「植物図鑑 運命の恋、拾いました」 三木康一郎監督 ◯
ベストセラー作家有川浩原作の小説を映画化しました。
不動産会社に務めるさやか(高畑充希)は駐輪場で樹(岩田剛典)と出会います。「拾ってください。」と言われとりあえずカップ麺を食べさせ一晩泊めてあげます。翌日には手作りの朝食とお弁当が用意されていました。礼儀正しくよく働く樹を半年の約束で同居させ、さやかは毎日おいしい食事に満たされるのでした。休みには野草を「狩り」にでかけ二人で食事の準備をするようになり、さやかの気持ちは樹に惹かれていくのですが・・・。
食事が充実すると人生そのものが豊かになっていく様子を主演の高畑が魅力的に演じています。職場の嫌な上司(ダンカン)に言い返す場面には拍手したくなりました。岩田の魅力もありますが、男性の樹が料理上手なこと、女性のさやかが「料理はできない。」などジェンダー的にも女性観客には気持ちの良い作品です。紹介される料理が素朴なものが多くその点にも好感が持てました。フードディレクターはどなたでしょうね。
タバコは、なし。無煙です。さすがEXILE関係者。