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持続可能な財政とは

2006年05月09日 | マニフェスト
 政府は、18年度の一般会で30兆円弱の新規国債を発行しています。その内、これまでの債務(800兆円程度)を返済するために20兆円弱を使い、その約半分は利子返済分だそうです。

 債務を返済するために、新たに債務を積み増し、その返済や利子負担のために財政運営がさらに逼迫していくという悪循環を断ち切るためには、その年に必要は経費は、税収など債務以外で賄われるようにしなければなりません。

 
 このことを示す指標のことをプライマリーバランスと言います。


毎日新聞 2006年5月4日
基礎的財政収支(プライマリーバランス)

 公債発行による借り入れを除いた税収などの歳入から、過去の借り入れへの元利払いを除いた歳出を差し引いた収支。黒字なら借金に頼らず行政サービスをまかなえていることになる。赤字の場合、借金残高がどんどん増えていく。借金残高を減らすには、プライマリーバランスで利払い費を上回る黒字を確保する必要がある。




 「政府は、歳出・歳入両面からバランスのとれた財政構造改革を進め、2010年代初頭の国・地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を目指しています。」(財務省HP)とのことですが、予算の作り方そのものを変えない限り難しいように思います。





 さて、滋賀県ではこのプライマリーバランスはどうなっているんでしょうか?

 平成18年度当初予算案の概要によると、「当初予算ベースでは6年ぶりにプラスになりました。」とあります。
 しかし、財源不足のため183億円の基金を取り崩し、県有地を10億円分売却している状況で何故プライマリーバランスがプラスと言えるのか、不思議でなりません。
 
 このことについては引き続き勉強していきたいと思います。
 また、ストックの財政状況を一覧にして財政事情をわかりやすく表した貸借対照表や特別会計などを含めた連結決算等についても検証していく必要がありそうです。


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