篝の明日をrewriteする日記

私が日々思った事を書いたりSSを書いたり色々するブログ

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ひぐらしのなく頃に 光探し編

2017-04-05 06:51:51 | SS
またもログイン出来なくなり新規開設。
内容は何時も通りですからご安心を
では本題ひぐらしのなく頃に
初めて地の文に挑戦

どれだけ繰り返せばこのループから抜け出せるんだろう。

私はまた殺され、ループして目覚めた。

また隣に居る羽入に聞いた。

「今日の日付は?」

「昭和58年6月15日なのですよ。」

その答えに私は愕然とした。

巻き返す時間が短くなるのは分かってたが余りに足りな過ぎる。

ふーと嘆息して、学校に行く支度をする。

何百何千もの繰り返しで無言でも何を言いたいかは分かる。

学校に着くと圭一、魅音、レナが居るが沙都子の席が授業が始まっても空席だ。

学校に来ないという事は叔父がこの世界でも虐待してるんだろう。

私は内心で落胆した。

やはりこの世界もダメね。

落胆したまま授業も終わり、圭一に声を掛けられた。

「沙都子の見舞いに行こうぜ。」

「勿論ですよ。僕と沙都子は親友なのですから。にぱー。」

いつも通り私は答えた。

「交通事故だなんて災難だよな。
沙都子の怪我も酷いが叔父さんの怪我も同じかそれ以上に酷いから心配だよな。
まあ仲良く入院してるから叔父さんの所にも見舞い行かないとな。」

いつもと180度違う圭一の答えに私は唖然とした。

叔父と入院?

そんな危険極まりないじゃ無いか。

ライオンと小動物を一緒にするようなものだ。

勿論ライオンが叔父で小動物が沙都子。

そんな私は更に唖然とさせられた。

「聡史が心配して今日も休んでるんだよな。
入院中は病院の看護婦に任せれば良いと言っても親の様に大切に育ててくれた叔父と可愛い妹を自分で看病したいってさ。」

この世界は今までと全く違う世界だ。

聡史が居る。

いや聡史が居る世界はかなり稀だが有った。

しかしそれは叔父に沙都子と一緒に虐待を受けてる世界でしか無かった。

叔父が善人?

全く予想外の展開に唖然とさせられたがいや善人なんだから良い世界じゃないか。

私は今度こそループを抜け出せると希望を抱いた。

沙都子を見舞いに行くと足にギブスをはめた痛々しい姿ながら明日叔父と一緒に退院が決まった事。

暫く自宅静養したら学校に行ける事。

目処が付いたから明日から聡史が学校に行ける事が分かった。

「梨花ー。楽しみになさいなー。」

そう元気に挨拶して別れた。

叔父に見舞いに行くと
「よー来てくれはったね。
ありがとうな。」

にっこり柔和に笑う叔父。

見た事ない表情にこれは叔父じゃないんじゃないかと思いもしたがでっかい体格も顔も叔父そのものである。

良い人を演じてる感じも全く無かった。

私は何百何千と繰り返し生きて来たから嘘はすぐ分かる。

圭一も叔父も他の誰も嘘は吐いてない。

家に帰った私は羽入に報告した。

羽入は驚きながらも

「いやー良い人なのは単純に良い事ですよ。」

全く神様と思えない単純さだが私も良い事だと思うから否定はしない。

気分良くその日はグッスリ眠った。

翌日
「た、た大変なのですよ。」

羽入の声で目を覚ました。

「どうしたのよ。羽入。」

「餅ついて聞いてくださいよ。」

「餅ついてどうするのよ。
落ちついてでしょう。
羽入が落ちつきなさいよ。」

羽入が

「あうあうあう。」

全く頼りにならない神様だ。

「中国の故事で人間万事塞翁が馬という言葉が有ります。
これは良い事と悪い事はトータルで見たらプラマイ0で同じ意味で幸渦はあざなえる縄のごとしと言う言葉が有ります。」

大変だと叩き起こされた結果がこんなお勉強?

私は呆れながら

「何処が大変なのよ。勉強会なんかしなくたって羽入より頭良いわよ、私は。」

羽入はあうあう言いながら

「大変な事の説明ですよ。」

私は答えた。

「その大変な事を言いなさいよ。」

羽入は答えた。

「叔父が死にます。」

私は卒倒しそうになり答えた。

「何故そうなるのかな?かな?」

ダメだ。混乱しすぎてレナの様になってしまった。

羽入の説明を要約するとこうだ。

叔父が善人なのはバグである事。

バグは排除されるべきである事。

叔父が善人である以上バグで殺されてしまう運命である事。

理解はしたが納得はしていない。

いや出来る訳が無い。

善人であるから殺される?

そんな馬鹿げた話があるだろうか?

