器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

いきもにあ2022の戦利品 ヒメダイ コハダ

2022-11-06 10:08:31 | 料理(魚貝)
いきもにあ終了後に大阪へ・・・
翌朝今回天満市場で買ってきたのがこちら・・・

ヒメダイ・・・900gあるんで結構立派な感じ。
ヒメダイだけじゃなくてオナガとかチビキとか言われるような魚のたぐいは今回が初めて。
・・・小売りじゃ普通売ってない・・・
市場ならではの買い物だと思います。


フエダイ科の魚って夏に産卵のはずだから今のやつって産後で味落ちてるのでは・・・
と思いつつ捌いてみたら抱卵しはじめたってくらいの時期だった。
たぶん悪くない状態。
結局素人にはこういうのわからない(苦笑)。


それともうひとつ

コハダ・・・珍しくもなんともない魚
だけど小売りじゃ普通売ってないと思います。
これも初めての買い物。
硬直した新鮮な状態・・・まさに寿司屋用

折角なんでコハダの刺身、塩焼きを試してみる
左はヒメダイの真子(卵)の塩焼き

疲れて帰ってきて魚捌くの面倒くさい・・・
とか思ってたけどやってみると意外に楽しい(笑)

コハダの刺身は・・・
皮の下脂だけじゃなくて身にも脂があって骨も身も柔らかい
ニシン系青魚の風味が少し感じるけど旨味とか香りとかは弱い
養殖で太った柔らかい魚っぽい・・・という感想。

コハダの塩焼きも・・・似たような感じ・・・。
どっちもわざわざやらなくていい・・・というのが結論(苦笑)
残りのコハダは全て酢〆に

ヒメダイの真子はさすが高級魚って味わい。
卵まで感じさせてくれる高級感。

フエダイ科の魚は日持ちするのでまずはアラから頂きます

蒸しあがったヒメダイのアラ
湯気からはフエダイとかアオダイとかと同じ匂い・・・
まず何もつけずにそのまま食べます。
旨い魚はなにもつけずに食べても”旨い!”って感じになります。

今回のヒメダイは・・・完全に合格!旨え~(笑)
タレ回しかけて頂きます
顔のまわりのゼラチン質の部分は食べてる口の周りがベタベタするほど強い。
・・・たぶんこれ疲れた体の栄養補給になるな・・・
とか考えながら無言で骨にしゃぶりつく・・・
旨い魚のアラと旨いカニは食べ方が似てると思う。

残った骨でさらに出汁を取る貧乏人・・・
これ多分前に同じこと言ったな・・・

でも地球の環境が悪くなってこういうの当たり前になる未来もあり得ると思う・・・

こちらはヒメダイの耳石
目の後ろあたりに入っていて骨より硬い炭酸カルシウムで出来ていています。
この耳石で年齢推定ができる・・・
魚の種類によって形が違って魚の宝石・・・とか言われているそうです。
今回のいきもにあで隣の隣のブースで出展されてた”鱗音”さんに教えて頂きました。
イベントはこういう出会いがあるから楽しい・・・


蒸し物旨かったけどヒメダイってどういう味の魚・・・?
っていうのがよくわからなかったので、翌日は魚の個性が際立つセビーチェで・・・
作り方はこんな感じです↓
以前の記事 フエダイでセビーチェに挑戦

・・・これ書いててやっと気が付いた・・・
蒸し物、セビーチェ・・・
フエダイ買った時とやってること全く一緒だったと・・・(苦笑)

このヒメダイのセビーチェの感想は・・・
まず旨い、フエダイ科の魚の中でも上級種って感じ。
アオダイたまに食べるけどアオダイじゃこうはいかない・・・。
・・・ただ、これがヒメダイっていう個性もない
フエダイ科のなんか上等なやつ・・・
ヒメダイってそういう魚なのかも。

こちらはコハダのアラ
コハダで出汁取る人あんまりいないだろうな・・・
一回炙って乾かしてから煮てます

少し感じるニシン系の香りと小魚なのに妙にコクのある味・・・

これならって感じでまずこめ油でニンニク、ネギをじっくり炒める


で、醤油、コハダ出汁、ニンニクネギ脂でコハダラーメン
・・・ふざけて無いです、真面目です(笑)

