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余命90分の男

2015-02-19 | 2015以前の映画評


「余命90分の男」 フィル アルデン ロビンソン監督 米 △

 癇癪持ちのヘンリー(ロビン ウィリアムズ)が、医師のシャロン(ミラ クニス)から「あんたの余命は90分」と宣告されます。90分で一体何ができるのか、ヘンリーは病院を飛び出し街中を走り回るのですが・・・。
 25年前までは家族揃って幸せだったヘンリーですが、長男を事故で失ってからは偏屈で癇癪持ちの孤独な男になっていました。一緒に法律事務所を経営している弟だけが唯一の理解者でした。一方シャロンは理想に燃えて医師になったものの効率が優先される医療現場で納得できない仕事をさせられています。そんな時、愛猫は死んでしまうし、その上不倫までしていて二進も三進も行かない上に患者できたヘンリーには一方的に怒られすっかりキレてしまいます。そして言ってはいけないことを言ってしまい、飛び出したヘンリーをあわてて追いかけるのでしたが・・・。
 「家族が一番大切」と気づき妻や息子に連絡を取りますがすげない返事、「生前葬をする」と25人も招待したのに現れたのはたったひとり、ヘンリーは一体何が間違っていたのでしょうか。
 ドタバタするヘンリーをロビン ウィリアムスが人間味あふれる演技でコミカルにそしてしっとりと演じています。この作品が遺作となってしまったのは本当に残念です。
 タバコは、冒頭の病院の入り口付近で医療関係者が喫煙していました。(△)

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