梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

紅葉を求めて(1)

2007年11月05日 | 
 一昨年、昨年は陶芸作品の制作が忙しく行きませんでしたが、毎年10月の中頃に紅葉を見に行きます。今までに、八甲田山、裏磐梯、奥日光、日光、鬼怒川、塩原、奥只見湖、谷川岳、蓼科など家が柏ですので、首都高速を使わない北関東、南東北の色々な所に行きました。天候を見て、早朝に家を出る、当然宿泊場所は貴方任せの旅が多かったです。観光シーズンですので、何箇所もの場所で泊まる所を探す、そんな旅ですね。しかし、偶然良い温泉にめぐり合えたり、良い料理にめぐり合えたり、そんな時は、最高の喜びです。
 私は紅葉の時期は林道を走ります。それも、ゆっくりと5,6キロの速度で周りの紅葉を楽しみながら紅葉のトンネルを走るのです。当然たまに追いついてくる車は先に行って貰います。これが車での紅葉狩りの醍醐味です。檜枝岐から奥只見湖に抜ける道など好きな道です。
 今回は11月2日、3日で鳴子峡に行きました。数年前に八甲田山に車で行きましたが、東北は遠いです。そんな訳で今回は初めてバスツアーで行く事にしました。クラブツーリズムの”たびともバスツアー”で乗る場所も松戸からです。当然東北道などのコースは出発時間が遅く、9時集合です。家を8時に出れば良いので楽です。
 松戸の集合場所に行きましたら、色々な場所に行くコースが有るのでびっくりしました。私はダンスをしていますので、よく鬼怒川や塩原に一泊でダンスをしに行く人達が居り、松戸までホテルのバスが迎えに来ることを聞いていましたが、同じ場所にそこに行くバスが来ていました。今回は新しい発見です。
 鳴子峡をポイントに最上川の川下り、蔵王のお釜を見るなどのコースが有ります。今回はお釜を見るコースにしました。家内は鳴子峡に2度ほど行っていますが、私は初めてですので、鳴子峡の紅葉のよい時期にポイントを合わせ、コースと時期を決めました。今年は10月が暖かく、紅葉が遅くなると思い、ツアーの最後の日が3日土曜日出発ですので、その前の2日金曜日出発で申し込みました。紅葉の良い時期は毎年異なるので、事前に予測するのもポイントですね。上手く予測が当たると感激です。
 初めの目的地は蔵王のお釜です。昨日の雨もあがり、どんよりした曇りですが、徐々に天候が回復するようです。東北道を仙台の手前の白石で下り、一路蔵王に向かいました。エコーラインでは蔵王の稜線もくっきりと見え、お釜が見れるのではと期待しました。途中山の中腹辺は紅葉が綺麗いでした。しかし、山の上の方は紅葉も終わり枯れ木です。鳴子峡の紅葉に合わせた旅ですので、鳴子峡の紅葉が期待できます。しかし、山の斜面を回ってスカイラインの入り口近くに行きますと急にガスの中に入りました。山は風向きで急にガスが掛かることが多いです。多分蔵王のお釜が良く見れないのは、北西の風が吹くとガスが掛かり、見れないのではと思います。紅葉の季節はお釜を見れるのは少ないのではと思います。霧の中をバスは登り、お釜の近くになりましたら、道の周りに白い花が咲いています。初めは花と思いましたが、良く見ると枯れ木に霧氷が付いているのです。予期しない霧氷が見れたことは感激です。お釜の駐車場でバスを降りますと、冷たい雨です。気温は3度ほど、風も強く、霧氷の写真を撮り、休憩所の中に入りました。


 今日の宿は作並温泉のゆづくしの宿”一の坊”です。有名な宿だそうで、宿泊を楽しみにしていました。旅館は鉄筋ですが、ロビー、喫茶室や階段などもゆったりとしており、落ち着いた雰囲気です。部屋はベットでした。お風呂ですが、大浴場と2つの露天風呂が有ります。露天風呂は時間により、男女が入る時間が異なるようになっています。露天風呂まで少し歩きますが、その廊下は趣が有りました。宿に付いたのは6時頃でしたので、既に暗く、広瀬川の源流に沿った露天風呂からの眺めはライトが照らされているところしか見れませんでしたが、期待できます。夕食はキノコなど季節の素材を使った懐石料理でしたが、美味しかったです。また、接待する従業員が多く、またその教育が行き届いているようで、楽しい雰囲気で食事が食べられました。この従業員のもてなしは翌日の朝食、ロビーでの応対など気配りの行き届いた応対に感心しました。ロビーなどで写真を撮っていると、直ぐに従業員の方が来て、家内との一緒の写真を撮ってくれます。朝起きると直ぐに昨日の夜入った露天風呂に行きました。広瀬川の源流に沿って作られた露天風呂ですので、腰湯や立ち湯、温度の違いなど4種類の湯船があり、川の流れを風呂の中から見れます。丁度目の前に大きな岩があり、そこで川が迂回しているのですが、その流れに沿った奥行きのある紅葉に色付いた両岸の崖の風景、自然の中に溶け込んで湯船に浸かる、想像したい以上に趣が有りました。朝食は和食のバイキングですが料理の種類が多く、これも感激でした。素晴らしい一時を過ごす事が出来、また訪ねてみたい宿です。
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