魚のアラの出汁って1口目にクセや臭みを感じるけど2口目から全く感じなくなる・・・ということが多い気がする。
このコハダラーメンもまさにそんな感じ。
意外に違和感なくて旨い。
ただコハダの酢〆と麺一緒に食べたら全然合わなかった(苦笑)

ヒメダイ、コハダの出汁ガラとエラ、内臓をコンポストに投入

土に帰っていずれは海へ戻ってくれ・・・・

・・・これもフエダイの記事と同じなんだけど・・・
フエダイ科のヒメダイなら間違えのない料理・・・

まずニンニク脂で炒めて・・・


ヒメダイの皮に切れ目をいれて塩降って・・・
皮面だけに小麦粉つけてパリッと仕上げます


で、フライパンに残った油に・・・
はじめにアラを蒸したときにとっておいた煮汁・・・じゃなくて蒸し汁
濃厚、冷やすとゼリーになります。
これを脂よくとまぜて乳化、ソースにします。


皿にもるとこんな感じ

たぶんこれが一番旨い・・・
と予想してたんで量が多め・・・
いやー・・・贅沢したな・・・これ(笑)

パリッと焼いた皮、火が通っても柔らかく旨味もしっかりしたヒメダイ。
そこに旨味と油の濃厚なソース・・・
更にカリッとしたニンニクやパセリのアクセント・・・
しかも量多めでじっくり楽しめる・・・
本当に旨かった・・・と言っておきます。

5日目・・・
ヒメダイって日持ちするから大丈夫・・・
・・・と油断してた・・・
うわ、これ生は危ないな・・・という状態・・・

まずサクの状態で熱湯で表面全体に火を通す・・・
で、切って・・・うん、ギリギリセーフってやつだ(苦笑)

本当は皮引いたヒメダイと皮つきを食べ比べたかったんだけど・・・
その必要はなかった・・・皮は寿司には邪魔という結論。
フエダイ科は皮厚めのやつが多い。
でも味、身の食感は文句なしで旨いです。
刺身なら皮つきもいいかも・・・ヒメダイの旨いけど個性に欠ける部分をカバーしてくれます。

はじめて自分で作ったコハダの握りは・・・
まず潮加減が少々足りなかった・・・
多分身に脂があるから塩はじいて染み込まなかったんだと思う。
でも結局材料がいいからやっぱり旨いです・・・料理の腕は足らなかったけど(苦笑)
左の2貫が1枚、右が2枚使ってます。
ん~、このサイズなら1枚で十分だった・・・。
皮引いた刺身と塩焼きでは感じなかったコハダらしさ?
コハダの味ってどうやら生(酢〆)の皮からくるみたい
脂ののった身のほうはおまけみたいな感じで皮から強烈にコハダ風味が来る。
このサイズで2枚もつけるとくどいくらい・・・

寿司は本当に奥が深い・・・修行に時間が掛かるのも当然だと思う。
自分が上手く出来なくても仕方が無い(苦笑)

次のイベント出展は
デザインフェスタ56 11月19,20日

立体、工芸、映像のエリア 西4回のJ-103でお待ちしてます!



いきもにあ2022 京都旅行編

2022-11-06 10:02:42 | 料理(魚貝)

まずは・・・
いきもにあにご来場のお客様、本当に有難うございました!!
3年ぶりの開催、
仕事、出張、のはずんんだけど、ほんとただただ楽しい2日間でした。
・・・毎日こんな生活だったたら・・・ただ幸せだと思う(笑)。


京都旅行とか言っちゃってるけどイベント出展の出張です・・・。
いきもにあ開催の前日、京都に到着。
2年ぶりに訪れた出町柳と今出川の商店街
自分にとってはぐっとくる場所・・・なんだけど
何てことない写真でなんか申し訳ないです・・


宿はいきもにあの会場、みやこめっせの近くに
極端な方向音痴な自分にとってこの京都左京区は数少ない土地勘のある町・・・
懐かしい~な....これだけで来てよかった....
とこのときは思ってしまった(苦笑)
まだいきもにあははじまってないのに・・・



