無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ピーチガール

2017-06-11 | 2017日本語映画評


「ピーチガール」 神徳幸治監督 ◯

 上田美和の人気コミックが原作です。
 もも(山本美月)は水泳部だったせいで日焼けしているのが悩みのタネで今日も黒い日傘に黒手袋で通学しています。気になる男子はとーじ(真剣祐)ですが、親友のふりして実は小悪魔の沙絵(永野芽郁)はももの好きなものはなんでも先取りしてしまい、とーじにも近づきます。一方、校内一のモテ男子カイリ(伊野尾慧)はあるきっかけでももと出会い次第にももに惹かれていくのでした。しかし、そこにたちはだかるのがいつもの沙絵なのです。
 甘ったるい青春物ではありますが、少年少女はこのような作品から映画館に足を運ぶきっかけとなって「あーおもしろかった。◯◯ちゃんかわいい。」とか「◯◯くん素敵。また見に行こう」となればそれなりに目的は達成できているのでしょう。
 江ノ島の風景がよかったです。小悪魔役の永野芽郁も可愛いだけじゃない、感じでした。
 タバコは、なし。無煙です。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと今から仕事やめてくる

2017-06-11 | 2017日本語映画評


「ちょっと今から仕事やめてくる」 成島出監督 △

 北川恵海のベストセラー小説を映画化しました。
 仕事のノルマがきつく上司にはパワハラを受け、電車に飛び込もうとしていた隆(工藤阿須加)は、小学校時代の同級生ヤマモト(福士蒼汰)に助けられ、その後何度かピンチを救ってもらいます。しかし、ヤマモトは得体が知れず調べてみるとなんと3年前に自殺していたのです。訳がわからなくなりヤマモトの経歴を知る人(小池栄子)を訪ねるのでした。 
 暴君のような上司役の吉田鋼太郎とその暴君の下でエースとして活躍するワケアリの先輩黒木華がそれぞれ好演しています。某広告代理店並みの「なんだこりゃ」と思える十訓も効果的で、現代社会の問題を浮き彫りにしました。ただ、(以下ちょっとネタバレ)解決先は日本国内にはなかったのでしょうか。日本の子どもだって天使に変わりはありません。小池栄子の下で働くという選択もあったのではないでしょうか。海外に出れば解決するというものでもないと思うのですが。
 タバコは、ほとんど無煙でしたが、なんと主人公二人が食事とお酒を楽しむ寿司屋のカウンター席の客が喫煙していました。(2回)2020年に向けてタバコ規制を世界水準にしようと厚生労働大臣が頑張っているという矢先に飲食店、それも寿司屋、それもネタに近いカウンター席で堂々と喫煙する大人はいかがなものでしょうか。この場面は本当に残念でした。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする