今回から数回にわたってガンについての説明があります。
それでは
第29回:ガン対策は血液をきれいにして免疫力
を高めること

一般的にガンの発症は、免疫力の低下が引き金になると考えられている。そのための予防策
としては、自己防衛のシステムを強化して細胞の変異を抑えることである。
ガンは遺伝子の病気
ガンは、日本人の死亡原因の第一位を占めている病気です。治療成績は年
とともに上がっているとはいえ、まだまだ生命を脅かす恐い病気には変わりあ
りません。
ご存じのように、ガンは正常な細胞に異変が起こり、ガン細胞となって体内
で無限に増殖を繰り返す病気です。
その増殖のスピードは早くてコントロールも難しく、しかも不規則に増殖し、
周辺組織を破壊しながら成長します。このため正常の組織器官が破壊され、
生命が脅かされるのです。

正常な細胞は体外で増殖する場合、お互いに接触するまでは成長を続け
ますが、いったん接触すると成長は止まります。
これに対してガン細胞は、制限なく増殖し、たとえ細胞と細胞が接触しても
成長・分裂は止まりません。ガン細胞には、「無限増殖」と「転移」という大き
な特長があります。
発ガンのメカニズム
ガンの原因と発病のメカニズムは、まだ完全には解明されていません。

これまでの研究で分かったことは、正常細胞には「ガン遺伝子」と「ガン
抑制遺伝子」が含まれているということです。通常、ガン遺伝子は睡眠
状態になっており、私たちの体をガンから守るように働くガン抑制遺伝
子だけが活動状態にあります。
細胞のガン化には、さまざまな遺伝子機能の失調とともに、眠ってい
るガン遺伝子を活性化してガン遺伝子となることも含まれています。
一方、もともとガンの発生にブレーキをかける役割を担ったガン抑制
遺伝子も、突然変異や正常な分裂・増殖機能の失調から発ガンにむけ
てのアクセル役に変身することもあるのです。
NK細胞で対抗
全ての人はガンにかかる可能性をもっています。しかし、人のからだ
には「免疫監視」システムが備わっています。
これによって人体はガン細胞を識別することができ、防御システムの
中心的な役割を担うNK(ナチュラル・キラー)細胞の力で、ガン細胞を
駆逐する事ができます。
ガン細胞が1〜2ミリ立方平方メートル以下の微少なものなら、人は
自分自身の免疫力でそれを抑える事ができるのです。
しかし、お年寄りあるいは病弱な人では、血液が汚れて凝集状態
(オ血(おけつ))になったり、ストレスなどが原因で免疫機能が低下し、
NK細胞の数が減少しているような場合には、たとえ微少であっても
ガン細胞の固まりを解消することができません。
それ以外の人でも、そのガンの固まりが、2ミリ平方 メートルより大き
くなれば、身体の免疫システムがガン細胞を全部取り除くことはむずか
しく、結局はガンとなってしまいます。
免疫力を高める漢方薬
ガン遺伝子はすべての人が持っています。そのため誰もがガン予防
を心がけなければなりません。
ガン予防のポイントは、自分自身の免疫力を高めることです。中医学
には『正気内存、邪不可侵』(体に抵抗力が十分あれば、病気にかから
ない)という言葉があります。正気(せいき)というのは体の免疫機能、
邪気は病気になる要素です。
体の免疫力により細胞の突然変異を防ぎ、さらには、変異したガン
細胞の活動を抑えるということです。
人参、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、霊芝(れいし)、甘茶づる
などの生薬およびそれらの製剤は正気を高めて、突然変異に対する
抵抗力を助ける作用があります。
週刊読売1999.11.7号掲載より
参考:
白朮:
本種またはオオバナオケラの根茎は白朮(ビャクジュツ)と称する生薬
である(日本薬局方による定義)。基原により白朮を区別する場合は、
本種のものを和白朮、オオバナオケラのものを唐白朮という。
Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E6%9C%AE
オケラ
茯苓:
マツホド(松塊)とはサルノコシカケ科の菌類の一種。学名Poria cocos。
アカマツ、クロマツ等のマツ属植物の根に寄生する。子実体はほとんど
見られず(外部リンク参照)、球状の菌核のみが見つかることが多い。
菌核の外層をほとんど取り除いたものは茯苓(ブクリョウ)という生薬
(日本薬局方に記載)で、利尿、鎮静作用等がある。安中散、桂枝茯苓丸、
八味地黄丸、四君子湯、啓脾湯、真武湯、十全大補湯など多くの漢方方剤
に使われる。
Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%AF%E8%8B%93
<次回以降予定>
第30回:ガンの増殖転移の鍵は血液にあった
第31回:ガンの合併症 血栓と出血に注意
第32回:ガンを防ぐ知惠。早期発見のポイント
順次更新していきます。
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