その夜頂いたテイクアウトのタイ料理

パパイアの代わりにきゅうりを使ったサラダを自分でよく作るのでちゃんとしたタイ人コックの作ったものが食べてみたかった・・・
タイ料理ってほんとメリハリの利いた味付け・・・と実感。
甘くて辛くて酸っぱくて・・・
カレーは豚バラ煮込み、ご飯はもち米
食べてみて良かった・・あと美味しかった~。

初日、1日目の朝
宿で借りた自転車でいきもにあ会場のみやこめっせへ・・・
通りすがり・・・って感じに平安神宮

京都で自転車乗ってると知らずに有名な場所に出くわすこと多い・・・

外国人観光客がいなくなった錦市場ってどうなってるんだろ....
と思って1日目の終了後行ってみたとこ

今は普通に日本人観光客で賑わっててそんなに変わってないなと思います。
コロナ渦が収まってまた外国人観光客増えると元の?錦市場に戻るんだろうな・・・。
それはそんな感じでいいと思う。

いきもにあ1日目の夕食
錦市場で買ったはも焼き

錦市場って錦市場ならでは・・・
っていうもの探すのが本当に難しい(苦笑)
ほぼ観光地・・・だし・・・

ハモは生命力が強いから昔から京都までいきたものを運べた・・・らしい。
海から遠い京都の町でも食べられる海の幸・・・かな。
今でも京都のスーパーで普通にハモ売ってます。
写真のはも焼きは魚屋さんが作ったものなのでスーパーのものより細かくきれいな骨切り
スーパーでよく売ってハモの湯引き想像して
ハモだからあっさりしてるんだろうな・・・
と思ったらこのハモ焼き、見た目だけじゃなく味ももウナギっぽい
まずタレ、山椒、炭火焼きの香ばしさ・・・にウナギを感じてしまう。
そもそも他のウナギ目の魚、アナゴやウツボよりハモはウナギに近い種類なんで味やにおいはもともとウナギ寄り・・・なんだと思います。
ウナギみたいに脂はないけどこれはこれで旨い。
あ~、あと自分が養殖の脂っぽい魚もう合わない・・・
って歳かもしれないです(苦笑)
・・・ウナギよりだいぶ安いのもいい・・・。

いきもにあ2日目終了後は大阪へ・・・
日本一長い商店街、天神橋筋商店街周辺に宿泊

なんか商店街の写真ばっかりだな・・・
さすがに疲れて歩き回る気力は無し・・・気がついたら寝てた。

翌朝はまずうどんで温まる・・・

で、天満市場へ・・・ここへ来るのは2年ぶり・・・。
相変わらず珍しい魚がいろいろあって楽しい・・・。


そのあと新大阪から新幹線で鮮魚の高速輸送。
高速移動で目まぐるしく変わる窓の景色見てたら酔って気持ち悪くなった(苦笑)
途中の富士山


3年ぶりのいきもにあ、出展出来て本当に良かったです。
皆さん本当に有難うございました!

長くなったので続きはいきもにあ2022の戦利品で
あんたの戦利品って・・・
どうせ鮮魚だろ・・・と思った方
・・・当たりです(笑)

ホウライヒメジ

2021-07-22 18:49:53 | 料理(魚貝)

神戸阪急金魚と海のいきもの展、ご来場のお客様、Twitter等でご覧にんって頂いた方々、その他関係者、出展者、皆様に改めてお礼申し上げます。
(2週間も経って今更だけど・・・)

次回のイベント出展は9月11日12日、”博物ふぇす”になります。
コロナウイルス感染防止対策での開催になります。
入場券は1日目午前、1日目午後、2日目午前、2日目午後と別れています。
チケットはすべて前売りでお客様が2日間でまんべんなくご来場頂き、できる限り密にならないように考慮されています。
詳しくは博物ふぇすてぃばる!をご覧下さい。
海珠堂はA-4、入場口入ってすぐのところでお待ちしてます。

