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エンドオブホワイトハウスとホワイトハウスダウン

2016年07月23日 | ドラマ
エンドオブホワイトハウスとホワイトハウスダウン

映画の題名ですが、似ています。内容も似ています。でもかなり違うとも言えます。

エンドオブホワイトハウス、は主人公の野性味が強い方です。とにかく殺しまくる作品。こっちをAとします。

ホワイトハウスダウンは主人公の娘が登場するややヒューマン色の強い方の作品です。こっちはBとします。

AとBでは、悪役の出身が違います。Aは単純で、北朝鮮(厳密には、北朝鮮からも外れたテロリスト、)。

Bはややこしくて、シークレットサービスの親玉が犯人。さらに黒幕がいて下院議長です。大統領は死んだことになり、副大統領も殺され、一時、下院議長が権力を掌握。クーデターものです。

Bの主人公は人の親で、スーパーマンでもなく、残忍ということもありません。犯人を撃つだけです。

Aの主人公はよくある「軍特殊部隊出身」で、かなり残忍です。犯人なんて簡単に殺すし、拷問もするし、裏切った仲間も躊躇なく殺します。ジャックバウワー型です。

まあ、どっちもありえない作品で、リアリティはないし、リアリティなど追及もしていません。

Aの方は大統領が地下に避難する時、韓国の首相だけでなく、首相のお付きも地下壕に入れ、結局その「お付き」が主犯です。ありえない。

Bの方は、大統領のせいで息子が死んだと思っている人間がシークレットサービスの親玉で、結局その人物が犯人です。ありえない。

というわけで、どっちもありえない作品ですが、ハードボイルドが好きな方はA、ちょっとはヒューマン色が欲しいという方はBでしょう。

時間があれば両方。娯楽作品としてはいい出来だと思います。



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