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嘉田マニフェストの危機?

2006年12月09日 | マニフェスト
 今日(12/8)の京都新聞「県民の利益・かいつぶり」と題したコラムは、次の書き出しで始まっています。
 
 「栗東市の新幹線新駅ってまだ凍結していないの」。先日、京都市内に住む友人にそう言われた。
 
 「かだ由紀子マニフェスト」では、緊急提言(3つの事業凍結)の中で次のように明記されています。

  新幹線栗東新駅について
 240億円(県負担額は120億円)ものお金をかけて、ほんとうに新幹線新駅は必要なのでしょうか。いったん立ち止まり、かだ由紀子が知事在任中は、凍結します。

 
 「知事在任中は、凍結します」とはどういう意味なのか・・・そんなに幅広い解釈があるとはと思えません。
 知事選直後、嘉田知事は「新幹線新駅は不要。県民が判断した」「凍結は政治生命」との立場を示していましたが、どうもあやしい雰囲気になってきているように思います。

 
 更に、ダム建設の問題についても、なんだか微妙な感じになってきました。
 マニフェストでは「丹生、大戸川、永源寺第2ダムの県支出金合計200億円以上が、県営の芹谷ダム、北川第一、第二ダム建設についても今後数百億円以上の県支出金が必要です。この6つのダム建設計画について凍結します。」と明記しています。
 しかし、6日の定例県議会で芹谷ダムについて「治水対策としてダムによる方向が一定程度有効であると認識している」と発言し、建設容認の立場に変わっています。
 
 また知事は定例県議会で、マニフェストについて「マニフェストサイクルにより事後検証されるもの」としていますが、マニフェストは「気づきの道具である」という側面にこそ重要性があり、事後の評価というのではなく実行過程への関与こそが大切だと思います。・・・約束を果たされなかった場合、その結果を検証しても既に手遅れであり、あまり意味を持ちませんので。
 
 知事の発言・動向を注視していきたいと思います。
 なお、滋賀県議会中継(録画)は、次のサイトで見ることができます。
 http://www.shiga-kengikai.jp/12teireikai.html


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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2007-03-25 07:45:26
最初のマニュフェストは封印されて、新駅については絶対中止だと変えられましたね。
その後半額なら作るぞとすぐに主張を変え、今はまた
別の主張だと思います。

ダムについても全面支援した余呉町長は当選後すぐに
国交省に丹生ダムの陳情に行っています。
マニュフェスト以前に一貫したものが何も感じられないというのが感想です。

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