その他の予定・・・
11月13、14日 デザインフェスタ

12月4~12日 いえもにあ

12月11、12日 クリエイターズマーケット


・・・・・で、最初の写真は今回の出張の戦利品
手に入れたのはこちら・・・

金魚と海のいきもの展終了翌日に行った大阪の天満市場
2年ぶり?くらいの訪問だと思います。
・・・本当に久しぶり・・・。

正式な名前は多分、ホウライヒメジ
なんだけど”オジサン”という名前で売られてた・・・。
知ってる方も多いと思いますが・・・
ヒメジ科ウミヒゴイ属に標準和名、その名もオジサンという魚がいます。
標準和名、マアジ、マサバ、サンマ・・・
というのと同じ感じで正式名称”オジサン”です・・・。
そしてこのウミヒゴイ属の魚数種類はあまり区別をされてないんだとか・・・。
同じウミヒゴイ属で味とか大きさとか似たような感じみたいだし。
なんとなく思います・・・ウミヒゴイ属(=大型のヒメジ)はオジサンという名前で売られることが多いんだろうな・・・と。
だってそのほうが面白くて受けがよさそうだし・・・(笑)。

オジサンだけあってヒゲが生えてる・・・
これで砂に潜ってる獲物を見つけるそうです。


こちらは神戸の海・・・

ぼけ~っと海眺めてるとほんと長いこと一人で作業机の上の狭い世界に閉じこもってたな・・・と感じます。
一人で数か月作業に没頭してると段々と社会とのずれが出てきて・・・
気が付くと少しおかしい思考回路が出来上がってきます。
・・・これはコロナのおかげで学びました(苦笑)。
・・・早く暑苦しいマスクとった普通の生活に戻りたい・・・

でも今回、金魚と海のいきもの展の皆さんに2年ぶりに会えたことは本当によかった・・・。
(おかげでいくらか正常な思考回路を取り戻せました・・・)

なんとなく気になって写真に撮った空き地で植物に埋まってるコンテナ・・・

なんかこれ好き・・・

天満市場で魚を手身入れたらいつものように京都へ・・・
京都でホウライヒメジを捌いてまずは刺身・・・

熱湯で皮に火を通した松皮造りで・・・
うん・・・正直刺身の味に期待してなかったんだけど・・・
なんて言ったら伝わるのか・・・この感じ・・・
・・・この刺身は旨い・・・。
絶品!・・・とか・・・高級魚とか・・・
青魚でベストシーズン太ってて旨い・・・
とかそういうのじゃなくて・・・

なんだろ?・・・世間一般で言う・・・
”普通に旨い”
・・・とかいわれる普通より明らかに上、
ちゃんと旨い?・・って感じ。
・・・分かりにくい説明てごめんなさいっ・・・!!
南方の魚で一見地味な白身だけどほどほどに脂がのってて意外にも味(旨味)もしっかりある・・・って感想です。

アラで出汁を取っておく・・・
出汁と出汁ガラ、これは東京に持って帰ります。


こちらは関西出張でいつもお世話になっていた京都の出町柳・・・

長年関西出張時はこの街にお世話になってきましたが、ここに来るのは今年、今回で最後・・・。
コロナのせいで2年近く関西に来ることがなかったので、今回の出張でこの街に来て最後のお別れが言えたのは本当に良かった・・・。
慣れた駅、慣れた街、慣れた京阪電車・・・今出川の商店街・・・
自分にとってアウェイなはずの関西なんだけどこの街のおかげでそんなこと感じなかった・・。
いつかまたここに来て・・・・・・
と、言っても出町柳にそんなに見て回るような場所はないんだけど・・・(苦笑)
でもまたいつかこの街に来たいです・・・
今まで有難う、出町柳!

