岩谷産業は、水素エネルギー社会の早期実現に向けて商用水素ステーションの整備に取り組んでいるが、このたび、2017年度中の完成をめざし、岡山県内初となる「(仮称)イワタニ水素ステーション 岡山南」の建設を行う。
定置式の同ステーションでは、主要機器類をユニット化してひとつのパッケージ内に収める方式を採用し、省スペース化と現地工事縮小による建設コスト削減を図る。また、FCV普及による充填台数の増加に対しては、圧縮水素の貯蔵量を増加させることで対応が可能。
同社はこれまでに全国22ケ所の水素ステーション建設を行ってきたが、今後の地方都市への展開や、土地の制約が多い都市部における水素ステーションのモデルの一つとして考えている。