何度通った事だろう・・・母も妻も呆れていたからな 母もよくついてきてくれた と言うより車に乗ってしまえばどうしようもなく此処に連れて来られるわけだな 母の意思などは無いと言っていい
若い 若い
何度通った事だろう・・・母も妻も呆れていたからな 母もよくついてきてくれた と言うより車に乗ってしまえばどうしようもなく此処に連れて来られるわけだな 母の意思などは無いと言っていい
若い 若い
川崎町から資料が送られて来た 役場に埋文の知り合いを尋ねて行くものだから住所と名前を言っておいたからだ
廃校の教室の一部を資料整理の部屋として使っているので遊びに行った
携帯用の懐炉と言っていい 手あぶり様に用いる土師器 中に火種を入れておく これは戸山原古墳から検出されたものではないけれど
本来はこれくらい綺麗なのだが・・・自然に任せるしかないからな
石室内にも蔓性の草が蔓延っている 古墳探訪するにもシーズンオフとオンがあるぞ
凄すぎる シダに覆われてしまった 皐も見る姿を失っている
古墳だけではない 芝生を貼ったけれどその中に胞子があったのだろうな ここまで来るとどうしようもないからな
シダになる前に 古墳蕨を収穫して・・・ははは
抜いた痕がある しかしこれでは表面を傷つけてしまうから 下手にやってはいけない
緑が目立って来たな
石室前の扉には何時も鍵が掛けられている
この取付道路みたいなものは 古墳発見時盗掘するために造られたものである 本来は石室正面に墓道が延びるのだが
教え子と来ている 誘いに来るんだ
躑躅が周溝の痕跡を示している 蕨が生えてシダになって行く
抜かれて盗難にあった躑躅の痕をうまく隠している 迷惑をかけるなよな
石室が物置になっているじゃないか 以前鍵をかけなかったから草刈り機を盗まれたんだと・・・どこにでもあるようなことか・・・「もう情けないですよ」と「そうよな 周溝を示す皐も抜かれて盗まれたからな」「碌な奴がおらんな」
「あんまりですよ」 嘆くことしきりであった
石室が・・・・物置だ
これが当たり前の姿である 奥壁は鏡石である 玄門の石の左右の長さが違う どうしてこのようなことになったのだろう 両側壁は緩やかな持ち送りである
開錠してあり承諾を得て石室に入っている 複室構造である 前室の側壁 羨門が傾いている その上は隙間がある
何だかな・・・脆弱に見える
玄門 奥壁 鏡石である 左上に危なっかしい石がある・・・うーむ
教え子の身長は190に近いのだがそれ以上に天井が高い 彼が指差しているのは 刻印を打ち込んでいる石 である
整備された場所の後背地には石室の痕跡が・・・
反対から見たところである
そこから少し斜面になっていて 石材らしいものが散らばっている この部分は掘るかどうか聞いたがそれはしないとのことだ