東京に持ち帰った残りのホウライヒメジ・・・今回の出張の戦利品。
塩降ってオリーブオイルで焼きます
本来こういう食べ方が向いてる魚みたいです。


皮に切り込み入れとけばよかった・・・
皮がまるまっちゃたせいで皮をパリッと仕上げられなかったのは失敗・・・
次回から気を付けます・・・

・・・少々の失敗はあったけど・・・
それでも火を通したホウライヒメジの味は本当に素晴らしい!
タラのようにパサつかないしっとりつるんとした身質、
そして刺身のときには感じなかった強い旨味・・・
・・・タラのような食感でタラより数段強い旨味・・
って説明がちょうどいいかな。
火を通すとグッと旨くなるのはハタの類と似た感じかも・・・。

身のほうに微かに、皮には結構強く独特の匂いがあります。
ただこれ、臭みというほど不快なものではなく・・・
風味、とか香り・・・とか言える範疇だと思います。
恐らくウミヒゴイ属の魚が共通してもってる匂い・・・
オジサン臭・・・というものだと思います・・・(苦笑)

日本での値段は~・・・
多分なんてことない白身魚って感じだと思いますが・・・
ヨーロッパの地中海沿岸ではこの大型のヒメジ類はワンランク上の旨い魚として流通しているそうです。
調理法によって持ち味生かしてあげれば本当に旨い魚だと思います。
・・・東京で売ってるの見たことなかったので今回出会えて本当に良かった・・・

後日頂いたカマの部分の干物

旨味が濃くなっていてこれも美味

・・・ちょっと引いてしまうような鮮やかすぎる赤・・
見た目も・・・微妙?な感じですが・・・
このオジサン類の魚たちは値段も手ごろで上手く調理すれば本当に美味しい魚だと思います。

最後にアラでとった出汁でうどん・・・
余計なもの入れないで味付けは塩と料理酒だけ

旨味はほどほど・・・悪くないです。
そして出汁にもやはり身や皮と同じオジサン臭・・・
最後に香りの余韻を楽しませて頂きました・・・。

こちらは屋上に置いてるコンポスト
ホウライヒメジの頭や中骨(出汁ガラ)をわざわざ東京に持って帰ってコンポストに投入・・・
上から生ごみのトウモロコシの外側の葉っぱ入れて・・・
その上から土被せておき・・・
・・・汚い写真でごめんなさい・・・

ベランダと屋上の緑化のための肥料になってもらいます。

ここ数年、ニュースでサンマが不漁、
サケが~・・シラスウナギが・・シラウオが・・
大丈夫なの?・・・というより、またか・・・
って感じで感覚が麻痺してしまうくらい頻繁に目にする気がします・・・この手のニュース。
乱獲とか・・・温暖化で産卵場所が・・・
とかとか色々な理由が重なった結果なんだと思いますが・・・
人間が昔は肥料にしていた生ごみを今は石油使って燃やしてる・・・
っていうのも理由の一つじゃないかな・・・
と、感じます・・・
素人なんで科学の知識とか、データとか根拠とかないので、
何となくそう思う・・・ってだけなんですが・・・。

ベランダの日よけとして植えてる細い竹に滞在してる子供のカマキリ・・・
待ち伏せで獲物を待ってるみたい・・・・・

・・・・・可愛い・・・・・・
多分今回のホウライヒメジもコンポストで土になってから巡り巡っていつか海に帰って海の栄養になってくれるんだと思う・・・たぶん。












フエダイでセビーチェに挑戦

2020-08-10 21:19:45 | 料理(魚貝)

いかにも南方の魚・・・
って感じで派手な魚、フエダイ
名前に”タイ”・・・ってつくけどタイ科じゃなくてフエダイ科、
鯛じゃないのにタイって名前がつく沢山の魚の一種・・・なんだけど


・・・・・こちらはブダイ(ヒメブダイ)

・・・・・ブダイのどの辺が鯛なの・・・?
ブダイの顔とか鱗の大きさ・・・ベタベタ粘膜ついてる・・・とか
鯛との共通点感じない・・・

カガミダイ・・・・・はっきり言って鯛との共通点は皆無・・・

平べったい感じの魚はみんなタイでいいの・・・?
名前を付けた人の考えてた”タイ”って一体何なのかよくわからない気がするんですが・・・

でも・・・こののフエダイは・・・
体高や厚さ・・・

・・・本当に鯛っぽい・・・

鱗の感じとかも”タイ”を名乗るのに相応しい鯛似でしっかりした感じの白身魚です。


フエダイは種類が多くてカラフルなやつが多い



だいぶ南のほうで何年か暮らしてた自分にとって懐かしさ感じる魚・・・
(あっ・・・フエダイじゃん・・・)
って感じで見つけるとつい買ってきてしまう魚です。
・・・旨い魚・・・っていうのも理由。
・・・・・今は滅多にお目にかかれないけど・・・・・

