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 15歳で死亡「将来可能性」・・・障害者の逸失利益提訴へ

2017年02月13日 | 一般ニュース
障害者の逸失利益提訴へ 15歳で死亡「将来可能性」
2017年2月13日 (月)配信共同通信社

 2015年に東京都八王子市の障害児施設から行方不明となり、遺体で見つかった松沢和真(まつざわ・かずま)さん=当時(15)=の両親が、安全管理を怠ったとして、施設を運営する社会福祉法人藤倉学園(東京)に、約8800万円の損害賠償を求め、14日に東京地裁へ提訴する。障害があっても将来収入を得る可能性があったと逸失利益を請求する。
 松沢さんは知的障害があり、施設で生活。15年9月、施錠されていない扉から1人で外出し、約2カ月後に相模原市内の山中で死亡しているのが見つかった。
 両親の代理人を務める清水建夫(しみず・たてお)弁護士によると、施設側は賠償交渉で過失を認めて慰謝料として2千万円を提示したが、逸失利益は認めなかった。両親は「死後も(健常者と)差別する姿勢に強い憤りを感じた」と提訴を決意。訴訟では平均賃金から算出した逸失利益約5千万円と、慰謝料約3千万円などを求める。
 10日、取材に応じた父親の正美(まさみ)さん(60)は「息子は親にとって生きがいで将来に期待していた」と語った。
 重い障害がある子どもの逸失利益を巡っては、青森地裁が09年、最低賃金を基準に約600万円とする判決を言い渡したほか、名古屋地裁で12年、約770万円を支払う内容で和解が成立したケースがある。
 藤倉学園の担当者は「安全管理に不十分な点があり、亡くなったのは非常に悔やまれる。裁判については、訴状が届き次第弁護士と相談して対応していく」としている。
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