MBA -30歳からの挑戦-

30歳を機にMBA取得を志した挑戦者の、勇気あるも困難に満ちた成長物語。アメリカから帰国後、再就職しました。

ビジネススクール授業終了

2007年05月10日 | MBA・留学

ゆっくりのようで、光の速さで過ぎ去った日々…。

ビジネス戦略にまつわる最後のプレゼンテーションをもって、
私のビジネススクールでの授業がすべて終了した。
今、私はこれまで学んだことを振り返りながら、
荷物のパッキングをかねて、教材の整理に取り組んでいるが、
渡米直後のセメスターに受けた授業の資料に目をやると、
あのときの気持ちが鮮やかによみがえってくる…。

決して勉強ができる方ではない私は、
みなが涼しい顔でこなせることでも理解に時間がかかった。
その分、予習や復習に費やす時間は人の倍以上必要だった。
それでも、理解しようと必死にがんばったことで、
たくましい精神が育まれたし、
辛抱強く物事に取り組む姿勢や根気を習得することができた。
また、アカウンティングやファイナンスの授業の資料には、
いろんな人々に助けてもらった「しるし」が残っていた。

「2年間で何を学んだか?」と聞かれると、
きっと多くのMBAsは「一言で表現することはできない」と答えるだろう。
授業で学んだ様々なケース、数え切れないほどのプレゼン、
多彩なビジネステクニックやマネジメントの一旦を担うということの
社会的責任、メンタリティー、
教授やクラスメイトとの交流、そして彼ら、彼女らとの将来のコネクション、
文化を超えた人間同士のつながり…。
どれも優劣のつけがたいかけがえのない体験である。

さて、私の場合、2年間を一言で表すとしたら、
それは「perseverance」となる。
言葉の意味は、それぞれに調べていただくとして、
私のアメリカでの2年間は、
まさにこの「perseverance」というものを深く深く理解し、
身につけるためにあったと心からそう感じている。

人生というものを「一つの大きな旅」と考えるとき、
私は旅のそれぞれの時期、過程に応じて、
必要な人や知識、そしてモノが、
望む、望まざるに関わらず、我々の周りに集まってくると考えている。
登山をする際には、登山にまつわる知識や道具をそろえるし、
海への冒険にでかける際には、海の有識者や、経験者に話を聞くように、
私は「ビジネス」にまつわる道具や知識について学び、
そして、ビジネスの有識者や、
共に成功者を目指す仲間とめぐり合うことになった。
まさに私が求めたように、求めた人と出会い、
必要な知識を得られたのだ。

単なる偶然といえば、それまでだが、
学んだ授業、出会った人々を考えると、
「会うべくして会っている」としか考えられないような出会いがある。
そして、留学前にはまったく知らなかった土地にある大学で、
中身の濃い時間を過ごせたことを、
今ではとても感謝している。
このビジネススクールで学べて本当によかった。

出会いがあれば、別れがあるわけで、
授業が終わって以来、知人と毎日のようにお酒を飲みながら、
2年間の反省と今後の夢について熱く語り合っている。
そして、この数々の熱い会話を通して、
私は何度も何度も「ビジネススクールに挑戦してよかった」と、
想いを新たにした。

残すは卒業式のみ。
お世話になった人々に感謝し続けて、矢のごとく過ぎ去るアメリカ生活を、
気持ちよく締めくくりたいと思う。

グラスはようやく半分満たされた。
しかし、溢れるまではまだまだ長い道のりである…。





5/09 エクササイズ: ウォーキング 63/100


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2 コメント

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おめでとうございます (tetsu)
2007-05-21 18:12:26
Perseverence. 素晴らしいですね。

僕たちは5月27日で一年目が終わる。。。死にそうに辛かった時もありましたけど、まだまだですね。。。

本当におめでとうございます。
ありがとうございます (kafus)
2007-05-28 14:07:58
tetsuさん、

コメントありがとうございました。
kafusは無事にMBAを取得することができました。

tetsuさんは1年目を終えるところだそうで、
これから2年目はエレクティブが中心となるので、
どんどん充実した時間になっていくかと思います。

何かと苦労の多いMBAですが、
いつも前向きに、これからもがんばって下さい!