今回のは800g・・・小さくないけど大きくもないサイズ・・・
まずはじめに頭、中骨、腹骨をつかって野菜と蒸し物に・・・
わかりずらい写真でごめんなさい・・・
つくり方はこんな感じです→清蒸魚

アラとか出汁が非常に旨い・・・っていうのもタイと同じ。

中骨に付いてるヒレの付け根の肉・・・骨多くて食べにくいけど旨い
頬っぺたのつるんとした肉・・・旨い
脂ののった腹骨の肉・・・旨い
目の周りや口の周りのプルンとしたゼラチン質の部分・・・これも旨い
下あごの先に付いてる小さな軟骨・・・
「いやー」・・・とかつぶやいたり・・・
「はぁ~」・・・とかため息ついちゃったり・・・言葉にならない・・・
旨い魚のアラってほんと・・・
カニ食べてる時みたいに無言になります(笑)・・・うん、ほんと旨い

食べ終わった骨でさらに出汁をとる貧乏人・・・
・・・ちょっと前に同じこと言ってた気がする(苦笑)


翌朝
冷蔵庫で冷やしておいたフエダイ出汁
・・・ゼラチンだけじゃなくって旨味と脂も十分すぎるくらい・・・


出汁を温めて塩とご飯をいれて朝ごはん・・・
汁に浮いた脂がキラキラ光る・・・

・・・あのまま骨捨ててたらばち当たるな・・・って旨さ

刺身
もっと大きいやつなら違うと思うんですけど・・・
この800gサイズのフエダイの刺身の味は・・・
ん~・・・しっかり旨くて優等生なんだけどぉ~・・・
フエダイはどこ行っても1番にはなれない・・・というのが自分の感想
同サイズのマダイの刺身と勝負したら確実に負けると思う


もう1品
尾っぽの部分を多めの脂で焼いて・・・


焼いた魚を取り出したら朝ごはんでも使ったフエダイゼリー(フエダイの出汁)投入


少し煮詰めてよく混ぜて脂と乳化・・・ソースに


・・・完成・・・

火が通るとふわっとしっとり・・・
そして柔らかい・・・それから刺身のときより旨味がある
火を通したときの食感はマダイより遥かに上
こういう料理ならマダイに完勝・・・・・だと思う。
・・・・・正直、刺身減らしてこっち増やせば良かったと後悔(苦笑)
・・・・これほんと旨かった・・・・これ今度またやろう・・・・・

で、ここからがタイトルにある”セビーチェ”!!
・・・ペルーやメキシコの名物料理・・・・
で、南米流のお刺身?・・・というか南米の魚貝のマリネって感じです。

・・・南米行ったことないし・・・
日本で南米の料理出すお店にも行ったことが無い・・・
なので、セビーチェの出てくる動画何本も見て研究して作りました。
・・・シンプルな料理なんでそんなにはずれてはない出来だと思います。

材料

左上 赤玉ねぎスライス
右上 青唐辛子を刻んだもの パセリを刻んだもの 塩
左下 レモン(ライム使うことが多いみたいだけど売ってなかった)
右下 角切りの白身魚(今回はフエダイ)

・・・で、作り方・・・非常に簡単
レモンを絞ってレモン汁とその他の材料を混ぜるだけ

レモン汁(もしくはライム汁)は「そんなに入れるの?・・・」
ってくらいたっぷり入れます。

よく混ぜてレモンの酸と塩で酢〆のように表面が白くなったら完成。


大量にレモン汁入れるんで魚を口に入れた瞬間
(酸っぱぁー)
そのあと
(唐辛子、辛っ)
最後に追いかけるように魚の旨味や脂、香り・・・等々が来る
って感じの味です。
わさびと醤油で食べる刺身とは完全に別物
塩とレモンっていうシンプルな味付けなんで当たり前かもしれませんが・・・
セビーチェのほうがタイならタイ、ヒラメならヒラメ・・・
って感じに材料の魚そのものの味とか個性を強く感じれると思います。
・・・これが名物料理っていうのも納得出来る・・・
シンプルだけどすごく出来のいい料理・・・


