ブロガーたちはそれぞれの進む道について自らのブログやそのコメント欄、また新たな相互伝達手段である Twitter等を通じてその思うところを語り続けました。

 

王国から再び選ばれて新生後の王国ブログに残る者、ブログをやめて今後は沈黙を守ることを告げる者、新たに別のサイトでブログを立ち上げる者、以前から続けていた自分の個人ブログに戻る者。かつて読者ブロガーと呼ばれた者たちは、こうして分断され、それぞれの道を歩み始めることを表明してゆきました。

 

そうして予告されたある日、王国は一夜にしてリニューアルを成し遂げました。そこにはかつての面影はなく、名前は変わらないながらも中身は別なものとして王国は生まれ変わりました。

 

読者ブログとして書き続けられてきたそれまでの投稿記事の削除について、王国からサイト上で告げられることはついに一度もなかったのです。

 

こうしておよそ1ヶ月にわたる混乱の時をへて、CNET Japanの読者ブロガーは離散の道を辿ったのです。

 

しかしその過程の中にひとつ、小さな動きが生まれていました。

 

離散の道を歩み始めていた者たちに団結を呼び掛ける者があったのです。それは朝之丞という名のブロガーでした。過去のブログを残すための技を生み出し、その技で他のブロガーを助けたその人です。

 

かつて同じ王国内でブログを書いた者で新しい共和国をつくろう。その者はそう呼び掛けました。

 

ちりぢりばらばらになることをよしとせず、ひとつの場でお互いのブログを参照しあい刺激を与え合う。そのような場を目指して新たな国をつくろうという動きがやがてひとつの形を結びました。

 

それがこのブロガーズネットワーク翼という新しい場なのです。それは様々な出自をもつブロガーが、ブログというただ一点において互いに緩やかに結び合う共同体の誕生でした。

 

このブロガーズネットワークが今後、アクセスを増やして大きく成長していくのかどうか。その行く先がどのようなものになるのか。それは誰にもわかりません。しかし、ネットの世界におけるひとつの小さな波が、新たに、そして確かに生まれたのでありました。

 

このようにして『翼』という形で物語は続いてゆくこととなったのです。

 

 

 

 

 

※ この物語はフィクションです。事実を記録として残すことが目的ではありません。この一連の出来事の記憶を物語として語ること。物語としてのこの話には誇張や省略、及び脚色が含まれています。しかし新たに始まる物語の始まりの記憶として語っておきたかったのです。


 

ネットの未来記 新装開店リニューアルオープン

2010年06月17日 21時33分08秒 | CNET Japan 読者ブログ■ネットの未来記
以前、CNET Japanで読者ブログとして書いていたブログ、「ネットの未来記」を別のサイトで復活させました。

CNETが読者ブログを廃止して、過去のブログも見られなくなってしまったことに対して、これに異を唱えるブロガーが集まって新たに立ち上げたブログポータルサイト、ブロガーズネットワーク翼。(http://bloggers-network283.com/)

その翼に私のブログを開設しました。(http://denkiami.bloggers-network283.com/)

お互いにたいした接点もなかったブロガーが、かつて同じサイトでブログを書き、お互いのブログを読んでいた、というゆるいつながりでひとつのサイトを立ち上げ、そこに集う。ビジネスベースではない、個人と個人のつながりでサークルのような感じでサイトをつくる。なにか不思議な縁(えにし)を感じて、ドキドキワクワクしています。

CNETというメディアから一方的に切られたブロガーが個人ベースでスタートさせたブログ集合体の新たなメディア。しかもサークルみたいな。

これがこの先、うまくいくのかどうかわかりませんが、なんだか面白い動きになっています。なんとかうまくいくといいのだけれど。ここから先は神の味噌汁です。


ところで、そのネットの未来記@ブロガーズネットワーク翼のために、自分のプロフィールを書いてみたのだけれど、なんかいまいちここのサイトにしっくりこないので、載せるのをやめました。

でもせっかくなのでここに載せときます。私のプロフィール。よろしくです。


トガったもの、エクストリームなものな好きな人間です。
デジタルに白黒つけるよりもその中間のグレーゾーンでバランスを見い出そうという傾向があります。
論理より感性に依存する型です。
波動やリズムに近付きたいと望んでいます。
シンプルなものを好んでいます。
人間は歩く情報のカタマリであると考えています。マトリックスのイメージで



Twitter使用感についてのちょっとした感想 →スピードと引き換えの断片性

2010年06月08日 22時17分36秒 | Weblog
ただいま充電中


仕事絡みで土日をどっぷりTwitterにはまり込んでたりして、ここのところなんだかんだとアウトプットし続けてて、なんだか出し尽くした感。

Twitterってかなり消耗する感もあるな。RT返してるのがほとんどなんだけれど、反射神経で勝負してると、緊張感はあるけれど、深く掘れない気がする。というよりもそもそもインプットの欠乏感。

確かにTwitterは情報早くて、テレビのニュース見てても、ああそれ知ってるみたいなことが多くなるんだけど、なんとなく知ってる感じ、いってみればデジャブ感覚が日常的になってるみたいな。ちゃんと理解してる訳ぢゃないけど聴いたことある、的な。

ちょっとインプット増やして充電しないとマズイ。

自分にエール。

がんがれオレ!

 

本日、iPadをゲットしました

2010年06月02日 23時26分27秒 | Weblog
本日、やっとiPadゲットしたんだけれども。

なんか、思ったほどの感動はないな。

所詮はでっかいiPod Touchだった印象。

こんなもんなのかな。

そんでもゲームの太鼓の達人には熱くなって若干はまってしまったのだけれども。

アラン・ケイのパーソナル・コンピュータには、まだちょっと遠いような気がした。