しかし私は羽入という神様を知って居る。

あうあう言ってる頼りにならない神様だがこういう見立てに関しては外す筈が無いのだ。

「あくまでもバグだから例え叔父が殺されてもループからは抜け出せるのですよ。
叔父には可哀想ですが。」

不幸中の幸いとでも言いたげな羽入の発言に私は激昂した。

「羽入、貴女は叔父を見てないからそんな事言えるのよ。
この世界の叔父はとても良い人で沙都子と聡史を親の様にいや親以上に可愛がり、毎年慈善団体に寄付する様な人なのよ。
そんな人が殺されるのが不幸中の幸い?
貴女殺されてみなさいよ。
どれだけ苦しいか。」

ピシッ

気付けば羽入の顔を叩いていた。

羽入はあうあう言いながら

「ごめんなさい。如何に回避するか考えるのですよ。」

私は少し落ち着きを取り戻し

「私こそごめんなさい。
叩いたのと殺されてみなさいは言い過ぎだわ。
学校から帰ったら予防策考えましょう。」

学校に着くと聡史がみんなと和やかに談笑してる。

あー思い描いた光景なのに叔父が殺され、聡史達が苦しむと思うと辛すぎるのですよ。

「ねえ。梨花ちゃん。」

聡史に声を掛けられる。

私は平静を装い

「お久しぶりなのですよ。にぱー。」

と答えた。

聡史は

「むぅ。」

と言い

「いつもの梨花ちゃんと違うから心配でさ。」

優しい聡史。

私は努めて冷静に

「心配無用なのですよ。
久しぶりだから少し緊張してるかもしれないのです。
すぐ慣れるのですよ。にぱー。」

と答えた。

家に帰ると羽入が

「回避策考えたのですよ。
私が叔父を怒らせて殴られます。
殴る=善人じゃない=バグじゃないから殺されないとなるのですよ。」

うん、筋は通ってる。

しかし

「ねえ。羽入。この世界の叔父は本当に良い人よ。
そんな人が怒る位なら兎も角殴るなんて何するつもりよ。」

羽入はごそごそと花火を取り出し

「アホだのバカだの悪口を言いまくるのですよ。」

私は嘆息し

「そんな事で殴る訳無いわよ。」

羽入はならばと

「これはしたくなかったですがやむを得ません。」

と言い花火を取り出した。

「このロケット花火に火を付け、叔父に向け発射ですよ。」

いやいやこれで殴っても殴った=善人じゃないにならないわよ。

殴っても誰もが許すわよ。

というかそれ以前にロケット花火に火を付けて叔父に発射したらそれで叔父死ぬわよ。

突っ込み所が有り過ぎて言葉にならない。

ガタッ

物音がして外を見れば叔父と沙都子と聡史が立っていた。

「聞くつもりは無かったんだが聞こえてしまってな。
わしは殺されるんわいな。」

叔父は言う。

ゲームの話とでも誤魔化そうと思ったが無理だと悟った。

「ええ、そうなのです。」

「嫌、嫌ですわよ、大切な叔父様が殺されるなんて。」
沙都子が涙ながらに言えば

「僕だって叔父さんが殺されるなんて嫌だよ。
でも悪い冗談言ってる雰囲気じゃないし。」

と言う聡史の声も涙ぐんでいた。

「こうなれば叔父様を徹底的にガードしますわよ。
と言っても私はご覧の通りの様。」

とギブスを見せ

「頼みますわよ。
梨花に羽入。」

羽入はたじろぎ

「梨花は兎も角初対面の僕を信じてくれるのですか?」

と問う。

「私が信じる梨花が信じる人なら私も当然信じますわ。」

こともなげに沙都子は言う。

「一週間大丈夫ならもう大丈夫なのですよ。」

と羽入が言う。

羽入の説明を要約すると
これから一週間の間のいつかに興宮の男が叔父を殺しにくるのが見えるそうだ。

理由は良い人と慕われる叔父が羨ましく妬ましかったから。
叔父は慈善家として雛見沢だけでなく興宮でも知らない人は居ない有名人で有った。

それから一週間四六時中羽入、梨花、聡史の三人が叔父をガードした。

梨花は守られる側ではと問うたが梨花が殺されるのは他の人が殺されたからそれをやり直すため殺されるんだから他に殺される人が居なければ梨花も殺されないと言うのが羽入の説明。

そして最終日興宮の男が叔父を殺しにやって来た。

男がウォーと奇声を上げながら包丁で叔父を襲う。

私は電話で警察を呼ぶ。

羽入があうあう言いながら必死に叔父をガードする。

聡史が金属バットで男に殴りかかる。

「うわっ。」

男は態勢を崩す。

しかしすぐ態勢を立て直し襲い掛かる。

その時、

「ほらっ逮捕ですよ。」

大石達警察が到着。

速やかに男は逮捕された。

その後一ヶ月様子を見たが全く平穏だ。

そう私はループから抜け出したのだ。

雛見沢症候群は疑心暗鬼で何もかも敵にみえ、末期になると堪らなく痒くなり首を掻きながら死ぬ病気。

聡史や沙都子を虐待する叔父も有る意味雛見沢症候群の被害者だった訳だ。

その叔父が善人で有った時点でこの世界は抜け出せる世界だった訳で。

まあサイコロで6が出続けるような奇跡だけど私は成し遂げた。

いや私よりも大切な仲間達。

彼等の力に感謝したい。

終わり






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