N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

コンビニ店員

2010-07-26 17:54:59 | 日記
これは1ヶ月以上前の梅雨の時期に書いた日記である
色々あって書き終えていなかったものを今書いた所存である
なのでこの日記の「昨日」というのは過去の「昨日」であるのでそれを踏まえて呼んでほしい
いや、深い意味は無いけれども



俺は今までこの状況に出会ったこともないし
俺がこの状況に他人をどうこうさせる権限を持った事もない
が、もし自分が権限を持っていた場合
それを「有り」か「無し」と判断するのはかなり迷う気がする
しかし、その場所がそうなっているということは
その人は「有り」にしたようなのだが
これは難しい問題なのだとと思う

昨日は豪勢な晩飯を食べようとコンビニ弁当を買いに行った
原付で遠出をする時、俺はジャケットというか
ジャンパーを着るのだが、ものの数分でコンビニに着くので
半袖とジーパンで家を出る
もう夏なので意外と寒くない
豪雨になるといつも川になる道路が近くにあるのだが
雨が止んだ今もその場所は5cm程度の冠水模様で
車が通るたびに噴水が二つできるのだが
原付でその状況を作るのは非常にまずいので
時速20km程度まで速度を落としてそれを避ける
霧のような雨を体に受けつつ最寄の宮脇書店の斜め前
ラーメン屋さんの前にあるファミリーマートに原付を止める

そろそろ着脱にも慣れてきたXLサイズのくせに意外と窮屈なフルフェイスをはずし
座席の下にある収納場所にヘルメットをしまいこみ財布だけを持ってコンビニへ
「いらっしゃいませ」と言っていたと思われるが俺の耳には届いていない声は
その時、「2度」聞こえていたことに気づくわけもなかった
その声は1度目より2度目の方が高かったのである

そもそも人間はありえるわけが無い状況を事前に考えるて行動などしない
例えば、「今このコンビにには強盗が入っているから行かないでおこう」
などという理由で別のコンビニに変える人間などこの世に居ないはずだ
そんな事をしていたら疑心暗鬼の嵐に精神をズタズタにされ生きることすら不可能になるからだ
それと同じで、まったく予期しない状況に置かれることなど事前に分かるはずがないのである

この時はカレーとスパイシーチキンと野菜1日これ1本と硬揚げポテト(ブラックペッパー味)
を選んだと思う
問題はここからだ
「ママー、マーマー」
何処かから幼児が母親にすがりついている様な声が聞こえる
このコンビニにはレジが2つあり、出口から見て奥側のレジに俺は商品を置いた
隣のレジには「休止中」の板が置かれていた
俺が自分の商品のバーコードを読み取ってもらっている時に
ふと左にあるレジに客がいっぱい詰まっている(恐らく数千円分)買い物籠をドスンと置いた
休止中の板が置いてあるのにどういうことだと俺は思っていた
そうすると何故か俺の商品のバーコードを読み取っている30台程度の女性店員が
手を止めて休止中のほうに向かっていく、休止中の板をよけていた
俺は様子を見ていると
買い物籠を置いた客が何やら小学1年生と喋っているような顔とそぶりで
喋り始めた
そうして買い物籠から商品を一つ取り出して
「ここ、ここ」
と言いながら誰も居ないレジの前で何やらバーコードを見せているようだった
俺の商品が全て調べ終わりお金を払っている間もずっと
「次はここ、ピッ、ここだね、ピッ、えーっとどこかな、ここだ、ピッ」
などとセルフレジサービスでも始めたかのような独り言を喋っていた
俺は「ありがとうございました」という言葉を浴びつつ帰り際に
休止中であるはずのレジの前にいる客の後ろを通り過ぎつつレジの方を見る
そうすると、そこにいた小さな店員と先ほど俺の商品を扱っていた店員が
手を取り合って一緒にバーコードを読んでいるのがちらりと見えた
(なるほど、コンビニ亡霊の正体はあいつか
だけど、あれはありなのか?
俺には分からない)

そして数日前(現在から見て)俺はまたそこのコンビニに寄っていた
まだそのちびっこは相変わらずレジの後ろでうろうろしていた
今度は「お父さん」といいながら30台と思われる男性の足に抱きついたりしているのが見えた
(なるほど、そういうことか)
これ以上詮索はしなくなった俺は、大満足みかんゼリーだけ購入してそこを後にした

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