折々の記

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操体おおほり癒養院体験記 1

2005-02-18 12:00:34 | Weblog
ほんのわずかなお香の香りと、優しいメロディがどこからか聞えてくる小さな部屋だった。

まず足浴の後、服を着た自分の姿が鏡に映される。
精一杯姿勢よく立っているつもりだったので、右側に歪んでいますね、という先生の言葉は辛かった。やや緊張していた気持ちが一気により張りつめた。胸を押されても背中を押されても、すぐにバランスを崩して面白いように身体がふらつく。

ベッドに横になると、初めに足の小指から順に10本の回していただく事から操体は始まった。
右まわり・左まわりと実際に回しながら、どちらが気持ちいいですか、と訊ねられる。
その時の気分や体調によって、気持ちのいい方向が違っているのを初めて知った。気持ちのいい方向でしばらくゆっくりゆっくりと回していただいた。

部屋に一歩はいると、そこからは時間が止まったかのように、ゆっくりまったりとしたペースで全てが進んでいく。
足を伸ばすのも、身体を自由に動かすのも、力を入れないのがコツだそうだ。
起床時に眠くてしようがなくてベッドの中でもぞもぞ動いているのをイメージしていただくといいのだろうか。あるいは湯に浸かりながら手足をう〜んと伸ばしている様子。もっと中にいたい!という心地よい満足感・・・・
身体をゆっくりと動かして、そこで起こる心地よさを感じきる事、その気持ちよさに留まって充分に味わい尽くすことが相談者に課せられた唯一の義務であり最大の権利であるらしい。

私は生まれつき左半身が弱い。反応が薄い。だからこれまでは荷物はなるべく左手に持つなどして、自分なりになるべく自分を訓練しているつもりだった。カウンセリングでいえば、問題解決型という考え方だ。

だが、操体はどちらかというと、私が感じたところ、解決型ブリーフセラピーの考え方に近い。あまり感覚のない左側は今は放っておいて、感じる右側で受け止められる限りの心地よさを味わえばいい。身体はつながっているのだから必ず左の感覚は取り戻せる、と。気持ちのいい部分を少しずつ広げていけばいいのではないですか?とも。
3ヶ月を経た今、それが真実だったのを私の身体は知っている。
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