釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

9月17日 なんとか出せるかな

2016年09月17日 | 日記
南の空に、大きな雨雲が広がっていた。

「あれ、雨ですよね。都井岬が見えません」

暫くすると、雨が降り始めた。

通り雨だろうと、暫く様子を見ていると東の空が明るくなってきた。



雨も上がり、風も思ったほど吹いてこない。

今がチャンスだ。

吉行さんとAさんが、ジグを落としていく。

潮は下り潮がゆっくりと動いて、ジグはほぼ真っ直ぐに落ちていく。

「来た。何か来ました」

吉行さんが、最初のアタリを捕らえた。



「なんやろう」

竿先が小刻みに震えるアタリ、ハガツオが見えてきた。



狙いのハガツオが上がり、吉行さんの笑顔が朝日に映える。

吉行さんに続けてアタリが来た。



ドラッグから、ラインが引き出され、針掛かりした獲物が突っ込む。

竿先が何度も押さえ込まれ、そのたびにドラッグ音が鳴り響く。



船首に立ち、船で獲物を追いかける。

急に走りが止まった感じがした。

「瀬を撒かれたかもしれない」

ラインを通じて、獲物の気配は感じるのだが、上がってこない。

「あっ、切られた」



上がってきたジグを見ると、両方の針が折られていた。

「こりゃ、なんやったろかい…」

今度は、Aさんにアタリが来た。

竿先が、良い感じの曲がりを見せている。

「ハガツオみたい」

慎重にラインを巻き上げていく。

「あっ…切れた…」

ハガツオの歯が、インチクの結び目に当たったのかもしれない。

リーダーの先が縮れたようになっている。

針が折れ、リーダーが切られして、ちょっと嫌な気持ちになりかけたが、大島に虹が架かった。



「元気出して、ファイト!」と、言われている気がする。

すると、吉行さんにアタリが来た。



先のこともあるので、やり取りが慎重だ。

上がってきたのは、ハガツオ。



型の良い、ハガツオが上がった。

この頃から、潮の動きが段々と悪くなり始めた。

「ポイントを移動しましょう」

船を南に走らせる。

ここでも、最初にアタリを捕らえたのは吉行さん。



大きな赤ヤガラに、良型のアカムロが来た。

しかし、潮の動きが殆ど止まった状態になり、南東からのウネリも目線の高さを超えるようになってきた。

「内場に入りましょうか」

安全第一で、大島の内場に入る。

Aさんと吉行さんが、鯛ラバを落としていく。

なかなかアタリが来ない。

「ちょっと、ベイトを探します」

船をゆっくりと走らせて、ベイトの反応が出る場所を探す。

「いた、やってみてください」

魚探に写る、ベイトが徐々に増えていき、海底から上に向かって波打つような動きを見せ始めた。

「何かいると思います」

Aさんと吉行さんが、鯛ラバで攻めるがアタリが来ない。

「ジグを借りて良いですか」

私もジッとしておられずに、吉行さんの竿を借りて、ジグを落としてみた。

「来た!」

直ぐにアタリが来た。

上がってきたのは、メーター近くありそうな沖サワラ。



ベイトを追いかけていた魚の正体は、沖サワラだった。

直ぐに船を戻して、波打つベイトの群れに向けて、仕掛けを落としていく。

すると、吉行さんにアタリが来た。



上がってきたのは、良型のオオモンハタ。

「鍋料理が美味しいですね」

調子よいヒットに吉行さんも笑顔。

しかし、内場でも波とウネリが目線の高さになり、帰港することにした。

明日からは、台風に備えて仲間同士で船を繋ぐ。

「台風明けに期待しましょう」

南東の風が、一段と強くなってきた。

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