角切り・・・っていうのもいいのかも
薄くスライスして表面積増やすとレモンの酸味が全体に行き渡りすぎる気がする・・・
角切りのほうが厚みがある分、酸っぱさの後にくる魚の味を強く感じれると思います。

それからもともと味のない材料使っちゃうと・・・
後から追いかけてくるような魚の旨味が無くって、ただ酸っぱ辛い生魚を噛んでるだけ
・・・って感じになりそう・・・
本場のレシピで味の素を使う・・・っていうのがあったけど、
材料の魚が味のないものだったら味の素で補う・・・
というのも理にかなってるかも・・・

このセビーチェ、
冷蔵庫の無い時代は魚の鮮度が夜までもたない
=昼に食べるもの・・・だったそうです。
今でもその名残で昼に食べるもの・・・とされてるそうです。
(こんなの昼間っからやってたら飲んじゃうよなー・・・)
なんて思いながらセビーチェの出てくる動画見てたら・・・
動画の中の陽気なペルー人達がセビーチェには当然これでしょ!
って感じでじゃんじゃん酒のんでた(笑)
ご飯のおかずよりお酒に合う料理かな・・・

スーパーで普通に買える材料だったら柵でうられてる刺身用のマダイがいいんじゃないかと思います。
シンプルな味付けなんで材料に何使うか・・・が結構大事かも・・・
お刺身大好き・・・って感じの人ならセビーチェも好きになると思う。
「この魚なら今日はわさび醤油じゃなくてセビーチェかな・・・」
なんて考えるのも楽しいと思います。

・・・沖縄より更に・・・だいぶ南のほうに住んでいて暑さに強いはずの自分もここ何年かの日本の・・・東京の暑い夏に完全に参っています・・・
地球温暖化っていうのはこういうことなんだろうな・・・
って、まじめに思います・・・・・実際昔より暑くなってるし・・・(苦笑)
明日の天気予報、最高気温37℃とか言ってる・・・ほんと笑えない・・・
やったところでどれだけ効果があるのか
・・・なんて思ったりもしますが・・・
コロナも温暖化も・・・
みんなが出来ること少しでもやらないといけないんだろうな・・・
と、思います・・・。






タチウオでなんかおもしろい料理考えようとしたんだけど・・・

2020-07-09 20:13:10 | 料理(魚貝)

これで久しぶりにブログの記事書こう!・・・
と、思って張り切って買ってきたタチウオ・・・5月末くらいです。

今更(7月)で申し訳ありません・・・

まず寿司

タチウオってこの時期抱卵してるけど脂があって旨い
味はかなりいいです・・・
それから期待してなかったけど寿司の見た目も悪くない。
寿司の場合皮が硬いのがやや難点・・・。
鏡みたいにギラギラした銀色の新鮮なものなら皮も柔らかいらしいんだけど・・・
そんな上等なものは食べたことありません。
きっとそれは産地にお住いの方や釣り人にだけ許される贅沢でしょう。

刺し身

身の中に脂が混ざり込んでてほんと豊かな味わい。
うん・・・
文句つけようが無い、十分に旨い。

アラの出汁・・・
歩留まりいいのも文句なし


脂がにじみ出てる・・・

刺身用にできる鮮度だったら出汁はクセとか臭みは皆無
逆になんの出汁だかわからないくらい

出汁は野菜スープに・・・
そして塩焼き・・・

ほろっと崩れる柔らかい身、
全体に巡ってる脂、ほのかに感じる太刀魚の香り・・・
太刀魚の塩焼きって魚の塩焼きの中でも完璧クラスに属する一種だと思う・・・。
玄米って和食っぽい食べ物・・・
って気がしますがパサつく焼き魚とか干物とはかなり相性悪いと思います。
その点柔らかくて脂のあるタチウオの塩焼きは文句なし、
白米に、玄米に、酒の肴で・・・
なんでも卒なくこなせる実力・・・


