5月25日 3時から東京の新宿で「動作分析整体法」のセミナーを二時間半ほど開催させていただきます。
その関係で5月24日、25日はかいつう館はお休みをいただきます。
もし、関東の先生方でご興味をもっていただいける方はぜひご連絡をくださいね。
(今回はムリな先生でも、「次回があればこういうことを知りたいな」ということなど、メッセージで教えていただければ幸いです)
肩痛の人のお話です。僕がいつもどんなことを考えて施術をしているのか、っていう道筋みたいなもの。ちょこっと書いてみたいと思います^^
右の肩が痛いという男性の方が、腕を振り下ろすマネをしながら「こういうときに痛いんだ」とやってみせてくれました。
「それ、マネだけでも痛いんですか?」とお聞きすると首を横にふります。
「ちなみにそれはなにをしてるところですか?」と重ねてたずねると
「風で倒れた大木を切って処理してるところ」という答えでした。
なので、腕を振り下ろす途中の形をとってもらって、僕が自分の手の平でお客様のコブシを受ける状態にしてみました。その上で、
「僕の手を下に押し込んできてください」とお願いしてみました。
彼が真下に押し込む、僕が手の平で受けて抵抗する。
木にガツン、と斧なりが食い込んだところをイメージしてみました^^
これで右肩に痛みが再現されました。
振り下ろすマネだと痛くない。
その過程で力を入れさせると痛みが再現される。
傷めたキッカケは斧かなにかを木に打ちつけた後から。
この3行の文章で、右肩が痛むかどうかは「力が入ったかどうか」に左右されていることがなんとなく想像できます。
ということは、、、
頚椎?
胸椎?
骨盤?
そんな話しは出てきてないですよね^^
力を入れたら痛かった、マネだけだったら痛くなかった。
と、そうおっしゃってるんですよね?
ということは痛みを感じた瞬間に「力が入ってた部分」。そこになにかが起こってるんじゃないか?
頚椎を検査しなくても、鎖骨のズレを調べなくても、「聞く、試してみる」ことで推測ができます(推測できるだけであって、これが正しいかどうかはまだわかりませんが)。
お客さんが言っていること、目の前で見せてもらったこと。情報が集まれば、それだけで「ああ、これ?」と辿りつけることがあります。
しかも、自分の推測にしたがって「今、ここ」で同じ痛みを再現することができれば、「これ」である可能性はぐんと高くなるわけです。
推測する。
再現できるか試す。
再現できれば、推測した要因はなんらかの形で影響を与えているんだろうと。
次に、
再現されたときと、されなかったときとで、「なにが違うのか」がわかればその「なに」になにかがありそうだ、と考えるわけです。
僕はセミナーで言うことなんですが、
「たいがいのヒント、答え、は目に見えてる(聞いたことを含む)範囲内にあることが多い」
と思っています。
むつかしい検査、精密な検査も大事だけれども。
体は、症状は、状態は、親切に、わかりやすいように僕らにいろんな情報を与えてくれていると思うんです^^
今日もありがとう。
その関係で5月24日、25日はかいつう館はお休みをいただきます。
もし、関東の先生方でご興味をもっていただいける方はぜひご連絡をくださいね。
(今回はムリな先生でも、「次回があればこういうことを知りたいな」ということなど、メッセージで教えていただければ幸いです)
肩痛の人のお話です。僕がいつもどんなことを考えて施術をしているのか、っていう道筋みたいなもの。ちょこっと書いてみたいと思います^^
右の肩が痛いという男性の方が、腕を振り下ろすマネをしながら「こういうときに痛いんだ」とやってみせてくれました。
「それ、マネだけでも痛いんですか?」とお聞きすると首を横にふります。
「ちなみにそれはなにをしてるところですか?」と重ねてたずねると
「風で倒れた大木を切って処理してるところ」という答えでした。
なので、腕を振り下ろす途中の形をとってもらって、僕が自分の手の平でお客様のコブシを受ける状態にしてみました。その上で、
「僕の手を下に押し込んできてください」とお願いしてみました。
彼が真下に押し込む、僕が手の平で受けて抵抗する。
木にガツン、と斧なりが食い込んだところをイメージしてみました^^
これで右肩に痛みが再現されました。
振り下ろすマネだと痛くない。
その過程で力を入れさせると痛みが再現される。
傷めたキッカケは斧かなにかを木に打ちつけた後から。
この3行の文章で、右肩が痛むかどうかは「力が入ったかどうか」に左右されていることがなんとなく想像できます。
ということは、、、
頚椎?
胸椎?
骨盤?
そんな話しは出てきてないですよね^^
力を入れたら痛かった、マネだけだったら痛くなかった。
と、そうおっしゃってるんですよね?
ということは痛みを感じた瞬間に「力が入ってた部分」。そこになにかが起こってるんじゃないか?
頚椎を検査しなくても、鎖骨のズレを調べなくても、「聞く、試してみる」ことで推測ができます(推測できるだけであって、これが正しいかどうかはまだわかりませんが)。
お客さんが言っていること、目の前で見せてもらったこと。情報が集まれば、それだけで「ああ、これ?」と辿りつけることがあります。
しかも、自分の推測にしたがって「今、ここ」で同じ痛みを再現することができれば、「これ」である可能性はぐんと高くなるわけです。
推測する。
再現できるか試す。
再現できれば、推測した要因はなんらかの形で影響を与えているんだろうと。
次に、
再現されたときと、されなかったときとで、「なにが違うのか」がわかればその「なに」になにかがありそうだ、と考えるわけです。
僕はセミナーで言うことなんですが、
「たいがいのヒント、答え、は目に見えてる(聞いたことを含む)範囲内にあることが多い」
と思っています。
むつかしい検査、精密な検査も大事だけれども。
体は、症状は、状態は、親切に、わかりやすいように僕らにいろんな情報を与えてくれていると思うんです^^
今日もありがとう。