今日は、同級生との飲み会に、どうしても真鯛を釣らなくちゃ。
早朝の船着き場で、出船準備をしながら気合いと不安の気持ちが入り交じっていた。
港を出て、行き先は大島沖。
西風が強くなる予報だったので、有る程度の風除けが有る場所。
大島の東側に船首を向けて、船を走らせる。
潮の色は青味のある、良い感じで払い出す上り潮。
潮の速さも、0.6ノット前後と丁度良い。
朝早い時間と言うこともあって、魚探にはベイトが多く反応している。
最初のアタリは、直ぐに来た。
カツンと言った感じで当たってきたのは、アカハタ。
「まずまずのアカハタか。取り敢えずは、少しだけど刺身は取れるかな」
チョビットだけ、気持ちがホッとした。
時折西風が強めに吹いてくるが、まだ白波が出るほどではない。
次にヒットしたのは、オジサン(ウミゴイ)だった。
このオジサン、結構な力持ちで、ヒット直後はドラッグからラインが引き出された。
見た目とは違って、美味しいと評判を得ている。
「よっしゃ、これも刺身が取れるぞ」
しっかり血抜きをして、氷の入ったクーラーに。
「後は、真鯛が来ればオッケイかな」
ここで、少し水深のあるポイントへ移動する。
西風に押されて、北東方向へと船は流される。
潮の色に、透明感が出てきている。
船縁を見ていると、何か魚が群れで泳ぎ回っている。
「何だろう」
よく見ると、鰤の子のヤズが20匹ばかりの群れで、船底を出たり入ったりしている。
「早く大きくなって、遊んでよ」
そのヤズを見ながら、鯛ラバを引いていたらガツンと、重々しいアタリが来た。
緩めにしているドラッグから、ラインが出ていく。
直感的に、真鯛を確信する。
何度も、小刻みにラインが出ていく。
ゆっくりと巻き上げると、やがて魚影が見えてきた。
「真鯛だ。今日の刺身本命が来た」と、嬉しくなった。
大きさは2キロ程度と、丁度美味しい食べ頃サイズ。
同級生に、直ぐに連絡する。
「今日の刺身は、買わんで良いど。真鯛が釣れたよ」
「今夜の主役の真鯛が食べられる。みんなで乾杯しようや」
この直後に西風が強くなり始め、段々と白波も目立ち始めた。
夜の飲み会の準備もあるので、少し早い気もしたが帰港する。
刺身にした、真鯛、オジサン、腸を出したアカハタを持って、飲み会に行く。
同級生同士4人で始まった飲み会は、午後11時に一端お開き。
「明日は朝早いので、今日は帰るよ。次は、仲間を呼んで又やろう」
「同窓会の話もしようや」
楽しい話が、途切れることなく続いた。
次回が楽しみだ。
早朝の船着き場で、出船準備をしながら気合いと不安の気持ちが入り交じっていた。
港を出て、行き先は大島沖。
西風が強くなる予報だったので、有る程度の風除けが有る場所。
大島の東側に船首を向けて、船を走らせる。
潮の色は青味のある、良い感じで払い出す上り潮。
潮の速さも、0.6ノット前後と丁度良い。
朝早い時間と言うこともあって、魚探にはベイトが多く反応している。
最初のアタリは、直ぐに来た。
カツンと言った感じで当たってきたのは、アカハタ。
「まずまずのアカハタか。取り敢えずは、少しだけど刺身は取れるかな」
チョビットだけ、気持ちがホッとした。
時折西風が強めに吹いてくるが、まだ白波が出るほどではない。
次にヒットしたのは、オジサン(ウミゴイ)だった。
このオジサン、結構な力持ちで、ヒット直後はドラッグからラインが引き出された。
見た目とは違って、美味しいと評判を得ている。
「よっしゃ、これも刺身が取れるぞ」
しっかり血抜きをして、氷の入ったクーラーに。
「後は、真鯛が来ればオッケイかな」
ここで、少し水深のあるポイントへ移動する。
西風に押されて、北東方向へと船は流される。
潮の色に、透明感が出てきている。
船縁を見ていると、何か魚が群れで泳ぎ回っている。
「何だろう」
よく見ると、鰤の子のヤズが20匹ばかりの群れで、船底を出たり入ったりしている。
「早く大きくなって、遊んでよ」
そのヤズを見ながら、鯛ラバを引いていたらガツンと、重々しいアタリが来た。
緩めにしているドラッグから、ラインが出ていく。
直感的に、真鯛を確信する。
何度も、小刻みにラインが出ていく。
ゆっくりと巻き上げると、やがて魚影が見えてきた。
「真鯛だ。今日の刺身本命が来た」と、嬉しくなった。
大きさは2キロ程度と、丁度美味しい食べ頃サイズ。
同級生に、直ぐに連絡する。
「今日の刺身は、買わんで良いど。真鯛が釣れたよ」
「今夜の主役の真鯛が食べられる。みんなで乾杯しようや」
この直後に西風が強くなり始め、段々と白波も目立ち始めた。
夜の飲み会の準備もあるので、少し早い気もしたが帰港する。
刺身にした、真鯛、オジサン、腸を出したアカハタを持って、飲み会に行く。
同級生同士4人で始まった飲み会は、午後11時に一端お開き。
「明日は朝早いので、今日は帰るよ。次は、仲間を呼んで又やろう」
「同窓会の話もしようや」
楽しい話が、途切れることなく続いた。
次回が楽しみだ。