通し稽古をひととおり見て気になる点などプオンと話し合い、これからがまだ大変ではあるのだけれどもちょっと目途がついたというか。
そうしてまた毎日雨。もう、どこへ行くにもカッパがなければ無理だ。ちなみに私のカッパは、いつのかわからないくらい古いミズノの製品（たまたま物置に見つけたのでスーツケースにつっこんできた）なんだが、これが意外と丈夫でよろしい。市場でこれを着ていたら、通りかかったおばちゃんが、「 . . . 本文を読む
9月15日
13日の通し稽古のあと、土曜日に雨でできなかった分をいちにち空けてやることに。本日は、「プロムミアの矢」の章。スバエク・トムの演目の中で最もたくさんの人形を使う、壮大なる章。チアンじいちゃんが亡くなってからは長くこれを演じる機会も、練習する機会も作れていなかった。ここ数カ月、練習日はほとんどこの章の練習をしてきたという。
使う人形が多く場面も変わるので、物語の展開がなかなか複雑。その . . . 本文を読む
19日に帰国したけど、シエムリアプ日記をもう少し。
9月13日。
夕方から通し稽古。なんのための稽古かというと・・・なんだか公表されてないようなので、公表されてからにしよ。
「ポンニャカーイの章」～「蛇の矢の章」で1時間半の演目にする。「ポンニャカーイの章」は、以前は「ポンニャカーイ、セダーの亡骸に化けて水辺を漂うの章」と言っていたのだが、タイトルとしてあまりに長いので、最近は省略してる。こ . . . 本文を読む
ツアーが終わったら、ちょっと気が緩んで水分補給を怠った。常々気をつけていないと、水を飲むのを忘れちゃうんだよね。夕方なにやら急に頭痛と吐き気がしてきて、ああ、いかん、水分不足だと思って慌ててコップに2杯水を飲んだのだけど遅かった。こうなったら、あれです。
ベッドに倒れ込んで、「チュアン～、お願いしますぅ」。
コ・クチョルです。タイガーバームを背中に塗りながら、コインでこするやつです。「あんた、コ . . . 本文を読む
最終日はトンレサープ湖の見学で、コンポン・プロック村を訪ねるオプショナルツアー。
エンジン音のすさまじい観光船で30分ほど浸水林の間の水路を行くと、目の前が開けて大湖原（って言うかな？）に出る。と、きゅうに船が上下に揺れる。思いのほか波が高くてすぐに引き返すことになった。広い湖原（って言う？？）を漂いたいのに残念だなあと思ったが、その先に浸水林を楽しむ行程が待っていた。手漕ぎボートに分乗して浸水林 . . . 本文を読む
昨日が星空だったんだからもしかすると朝焼けだって期待できる。というわけで4時半起床の5時出発でアンコールワットへ。お堀の前で、参道から、池の前で・・と場所を変えつつ、変わっていく空の色を眺める。塔の北側から朝日が昇る。見事な朝焼け。
いったんホテルに戻って、朝ご飯を食べて再出発。
午前中いっぱいアンコールワット。ワットの前のレストランで昼食、すぐさま午後の部へ。アンコールトムの南大門、バイヨン。 . . . 本文を読む
ワークショップが終わって、いったん一座から引き揚げて休憩（ちなみに休憩は、バンテアイ・スレイ・レストランで。一ノ瀬泰造の写真が展示された一室がある）。私は一座に戻って字幕の準備。
7時半にみなさまのご到着。説明は省略して、さっそく上演開始。
演目は、ポンニャカーイの章から蛇の矢の章まで。ココナツが充分に用意してあったし、音楽が最後までゆったり力強かったのがよかった。音楽がよいかどうかはものすごく . . . 本文を読む
ツアーのメインのね、スバエク・トムの日。
丸一日のおつきあいとなるので、まずは一座全員の紹介から。短いワークショップ＆上演では全員を紹介することないのだけど、紹介すると、とくにいつも座りっぱなしで終わってしまいがちな楽士たちは、ふふ、と照れ笑い。できるだけいつも全員紹介をするといいなと思った。
ワークショップは、スバエク・トムと一座の歴史の説明から始まる予定が、こちらもまたトゥイ氏が即座に実 . . . 本文を読む
午前中は、まさかの（いや決まってはいたんだけど）室内講座。カンボジア語と現代史。
カンボジア語は、発音の特徴、文字の基礎、文法の規則、それから旅行中に使えそうなことばを。あまり深みに進まないよう軽くやるつもりでいたら、みなさまの好奇心で質問続出。「名前を書いてみる」では予想外に盛り上がってびっくり。楽しんでもらえてうれしいです
午後は、古典舞踊のソコン先生のところへ。古典舞踊についてのレクチ . . . 本文を読む
ツアーのみなさまの滞在中は快晴続き、みなさま帰国した翌日から雨が続くシエムリアプ。
晴れはカミサマが必要だと思ったときに、なんだな。
そろそろ日記をここに写しとこう。
9月3日
古典舞踊のコン先生に会いに行く。先生、81歳。お元気でよかった。実は4月に会いにいったときはとても具合がわるそうで横になっていたので、心配していた。先生は、ワット・ケーサララームの中にお家を建てて住んでいる。練習場 . . . 本文を読む
