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おんな城主直虎 嫌われ政次の一生 死刑シーンの原型というか

2017年08月23日 | ドラマ
おんな城主直虎

ホームドラマだと思って油断してましたが、前回のはりつけシーンはなかなかのものでした。

他に類型はあったかな、似たシーンが大河ドラマにあったかな、と考えてみますと、「ない」ですね。

「女が愛する男を深い悲しみの中で殺す」というシーンはない。「おんな大河」そのものがなかったのですから、「ない」のは当然ですが。

「愛する友を殺す壮絶シーン」ならあります。

「黄金の日々」

杉谷善住坊の「のこぎり引き死刑シーン」

金ケ崎退却途中の織田信長を狙撃して捕縛された杉谷善住坊は「のこぎり引き」というとんでもなく残虐な方法によって殺されます。

道を歩く人々に少しづつノコギリを引かせるのです。そうして首を斬る。徐々に死んでいく残虐な刑です。

それを知った「長年の友」であるルソン助左衛門(松本幸四郎)は、あえて「とどめをさして」、杉谷善住坊を苦しみから救います。

杉谷善住坊役が「拓ぼん」と言われ親しまれた川谷拓三ですから、普段はニコニコしている感じで、それだから一層哀しみも深まります。

壮絶なシーンでした。DVD見直す時もあまり見たくないので早送りしました。

あと

「秀吉」における「石川五右衛門釜茹で」

秀吉と石川五右衛門は「幼馴染」、家族のような関係だったという設定です。

ただし、演出がやや豪華で、それだけに悲壮感はやや弱かった感じがします。

これはちょっと毛色が違いますが「翔ぶが如く」における西郷の死。見方によっては大久保が殺した、とも言えます。

大久保の深い悲しみが印象的でした。

前回の直虎のシーンはちょっと驚きでしたが、他にほとんど類型がないので、驚いたのだと、おそらくですが、そう思います。


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