タチウオ料理でなんか記事書こう!
・・・と思って張り切ってかってきたんですけどー・・・
刺身も塩焼きも足りないものが無いって言うか・・・
話しのネタにするような余計な事する余地が無い・・・
タチウオ料理は刺身と塩焼きで十分・・・という結論に(苦笑)


”料理”
・・・っていう漢字のもともとの意味は
”処理をする”
という意味だそうです・・・食事とは全く関係ないです。
・・・で、これが日本に伝わって食べ物に対する調理・・・
つまり料理・・・という意味で使われるようになりました。
・・・でも・・・
今は漢字の国、中国に日本料理という単語が逆輸入されたりしてます・・・。
日本料理=和食  という感じです。
ただ、”料理”自体は中国語で今でも処理をするって意味になります
・・・が、現代中国語で普段使う言葉ではなくなっています。


技術、経験、知識・・・どれも大したことのない自分が
料理がどうの、と語るのは大変おこがましいですが・・・
料理=処理をする
・・・っていう意味と
和食のシンプルだけど丁寧な調理法って重なる部分あるよな・・・
と、何となく思います。

小さくて身が薄い、脂もないタチウオなら・・・
あれこれ手を加えたほうがいいのかもしれないけど・・・
タチウオって単純に旨い魚・・・余計な事する余地無し。
タチウオに余計な足し算して「旨ぇー!」
・・・っていうのわぁ・・・
料理って言葉から外れるよな・・・と自分は思います。

こちらは銀製の太刀魚ペンダント
タチウオそのものの形をかなり精巧に再現出来てると思います。

さらに強度、デザイン性、使いやすさ等々も考慮されています。
料理はたいしたことないんですが・・・
こっちの貴金属加工の腕はなかなかです
・・・自分で言っちゃった(笑)

↓こちらでご覧になれます。
creema 海珠堂ショップページ

精巧な作品を作っているのは・・・
・・・可愛いもの作る才能が無いから(苦笑)。
無理してやってみてもセンスいい人には敵わない・・・
という結論から精巧なものを目指すようになりました。
「生き物の形には無駄が無い、だからそのまま作るのが正道!可愛くするとか邪道だから!!」
・・・将来はこんな風に言い張るつもりです(笑)

翌日は思いつきでやってみた太刀魚のなめろう

悪くないけど個性に欠けるかも・・・
切り刻むんで皮の硬さは気にならなくなります。

捌いてすぐ皮をあぶっておいたもの
4日目なんだけどまだ刺身で大丈夫
・・・味は新鮮なやつのほうがいいかも

4日目のタチウオは柔らかくなってなぜかマグロに似た食感・・・
魚の味って餌としているものとか住んでる環境とかに左右されると思うのでこれは関係ないかもしれませんが・・・
マグロとタチウオは共通の遠~い遠~い先祖をもつ同じサバ亜目の仲間
・・・見た目が全然似てないけど・・・
こういうこと研究して発見する学者の方々すごいな・・・と思います。

こちらはわたくしが製作したタチウオとカツオ

こうやって形を自分で作ってみると確かにサバ亜目として顔の作りとか共通する部分あるよな・・・と気づきます。
これは金工作家なりの魚へのアプローチかな(笑)
外に出る機会が本当に無くなってしまったので良くも悪くも製作に没頭してる・・・と最近感じます。
他にやることないしー・・・ほんと(苦笑)


去年最後のイベント出展が12月・・・
籠りきりですでに半年経過・・・
はじめは結構参ってたはずなんですが
半年も経つと引きこもったこの異常に孤独な環境に完全に慣れてしまっている・・・
・・・ただそれは・・・
また通常に戻ってまたあちこちのイベント、催事に行く事になったときのための準備がそれなりにはかどっている・・・っていうのがこの異常事態でもなんとかやっていけてる理由だろうな・・・と、思います。
毎日地道にコツコツとやって・・・って感じですが(苦笑)

イベントで毎年お会いするお客様、あちこちで顔を合わせる自分と同じ作家の方々、百貨店の方々、それからいろいろな方々・・・・・・
皆さんどうしてるかなぁ・・・とたまに考えたりします。
平常にもどってまた皆様にお会いすることを楽しみにしています。

みんな頑張ってね!