怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

心はレンガ色

2006年06月12日 | Weblog
<6月11日(日)>

朝帰りの代償だ。目を開けていてもやっぱり眠気は襲ってくる。3時間では少なすぎた。
8時。相変わらず雨は降り続いている。まったく止む気配はない。10時には事務所へ行って日記を書く。こんな状態でも、頭には文章が浮かんでくるのだから不思議だ。逆に、いつもよりキーを叩くリズムが滑らかな気がする。
作業を終え一度ウチへ戻ると、もうほとんど目が開かない状態に陥った。眠気がピークに達したのだ。ここは素直に寝るしかない。
13時ちょっとすぎのことである。部屋に入りリクライミングチェアを倒す。背を預けると、知らぬ間に落ちたらしい。
時計を見る。気がついた時には15:36を指していた。あっという間に2時間が流れていたというわけだ。

すっかり元気になった怪人クンは夕方、某ビルの3Fにあるスポーツクラブでマシンを動かしていた。16:30。日曜のこの時間は人々が集中する。サラリーマンやOLがプライベートタイムを利用するのだ。ご飯の支度はしなくていいのか?そんなことは余計なお世話だ。主婦らしき女性の姿もちらほら見える。館内中央に位置する広いスペース。ガラス張りのスカッシュコートではボールを追いかける人の姿もある。1対1の闘い。壁に球の音が何度も何度も響き渡った。周りで見ている仲間たちが「決まったなぁ、今の!」とか言いながら拍手を送っている。怪人クンが利用していた腹筋運動の台の位置から、彼らのいる場所はすぐ近くなので声がハッキリ聞こえるのだ。
シャワーを浴びてスッキリする。エレベーターで1Fへ降りる。ここのそれは、今話題の会社製品ではないらしい。無事機械は作動していた。オレンジのランプが「3」→「2」→「1」と順番に点滅する。ドアが開いた。出口へと向かう。ガラス扉の向こうに映る人々が手にする傘は閉じられていた。どうやら雨は止んだらしい。外へ出る。まったく降ってない。

再びウチ。何もなく流れていく。19時すぎから『東京タワー』(リリー・フランキー)の続きを読む。ようやく30ページを通過した。彼の父・オトンとはかなりの曲者のようだ。そのためオカンとは別居状態になる。リリー少年もオカンとともに家を出る。こんなシーンがあった。オトンがリリー少年を動物園に連れて行く約束になっていた。オカンはあとからリリー少年に電話する。
「動物園は行ったと?」
「うん」。
『どんな動物を見たと?』
「おうま」。
『他に何を見たと?』
「おうま」。
『他には?』
「おうましかおらんかった…」。
動物園は競馬場だった。オトンは競馬遊びに息子を付き合わせたのだ。それを知ったオカンが、オトンに散々文句を言ったのは当然である。怪人クンはこのシーンを読んで、しばらく笑いが止まらなかった。

メールを数本やり取りする。あの、“かつどん”とも連絡をしあう。“伝説の女”はしっかり主婦業に専念しているようだ。元気そうでよかった。
もう少しで21時という時刻、テレビのチャンネルをCS放送(スカパー!)に合わせる。懐かしい番組『ドリフ大爆笑』(ファミリー劇場)が映っていた。加藤茶と志村けんの二人コント。歌舞伎役者編。演舞者が加藤。黒子が志村。絶妙な間合い。笑わずにはいられない。
間もなくしてケータイが鳴った。耳を劈(つんざ)いたのは『♪炎のファイター』のメロディー。これは「闘魂猪木塾」の仲間専用電話着信音である。ディスプレイを見る。生徒会長M氏の名。通話ボタンを押す。
『怪人クン?生徒会長M氏です。元気ですか?』
アントニオ猪木さんの叫ぶそれとは違い、落ち着いた口調。ムフフフ…彼らしいなぁ。
「どうも、お久しぶりです。M氏は元気ですか?」怪人クンからも挨拶する。
『ハイ、元気にしてますよ。それでね怪人クン、“業務連絡”なんですけどね…』。
「マジですか!」
“業務連絡”の中身はまたいずれ書くとして。
電話を切ったあと、怪人クンの心にはハーバーライトの灯りがともり、赤レンガ色に染まったのだった…。


※『怪人クン☆cafe』からのお知らせ。本日(6月12日)より、一部“ルール改正”させていただきます。コメンテーター同士の愛の感じられない言い争い、著しく誰かを誹謗中傷した内容のコメントは怪人クンの判断により削除させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。この件について、書き手本人(発端者)からのクレームには一切応じません。
※これまた再登場ですが…。赤く染まる東京駅です(写真)。


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