釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月9日 来たよ、鯛だよ。大ニベだよ。

2016年04月09日 | 日記
「朝一番に、沖合のポイントに入りましょう。昼前には風が北東になると思います」

目指すポイントに向けて、船を走らせる。

途中の海域では、ベイトの柱やベイトボールが次々と映る。

「これは、凄いベイトですね」

お客様の塩田さんとBさんが、そのベイトの魚影を見て驚いている。

それでも、船を止めることはせずに、朝一番に攻めると決めたポイントへ急ぐ。

ポイントに着くと、沈み瀬の駆け上がりの所にベイトの影が映る。

潮の色も、青味が濃くて透明感もある。

「良いよ、やりましょう」

塩田さんとBさんが、一斉に仕掛けを落としていく。

暫くすると、塩田さんの竿にアタリが来た。

「小さいです」



上がってきたのは、ウッカリカサゴ。

Bさんには、まだアタリは来ない。

3回流して、余り良いアタリが来ないので、ポイントを北東に移動する。

海底の起伏が有り、いつ来てもベイトが居る。

「ベイトがこれだけ居ます。何かが居ると思います」

「凄いベイトですね」

二人が驚くくらいのベイトだ。

仕掛けを入れて、暫くするとBさんがアタリを捉えた。



竿先が、海面に突き刺さらんばかりに、曲がっている。

少しラインを巻き取っては、その数倍引き出されていく。

ドラッグの音が、悲鳴に聞こえてくる。

「凄いアタリですね」

塩田さんが、応援している。

Bさんがゆっくりと、時間を掛けてラインを巻き取っていく。

ラインが沖に走り出した。

白い魚体が見えてきた。

「ニベだ。それもデカイニベだ」



船内に引き上げるときの重量感は、「エイ!」と気合いを入れて引き上げた。

110㎝、11キロのニベ。

「船長、写真は私が撮ります。船長が魚を持ってください」

写真は、Bさんに変わって私が魚を持って写る。

この頃になると、風が変わり北東の風が強く吹き始めた。

「ポイントを移動しましょうか。ここからは北東の風で、少しばかり船が揺れると思います」

船を南に向けて、走らせる。

途中のポイントを確認しながら、少しスピードを落として走る。

大体のポイントに、ベイトが居る。

「ここは、最近ベイトが増えてきているポイントです。ベイトは底から5メートルほど浮き上がっています」

底付近を丁寧に攻めていた、塩田さんに強いアタリが来た。



重々しい、重量感のある走りだ。

上がってきたのは、2キロ近いアオハタ。



「最近、アオハタが上がっていなかっただけに、嬉しいですね」

塩田さんが、笑顔だ。

ほぼ同時に、Bさんにもアタリが来た。

竿先を叩く、鯛独特のアタリだ。



キロ弱の、食べて美味しいサイズだ。

写真は、またしても私が被写体。

Bさんが釣り上げた時は、私が被写体と決まった。

北東の風に押されて、ゆっくりと南方向に船が流れていく。

塩田さんがアタリを捉えた。



上がってきたのは、良型のイトヨリ鯛。

塩田さんは一流しの間に、4~5回のアタリを捉えている。

「針に乗らないのが口惜しいね」

何かが、激しく当たってくる時もあるみたいだ。

「おおっ!凄い!」

塩田さんが、船首をみて声を上げた。

船首ではBさんが、大きなアタリを捉えてる。



「鰤やない?」

ラインが強烈に引き出される。

ドラッグ音が鳴り響く。

「ゆっくり行くよ!時間はたっぷりあるよ!」

竿の曲がり具合が、大物を予想させる。

「見えた!鯛だ!それも、でかい鯛だ!」

船内に引き上げたその鯛は、大きい雄の鯛だ。



70.2㎝、5キロの大鯛だ。

「少しだけど70センチを超えているよ」

塩田さんも、私も握手をして、Bさんの健闘をたたえる。

この後も、Bさんが鯛を連発する。

「私も鯛が釣りたい!」

頑張っている塩田さんに、またしても強いアタリが来た。



海面に姿を見せたのは、2キロは有りそうにオオモンハタ。

「今日は、型の良いハタが揃いましたね」

ポイントを変わってからの、二人の釣果は素晴らしい。

気が付くと、北東の風が一段と強くなっており、雨も降り出した。

「今日は、帰りましょうか」

70超の鯛も釣れた、2キロはありそうな大きなハタも釣れた。

10キロ超の大ニベも釣れた。

笑顔で、帰路に就いた。

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