2012年9月2日(日)
卑弥呼おばさんのお墓の調査に、造園業として石を扱って46年という大ベテランのTさんに現場を見てもらうことにしました。山へ登りだして30分ほどした場所にさしかかると、なんと・・・、鹿がネットに絡まって大変な状態になっていました。ハエやハチも群がり瀕死の状態です。もう何日経っていたのか、恐怖におののき最後の力を振り絞って暴れる鹿をTさんがなだめ、上を向いて半開きの口から乾いたヨダレを流していた鹿さんに、とっさに私は持っていた水を口の中に注いであげました。 そうしたら鹿さんは一変におとなしくなり、鹿さんの頭を私はなでていました。「おお・・かわいそうに・・、もう大丈夫だよ」とテレパシーを送っていました。
Tさんに解放された鹿は、一瞬静止した状態から森へ向かってよろけて転んで、転んでは起き上がりその状態を繰り返しながら消えていきました。 思わぬ体験をしました。 んん・・・、この為に山に呼ばれたのか、誰~れも登らない、誰~れも来ないとろですから、これから幾度となく登らないといけない私としては、この日登ることになったきっかけをつくってくれたTさんに大感謝でした。 もちろん解放してくれたことも・・。
鹿さんの片方の角は、完全に根元から折れて痛々しい状態でした。
ああ・・お母さんお父さんに鹿さんは無事に再会することができたのでしょうか。
ああ・・元気でいてるかなぁ・・
・・・
頂上では、方位磁石がぐるぐる回る丸い石の処へTさんを案内すると、「なんとも言えない何かを感じます、安らぎを覚えます」と感慨深げに眺めたあと、「この丸い石と隣の石との隙間には必ず小さな石をかませているはずです」と言ってその場を丁寧に掘ると、「やっぱりありました」と、予測通りの造りになっていて、「さすが、プロ!」と感心する私でした。 Tさんは、その部分を丁寧に掘り、石の頭を刷毛で丁寧に掃くと、中心の細長い石をきれいに取り囲むようにした石組が姿を現しました。 その部分に方位磁石を近づけると、全ての石で強烈に方位磁石は方位を変えていました。
「んん~~~ これはどう考えても自然ではありませんね。間違いなく人工的です!」との評価でした。その後、鉄塔がある方へと下りて行って帰ってきたTさんは、「間違いなくここは磐座(いわくら)(古代祭祀跡)ですね」と言ってましたが、意味ある方角からキッチリと頂上に向かって興味ある石が並んでいます。 素晴らしいところです。