今日の「てんがらもんラジオ」は、
http://www.ustream.tv/recorded/105936518
四字熟語に「刮目相待(かつもくそうたい)」というのがあります、ありますと言っても私も今知ったことです。
以前、ある講演で「男子三日見ざれば刮目して見るべし」と言われたのが頭に残っていて、今日の「てんがらもんラジオ」を視聴し終わった時浮かんできました。「男の子は成長が早いから三日会わずに、会った時は目を見ひらき見なさい」とでも言う意味です。この刮目から刮目相待を知ったのです、刮目相待は中国の故事から来ているのですが、同じような意味です。
それがなぜ「てんがらもんラジオ」の感想のなかに出てきたのか、実は先週の川柳のこの一句、七曜の巡る速さに息切らし がずーと頭に残っていました。日々刻々の情勢の変化は切れ目がない、切れるのは息だという思いです。それを象徴したのが安倍内閣への支持率の変化でした。いやはやこの変化はドラマで、森友学園問題が出始めていた2月頃60%台だったと思います。6月の頭位でも50%位だったのです、それがこの一週間の数値が20%台ですから、息は切れても目が離せない状況です。
さて、息切れしつつも刮目して見ようとする時、浮かぶのがこの一句、
七日だけいのち謳えよ蝉しぐれ です、この句に日野原さんの最期が重なります。日野原さんの言葉「死とは生き方の最後の挑戦」に蝉たちの七日を重ねてみます。吉田松陰の言葉「どんな短い人生にも春夏秋冬がある」に倣って言えば、鳴き始めた1日目は春、七日目は冬です。この間に蝉たちは各々自分の種(しゅ)の継承に命をかけています。人間の生き方は蝉とは違い社会的な意味を持っています、kaeru蝉の七日目の声も「最後の挑戦」に相応しいものにせねば、と心しました。
漢字辞典によれば「独唱するのは歌、みなで声をそろえてうたうのを謳という」そうです。「うたごえ」ののびたさんらしい句に、kaeruも謳として声を揃えねばと思うのです。