鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

卒業研究終了(1・増補)〜その目的〜

2017-03-15 14:35:56 | 卒業研究(耳鍼,統計学)
卒業研究終了した(自身の問題としては)、これまで何度もそれについて云々してきたので、完成した?ものを、今回は「目的」を次回は「考察」をアップしておきたい。但し、現在おこなっている卒業研究そのものではなしに、自身の書いた部分のみの、それを自身の認識のままに、という形ではある。理由は、卒業研究がグループ研究であるので……。

「耳鍼による人間の体重変動について〜卒業研究を通して統計学を実践的に学ぶ〜」

「目的」
人類の歴史において社会が豊かになることの反面として、いつの世にも肥満(とそれにともなう病氣)ということが問題となっており、特にそのことが一般的になってしまっている現代日本社会においては、すでに肥満が豊かさや富の象徴とは社会的にはみなされなくなってきてしまっているということもあって、それは個人にとっても社会にとっても大きな問題となっており、そのことへの対処法が切実な問題として求められている。

それらは食、運動の偏りの結果であり、生命の歴史においては生命体の誕生以来、人類に至る以前は直接的同一性を保ちつづけていた、また、人類においても本来は直接的な同一性を保ちつづけているべきである代謝と運動のバランスが、異常というほどにまで偏り歪んでいった結果である、とともに何よりもそれらを偏らせている大元の認識の偏りの問題でもある、と理論的には捉え返すことが可能であっても、現実的には、ダイエットとそれにかかわる問題がテレビ、雑誌等のマスコミを日々賑わせ、その情報に多くの人人が右往左往させられていることに見るように、確固たる対処法は未だ無いのではないか、と思われる。

本研究は、そのような問題を孕む肥満に対しての「耳鍼」の効果である、先行研究にみられる「『耳鍼』には、標準体重を上回るものは体重を減少させ、標準体重を下まわるものは体重を増加させる、標準体重のものは標準体重を維持させる、という形での標準体重に戻そうとする機能を働かせる効果があるのでは無いか」(「耳鍼による体重管理」信州医療福祉専門学校による)ということの、そのことが東洋医学的な治療の特性でもあるととらえての、その検証を目的とした。

併せて、『統計学という名の魔法の杖』(本田克也 浅野昌充 神庭純子著 現代社白鳳選書)に学ぶことでの、統計学の実践的な学びを目的とした。

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