無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

PK ピーケイ

2016-11-01 | 2016外国語映画評


「PK」(ピーケイ 酔っぱらいの意) ラージクマール ヒラニ監督 ◯ !◎ ☆☆☆

 「きっと、うまくいく」の監督と主演が再び放つ素晴らしい作品です。
 留学先のベルギーでパキスタン人の恋人と別れたインド人のジャグー(アヌシュカ シャルマ)はデリーに戻りテレビ局で働いていました。ニュースになるネタを探しているときに電車の中で奇妙なビラを配っているPK(アーミル カーン)と出会います。出会う人に奇妙なことばかり訪ね、酔っぱらい(PK)と呼ばれていました。実は、彼は遠い星から地球調査にやってきたのですが、宇宙船を呼ぶリモコンを取られてしまい途方にくれていました。誰もが「神様に祈るしかないね。」というものですから、インド中のさまざまな神様にお願いしますが思うようにならなかったのです。そんなPKに興味を持ってジャグーは近づくのでした。
 例えば、心で思っていることと言うことが違っているなど、地球人には常識でも宇宙人には非常識な事柄、さまざまな宗教の違いや矛盾などがPKの目を通して描かれます。ラブストーリー、社会的ドラマ、SFコメディ、といった要素を一つの作品に織り交ぜ、笑いと涙に溢れた秀作です。ラストの展開が圧巻で感動ものです。もちろんインド映画得意のダンスシーンも楽しめます。今年度外国語映画ナンバーワン決まり。(☆☆☆ ☆3つは今年初めての作品です)
 欲を言えば、邦題にもうひと工夫ほしいところです。サッカー映画と勘違いしそうです。
 タバコは、なし。無煙です。(◯)「タバコは毒」などのタバコネタも幾つか登場します。(◎)

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